僕と猫のブルーズ

好きな音楽、猫話(笑)、他日々感じた徒然を綴ってます。
コメント欄はモラルを守った上で御自由に書込みどうぞ。

村上隆「五百羅漢図」と「HAPPYな日本美術」

2016年02月13日 | Art・本・映画
2/11の休日は嫁@パンダと六本木森美術館に行く。
村上隆「五百羅漢図」展を観るため。
http://www.mori.art.museum/contents/tm500/
村上さんのアニメ萌えキャラをモチーフとした作風はあまり好きじゃないんだけど
日曜美術館で特集を組んでいて、これはかなり気になっていた。
入るまではかなり待たされたけど、入ってからはゆったり見れました。

なお、今回展覧会は作品の撮影・SNSへの投稿は自由との事。
広い会場なのにデカい作品が所狭しと並ぶ。どいつも強烈なインパクト。

過去の作家、アニメ、漫画のオマージュ、影響をを隠さないのは現代作家ならでは。

「五百羅漢図」・・壮大にして過剰で出鱈目。太郎さんの「明日の神話」を思い出した。
村上さんは311を切っ掛けにこの作品の創作を思い立ったそう。
さも、ありなん。漫画っぽいキャラだけど、これは明らかに「宗教画」だ。
漫画デビルマンのラスト、人類が滅びた世界に神や天使が舞い降りるシーンがある。
こいつ等がそのイメージに重なった。人間が消えた世界に蠢くのはこんな奴等だろう。

最初は写真を撮るのに一生懸命だったが、そのうちひたすら視てた。
「撮る」よりも「視る」方が大事。こんなべらぼーな奴、チャンと見ないと勿体ない。
五百羅漢以外にも、カワイイ動物、繰り返される髑髏。多面的に楽しめた。

帰り、嫁@パンダとひたすら「凄かったね」と話す。
まさに「体験するアート」、視て良かった。

今日は恵比寿の山種美術館に「ゆかいな若冲・めでたい大観 HAPPYな日本美術」を観に行く。
http://www.yamatane-museum.jp/
ここには2年前に来た。
今回は伊藤若冲や横山大観、奥村土牛、歌川国芳の愉快で目出度い作品が並ぶ。
印象に残ったのは若冲の「群鶏図」。鶏のフォルムが美しい。
国芳の猫の絵は何度見てもオモシロい。笑えるアートってホントいいな。
大好きな川合玉堂の「猫」の展示が無かったのは残念だけど十分楽しめた。

その後は嫁と美味しい餃子をたらふく喰って満足。

我が家の王子ヨモちゃん。今日はひたすらイケメンです。
キミはカワイイね。そして、おめでたいね☆

(おめでたいのはオマエのアタマの中にゃ)

コメント