僕と猫のブルーズ

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カネインストアライブレポ@新宿タワレコ

2011年11月20日 | カーネーション
今月出たカーネーションミニアルバム「UTOPIA」。
活動25年を超えたベテランバンドとは思えない瑞々しさに溢れた力作。
発売以来繰り返し聴いてます。
いつも通り軽快なポップチューンもあるけどどこか「遠くを見てるような」メロディや歌詞。
それは3.11の影響だろうか?

ヨモギは朝ご飯を食べて眠そう。嫁にいじられてます(笑

カネは現在全国ツアー中。そんな中新宿タワレコでインストアライブがある。
新ドラマー張替さんも参加。これは行くでしょう!嫁は試験勉強あるので、お留守番。

少し早目に着く。パフュームやYUIの新譜が発売されてて賑わっている。
ここのインストアライブはいつも店舗スペースの一角に仮設ステージを設けて行う。
当然カネ以外のお客にもライブが見える。このオープンな感じは好きだな。

時間になってメンバー登場。ドラマーの張替クン、若い!
直枝さんがエレキを手にしたのはビックリ。
店舗スペースのライブなのでアコースティックライブになると思ってた。

ニューアルバムのノリノリロック「Electrick Company」で開始。
張替クンのドラム、音がデカイ!直枝さんのエレキ唸る。客席もうノリノリ。
「君の親父さんに会いに行かなくちゃ」の歌詞が楽しい。
続いて、ゆるずさんボーカル、長谷川きよしカバー「もうあきてしまった」。
ここでもエレキ&ドラムの絡みが凄い。まるでライブハウスで見てるみたい。

3曲目「Turn」。ニューアルバム唯一のバラード。
アルバムではムーンライダーズの武川さんのバイオリンが活躍してるけど
ここでは直枝さんのエレキを大フューチャー。その音が、響いてくる。
キレイだけど破壊的。美しいけど暴力的。世界がゆれる、ゆがむ。
この感じは他のオンガクでは絶対ない。直枝政広だから描ける世界。

最後は「Garden City Life」(ひさしぶり!)「UTOPIA」で締め。
「UTOPIA」はホントに素晴らしい。狭いスペースに夢のようなオトが鳴り響く。
この曲は発売以来何度も聴いている。歌詞、オト、声がズドーンと胸に入ってくる。
あまりに素晴らしいので「MotoharuRadioShow」にリクエストしちゃった(^_^;
モトハル、掛けてくれるとイイな。

最後はサイン会。直枝さんを目の前にすると相変わらず緊張して話せないワシ(^_^;
「キネマ倶楽部のライブ行きます!楽しみにしてます」というと直枝さん二カーと笑った。

ライブ会場を出ると外は豪雨。ひさしぶりなので新宿の繁華街を散策。
騒々しい街、はしゃいでる人たち。カネの音を聴いた後だとミョーな違和感がある。
オンガクに生々しさやリアルを感じて、現実の風景に馴染めないオレってどうなんだ?
仙台を歩いていたときはこんな感じは無かった。でもTOKYOでは「違う感じ」が凄くある。
これってなんだろう?

それはカネのオトのチカラなんだろう。現実を呑み込んで位相を変えて揺らす。
そんなオト。それにオレがひきずりこまれたってことなんだろう。
現実に寄り添うオンガクなんてツマンナイ。日常をなぞっただけのアートなんて要らない。
欲しいのは現実を凌駕して食い散らすようなオンガクだ。カネは正にそういうオンガクだ。

12月3日鶯谷キネマ倶楽部でカネのライブ。今回ツアーのファイナル。
キネマ倶楽部は元キャバレーホール。昭和の匂いがプンプンする異空間。
あそこでカネがどんな世界を魅せてくれるか、今から楽しみだ♪

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