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僕と猫のブルーズ

好きな音楽、猫話(笑)、他日々感じた徒然を綴ってます。
コメント欄はモラルを守った上で御自由に書込みどうぞ。

元春 & コヨーテバンド「2014ロッキン・クリスマス」@六本木exシアター

2014年12月25日 | 佐野元春
毎年12月にある元春「ロッキンクリスマス」。
今年は場所を恵比寿から六本木に移してオマケにクリスマス2Days。
我が家は2日目イブのライブに行ってきました。

仕事を定時で退けて六本木に向かう。華やかな街並。ウキウキした人たち。
地下鉄を降りて歩くと矢鱈煌びやかなハコがある。それがexシアター。

嫁と落ち合って席につく。ボク等はアッキー側で前から10列目。とても見やすかった。


元春の弾き語り「グッドタイムズバッドタイムズ」という意外な曲でスタート。
「スターダストキッズ」「ナイトライフ」と立て続けに盛り上がる曲を連発。
そこで思ったのは、このハコ、音がイイ!
普段のライブではわからないギター2人の音の違いも分かった。
そうか、あの曲のあのフレーズはアッキーが弾いてるんだ。

元春は上機嫌。「今日はノークラッピング、ノースタンディングで楽しもう!」とのたまう。
をいをい、それはムリだろう?その後に「星の下、路の上」なんか演奏してるし笑。

でも、座って聴いたお陰で歌詞が普段以上に伝わってきた。
「黄金色の天使」「虹をつかむ人」・・・改めてイイ歌詞を書くなぁ。
これは新曲「優しい闇」でも感じた。

クリスマスソング2曲も当然演奏されました。
「クリスマスタイム・イン・ブルー」ではサンタが登場!ステージで元春と一緒に歌う。
天井から雪が舞いおりてくる。このときボクと嫁はヨモちゃんを思い出して二ヤリ(謎)

何度も書いているが、ボクはクリスマスソングの中でこれが一番好き。
世に溢れてる、浮かれていたりウジウジ恋愛のクリスマスソングなんか聴きたくない。
でも、元春のこの曲と「みんなの願いかなう日まで」はチャンと絶望や悲しみを描いている。
だから好きだ。

アンコール「悲しきレイディオ」では元春の演説が爆発!
「バイバイ2014、こんにちは2015!」「ボクはバイバイより『こんにちは』に賭けたい!」
「経験のあるヒトは無いヒトをそっと抱きしめてあげなくっちゃ、なくっちゃ!」
嫁が言ってたが「バイバイの反対語は『ハロー』じゃ?何故そこで日本語になる?」
確かに・・・佐野クン、オモシロすぎ(T▽T)
最後は「アンジェリーナ」で終了。元春は名残惜しそうに去って行きました。

あ~楽しかったな。体調が悪かったけど元春のエネルギーを浴びて少し元気になれた。
サイコーのイブだった。


元春は来年デビュー35年。きっとニューアルバム発売とツアーがあるだろう。
楽しみ♪

昨夜は下北沢でカーネーションのライブがある。思い切り暴れて狂ってきました♪
今年のライブ締めはカネで終わり。
来年も色んなライブでステキなオンガクに逢えるとイイな


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元春&コヨーテバンドライブレポ@渋公

2014年12月02日 | 佐野元春
日曜日は渋谷公会堂に佐野元春&コヨーテバンドのライブを観に行きました。
夏に始まったツアーの最終日。
渋公、ずいぶん久しぶりだなぁ。2008年「CCレモンホール」時代に
祥子さんのライブを見に来て以来か?「渋公」となると元春「The Sunツアー」以来?


席は11列目真ん中。ステージを正面から見れる好位置。
開演前から客席で歓声と拍手が挙がるのは最終日ならではの景色。

ライブは「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」からスタート。
基本的なセットリストは初日川崎とほぼ同じ。ただ「ヤングブラッズ」が消えたかな?
コヨーテバンドで録音したアルバム2枚からの選曲と今録音中の
ニューアルバムからの新曲2曲+ハートランドクラシックス。

元春もバンドも最初はちょっと硬い感じがしたが「US」の後半あたりから
グイグイテンションが上がってくる。
「詩人の恋」が元春のボーカル、シュンスケのピアノが素晴らしかった。
ただ、個人的には「Zooey」からの曲をもっと聴きたかった気もする。
「虹をつかむ人」はやらなかったし、
「ビート二クス」や「食事とベッド」「Zooey」のロックナンバーを生で聴きたかった。
でも、ライブ全体がホントに素晴らしかったので、そんなのはちっぽけなこと。

自分的に来たのは「黄金色の天使」。元々好きな曲だけど今回はホントによかった。
シュンスケの美しいピアノに元春のつぶやくような声。苦いけど温かい歌詞が刺さる。
新曲は「君がいなくちゃ」と「優しい闇」。個人的には「優しい闇」が好きかな?
シャープな演奏にどこか辛辣な歌詞。ウン、これはまた聴いてみたい。

この日の元春は矢鱈喋った。
「スーパーナチュラルウーマン」の前に「男女」の違いについてユーモラスに語る。
コヨーテバンドメンバーの血液型が全員Oで自分だけが違う事の話には笑った。
「ヒット曲が何か?」についての説明、あれが許されるのは元春だけだろう。
フツーの50のオヤジがあれ言ったら絶対周りから「キモい」と言われるだろう(^_^;

元春のトークにオーディエンスもリラックスして音楽を楽しむ。
そう、トークも込みでライブなのだ。

「ボヘミアングレイヴヤード」から一気に後半の盛り上がりへ。
あのイントロに観客は歓声をあげる。元春「ボッボッボッ」の例のコーラスを
客席に歌わせる。コヨーテバンドもコーラスする。
深沼クンや高桑、アッキーが自分のライブで「ボッボッ」のコーラスは
やらないだろうな。そう思うと何か可笑しくなった(^_^;

後半「約束の橋」「サムデイ」「悲しきレイディオ」の定番ナンバーが続く。
「約束の橋」はあのサビを歌おうと思うと毎回、声が出なくなる。
マチガイだらけの人生を歩いていたオレが「今までの君はまちがいじゃない」
なんて、そんなの恐れ多くて歌えるわけがない。
大好きだけど「後ろめたさ、引け目」を感じる歌。
でも、今回は思い切り声を出したかった。そして歌えた。

「サムデイ」「悲しきレイディオ」でも元春はよく喋った。
このトークが曲に新しい光をあてる。単なる「お決まりごと、儀式」と違うものにする。
ユーモアあふれるトークの一方で、今の政治や世相に対する異議申し立てをする。
非難や罵倒じゃない。あくまで「異議申し立て」。
集まったファンに「こうしろ、ああしろ」も言わない。
ただ「自分はこう思う。キミたちはどうだ?」。きわめてシンプルな意志表示のみ。

そう元春はいつだって「NO!」や「F××K!」ではなく自分の想いを語るだけ。
そして、問いかけを投げるだけ。
分かりやすい政治的メッセージも出さないし露骨なプロテストソングも歌わない。
あるのはただ「キミ自身で考えてACTIONを起こせ」だ。
ファンを子供あつかいしてない。大人として認めてくれている。
だから、オレはこのヒトが好きだしこのヒトの歌が好きなんだ。
(もちろん「NO!」や「F××K!」を歌うのも大事だよ^^;)

アンコール。一旦ライブは終了。でも高桑が客席を煽って更なるアンコールへ。
コヨーテバンドのメンバーは基本大人しいので高桑のこの煽りにはグッと来たな。
オーラスは「ナイトライフ」。皆でクラッピングして歌って終了。
元春は来年のデビュー35周年のツアーでの再会を約束して笑顔で去って行った。

イッパイ笑ってイッパイ歌った楽しいライブだった。
嫁もライブの後、「オモシロかった」と何度も言ってた。


ライブ後は友人と呑んで、二次会は元春ゆかりのロック喫茶「BYG」でトーク。
ただヨモちゃんが待ってるのでボク等は早目に失礼しました。<(_ _)>

素晴らしいライブだった。12月24日のクリスマスライブも楽しみだ。
あ、元春、一言だけ注文。ホボキンとの活動も忘れないでね。
オレはコヨーテと同じくらいホボキンが大好きなんで。頼んだぜ。V(^^)




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佐野元春&コヨーテバンドLIVE@川崎クラブチッタ

2014年10月01日 | 佐野元春
日曜日、元春&コヨーテバンド秋ツアーの初日。
前日の七尾旅人LIVEの衝撃が消えぬまま行ってきました。

クラブチッタは初めて。いや川崎自体降りるのは初めて。
駅を降りて暫く歩くとオシャレなスペースが登場しチッタはその中にあった。
1000人くらい収容可能?ちょうと良い広さ。スタンディングエリア中央に陣取る。
ライブレポ、まだ初日なので「ネタばれ」は最低限で(笑)

客入りの曲が終わり某有名ファンクチューンをバックにメンバー登場。
最後に元春が登場。黒いTシャツ!なんてシンプルな衣装!(^_^;
ハートランド曲を立てつづけに2曲演奏。元春もバンドも調子良さそう。

その後はコヨーテバンド2つのアルバムから中心に演奏。これが良かった!
「Coyote」からの曲。お馴染みの曲+久しぶりの曲。
疾走感あるナンバー、開放的なポップナンバー、静かなバラード。
ボクは・・・「天使」について歌ったナンバーが聴けたのが嬉しかった。
あの曲・・・年とってから矢鱈しみるんだよなぁ。
「Zooey」からの曲。お馴染みの曲+初ライブ演奏の曲。
元春のステキなMCで始まったビートナンバー。そして、あの壮大なラブソング。
ここの元春の声とシュンスケのピアノがホントに素晴らしかった!

久しぶりにライブ見て元春の曲の良さを改めて痛感した。
この人の歌の歌詞って結構重いし暗いし痛い。(特に「The Sun」以降)
個人の苦しみ、傷み、苛立ちやシステムのアホらしさや残酷な景色を
チャンと取り上げて、でも最終的に「前にいこう!」って歌いあげる。
歌の中に「闇」と「光」がチャンと共存している。
意味無く「ポジティブ」じゃないし、過剰に「ネガティブ」じゃない。
だから、オレは元春の歌が好き。
「Zooey」の或る曲は正にそう。「残酷な景色」を描いてた。
聴きながら我知らず拳を握りしめてた。宙を殴ってた。

レコーディング中のアルバムから新曲2曲演奏。メロディが新鮮。
デビュー30年を超えるベテランがこんな瑞々しいメロディを描けることに感動。
(1曲目の「裏話」にはビックリしたが(^^;)

そして後半、クライマックス。元春喋る、喋る。オモシロ発言続出!
まさか、佐野元春の口から「義理」なんてコトバが出ようとは!(T▽T)
ボクも嫁@パンダも大笑い。
元春、これだけで止まらない。客に説教しだすし。
新しい芸風を身に付けたか?
なんなんだ?このヒト?これで50代後半かよ?オモシロすぎるだろ?\(T▽T)/

アンコールでは思い切り踊りました。ああ、楽しかった。
ライブの後は友人と吞み会。元春をネタに呑む酒はホントに旨い!


ライブの帰り、嫁@パンダが思い切り笑わせてくれた(T▽T)
今日はホントよく笑った。ハッピーな1日だった。

我が家の「ダウンタウンボーイ」ヨモちゃんは思い切り甘えん坊。
昨夜、ボクがシュークリームを食べていたら矢鱈甘えてきてスリスリしてくる。
終いには、テーブルの上でゴロゴロし出すし。キミはオモシロいねぇ。
またまた爆笑させて貰いました。
ウン「笑う」のが一番!「笑ってりゃ」なんとかなる!V(^^)


PS:元春のライブを見て、七尾旅人のライブで見た「モヤモヤ」が消え失せてた。
  で、ふと思った。七尾クンに元春のライブを是非見てほしいって。
  七尾クンが苦しんでいること、きっと嘗ては元春も悩んだことじゃないか?
  元春もハードな状況を何とかやり繰りして生き抜いてきた。
  先輩のその姿を見たら、七尾クンも感じるところ、得るものがあるのでは?
  そして、出来るなら「オンガク」をやめないでほしい。今後も歌い続けてほしい。

  ボクは七尾クンの個人的知合いでもないし、彼の苦しみが何なのか知らない。
  でも、元春のライブを見て、そんなことを感じた。「余計な御世話」だけどね☆
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元春@ビルボード東京と「The Future Times写真展」

2014年04月29日 | 佐野元春
日曜日の午前はマンションの総会、
午後は防災訓練。仕事の疲労が残っているがノンビリ出来ずツライ。

訓練の後、六本木に向かう。元春&ホボキンライブを見るために。ハコはビルボード東京。
入場手続き、席までの案内。一々丁寧。
普段はライブはライブハウスで見るので居心地悪い。
そもそも元春じゃなくっちゃこんなオシャレなハコ来ません(^_^;

席は1階アリーナ(笑)ステージより奥に位置する席に嫁と落ち着く。
同じ席に別のお客さんが座る。業界人らしい・・っつーか、某有名シンガー!
目の前のオジサンは高名なDJみたい。ボクと嫁はすっかり舞い上がる(^^;

ライブは思わぬ曲から開始。ステージが進むに連れ元春の声もギターも絶好調。
セットリストはハートランド、ホボキン、コヨーテのオリジナルをほぼ同数が演奏された。
ホボキン大好きのボクとしては普段のステージで滅多に演奏されないホボキン
オリジナルが多かったのは満足。
あのヒット曲が重厚なアレンジで演奏されたのも良かったし
「セルフカバーアルバム」は未だライブでは完成していないんだな、とも思った。
後半はKyOnさんと元春のギターバトル。元春ってこうして見ると凄いギタリストなんだな。
KyOnさんがギターを弾き倒した後、ピックをスタッフに放り投げスタッフが取り損ねて
KyOnさんが「ゴメンね」と謝った声が聞こえたのが何とも可笑しい。

素晴らしいライブでした。ホントに楽しく面白かった。
ただボクは前半後ろに居る方が気になってあまりライブに集中できなかったのが残念。
まぁ東京で行われるライブならではのエピソード。忘れられないライブになりました。

今回のライブで改めてホボキン良いなと思った。勿論コヨーテバンドも大好き。
でも、ホボキンメンバーが織りなすあの揺れやノリも大好き。
ホボキンでのオリジナルアルバムは「The Sun」以来出てない。早く出してほしいな。

週末NewPCが我が家に来て設定に大わらわ。と言っても殆ど嫁任せでしたが。
メールが設定できない。FBやTwitterが書き込めない。音楽ソフトが使えない。
ほとんどはボクがアカウントを取得していないという基本ミスが原因(゚゜)\バキ☆

今日は渋谷松濤美術館に「ねこ・猫・ネコ展」を見に行く。
詳細はまた後日書きますが、カワイイユーモラスな猫の絵に癒されまくり。
来館者が飼い猫の写真を持参すると掲示板に貼ってくれるのでヨモちゃんの写真を持参。
さっそく貼ってくれた!しかも結構目立つ場所に!スカウトが来たらどうしよう!(アホ)

そのあとは渋谷タワレコに「The Future Times」写真展を見に行く。
アジカンゴッチが東北支援のため主宰している新聞。
東北の現在の風景を3人の写真家が撮り継続的に伝えてきた。
今日から開始。来月ゴッチのライブ&トークイベントに行くけどその前に見ておきたかった。
http://www.thefuturetimes.jp/tft_event/140429/

岩手南三陸、福島南相馬の風景、人々を中心に写真が展示されていた。
会場には写真を撮った本人もいる。未だ若い。
映されているのは決して悲惨な光景じゃない。むしろ前に進んでいる景色がメインだ。
再開した漁で頑張る漁師さん、祭りに笑う親子、お酒を呑んで談笑する人々。
一方で地震と津波で荒れ果てた大地、亡くなった家族の遺影、
瓦礫を掘ってお子さんの遺体を探す父親を映してる。

瓦礫や傷ついた土地が・・すごく生命感に溢れてる。破壊されているのに・・・
これがプロが撮る写真か・・・すごい・・・圧倒された。
東北の人々に寄り添う写真、人々の表情が活き活きしてる。悲しみに溢れてるのに。
写真家がこの表情を映すためには相当の信頼関係が無いと出来ないだろう。

会場奥でスライドショーが上映されていた。展示されていない写真も流れていた。
思わず見入ってしまった。動けなかった。動きたくなかった。
でも、いつまでもこうしてるわけにはいかない。また来るし今日は帰ろう。

会場では今日発売になったゴッチのソロアルバムが売られていた。
ポイントが溜まっていたので1000円割引。浮いた1000円を募金した。いつもどおりの偽善。

写真展の帰り、渋谷の交差点は騒音に溢れていた。
さっき見た写真展の余韻が消されそうでイヤだった。
東京は素晴らしいアートや意義のあるイベントがあるが、一方で無意味なノイズに溢れてる。
その無意味なノイズやスピードに自分の神経が犯されないように注意しなくちゃ。

帰宅後ゴッチのアルバムを聴いた。力に溢れた素晴らしい作品だ。
5月のイベントが楽しみ。

楽しく過ごせた休日でした。さ、週末まで頑張ればGWだ。
他にも見たい展覧会がたくさんある。
素晴らしいアートに触れて感性を研ぎ澄ませてノイズに負けないようにしよう♪


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元春&コヨーテ・バンド - Rockin' Christmas 2013

2013年12月20日 | 佐野元春

12月恒例。元春のクリスマスライブ行ってきました。
『ルルティモバーチョ アンノ』@恵比寿ガーデンホール。
相変わらず華やかなイルミネーション。訪れる人、写真を撮ってる。

早目に入場して嫁@パンダを待つ。
その間、サンタさん(笑)からプレゼントを貰ったり久しぶりの友人と会う。
ライブ前から既にイイ感じ。
席のマチガイもあったけど、それも含めてワクワク。

今回のコヨーテバンドにはKyOnさんとシータカが参加。
ボクはホボキン大好きなのでこの合体バンドは大歓迎。
勿論小松君、シュンスケも好きだよ。

最初からハートランドクラシックスの応酬。「ナイトライフ」で始まったのはビックリ。
でも今夜は完全にパーティ仕様。大いに楽しもう!
「ポーラスタア」の新しいアレンジ。ボブ・ディランみたいでカッコいい!
新曲「みんなの願いかなう日まで」が早目に演奏されたのにはまたビックリ。
アンコールラストにやるか、と思ってた。
元春の指揮の元、客席がコーラス。元春、完全に「先生」状態。
そのトーク1つ1つに爆笑。嫁もクスクス笑ってた。
佐野クン、キミはなんでこんなにオモシロいんだ\(T▽T)/
この曲からステージがまるで魔法でも降りてきたように輝く。
元春のライブでは或る時点で「魔法が降りてくる」。この日もそうだった。

中盤コンプリや99ブルースでメンバーのソロの応酬。KyOnさんの爆裂プレイが凄い。
「99ブルース」が何となく「特定秘密保護法」に向かって歌われたような
気がするのは・・・多分オレの考えすぎだろう(^^;)ゞ
「クリスマスタイム・イン・ブルー」でまた客席がコーラス。
KyOnさんとスパムが色々振り付け。見ててホント楽しい。

「悲しいレイディオ」ではなんと元春が「写真撮ってイイよ!」と言い出す。
ポール・マッカートニーやU2がライブの写真を客席に撮らせているのに習ったのかな?
でも、日本のアーティストでは中々ムツカシイ。
元春はいつだって過去の慣習を軽やかに飛び越えて新しい楽しみ方をプレゼンする。
素晴らしい!
皆一斉に携帯を取り出し元春を撮影する。でもオレは止めといた。
だって絶対「写真撮ること」に気を取られてステージに集中できなくなるから。
写真は後でプロのカメラマンがネットや雑誌に素晴らしい写真を載せるだろう。
それよりオレは目の前にいるリアル元春の歌やトークやアクションを楽しみたい。

アンコールもパーティ状態。客席の「もう1曲!」のお願いに再度「ナイトライフ」。
元春何だかイッっちゃってた。パーティと云うよりは宴会ノリの様な(^^;)ゞ
此処でライブは終わり。あ~あ、愉しかった。ホント笑った。サイコーだった。

今回、KyOnさん、シータカが入ってサウンドがホントに凄かった。
元春の声も絶好調で矢鱈シャウトしてたしアッキーや深沼クンのギターもサイコーだった。
この12月は色々あったけど元春&バンドのサイコーの演奏に触れて
オレが抱えていた鬱だの邪気が吹っ飛んだ。

ライブ後、友人と食事。元春を酒のネタに愉しいトーク♪
ちなみに嫁は元春の写真撮影に失敗したそう。動きが早すぎて捉えられなかったそう。
仕方ないね。なんたって「スーパースライディング」だし(゚゜)\バキ☆

さ、ヨモちゃん。3連休だ。クリスマス気分で楽しもうな♪

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「名盤ライブ サムデイ」@東京 Zepp DiverCity

2013年11月18日 | 佐野元春
元春で一番一般に知られている曲と言えば「サムデイ」だろう。
ボクも元春のファンになる以前からこの曲は知ってた。「名曲」として認識していた。
ライブで演奏されると盛上がるしウレシイ。ただ・・・・正直あまり好きな曲じゃない。
キレイすぎるというか、眩しいというか、リアルじゃないというか、
自分には関係ない曲と思ってた。よってアルバム「サムデイ」も買わないまま。
買ったのは2002年の20周年記念盤が初めて。ファンになって14年後。(^^;)ゞ

聴いてみると、どの曲も素晴らしい、成る程これは確かに名作だ。
でも、それ以降もそんなに聴き込む事は無く、たまに気まぐれで聴く程度だった。
このアルバムを聴かなくても他に好きなアルバムは沢山あるし(^^;)ゞ

アルバム「サムデイ」を全曲アルバムどおりに演奏するという「名盤ライブ」。
当初行くか迷いもあったが結局行くことに(゚゜)\バキ☆(゚゜)\バキ☆
ハコはZepp DiverCity。ここでライブ見るのは初めて。

巨大なガンダムに目を奪われやっぱり写真を撮ってしまいました(^_^;

場内に入ると、その広さに目を瞠る。ステージが横に広がっている。
嫁と中央後方に陣取る。お客さんはギッシリ。それなりの歳の人が多い(自分含む)
現在(いま)の元春の新作は聴かないしライブも行かないが「サムデイ」の再現
は見てみたい人は多いんだろう。まぁ、それは別に悪いことじゃない。
以下ライブの様子。セトリは省略します。要らんでしょう(゚゜)\バキ☆


 ・アルバムどおり「シュガータイム」でスタート。
  ハートランド&ホボキンの混成バンド。
  KyOnさん、明さん、コロちゃん、長田さんが1つのステージに居ることに感動。
 ・元春の声はパワフル。MCは殆ど無くひたすら歌う。ギターを持つことは最後まで無し。
 ・ダディ柴田をナマで見るのは「Land Ho!」以来。オレが見た唯一のハートランド
  のLIVE。ダディがSAXを奏でるたびに「Land Ho!」を思い出して何か胸が熱くなった。
 ・お客さんはイントロが鳴るたびに大歓声。一緒に歌う。元春のライブは普段でも
  お客さんが熱いけど今回は特別だった。特に男性のお客さんがホント嬉しそうだった。
 ・元春は途中で「昔、このアルバムを作ったときは30年後にこんな事になるとは
  予想もつかなかった」と話す。とても嬉しそうだった。

アルバムどおりの曲順、アレンジで演奏するというのが実に新鮮。
「ダウンタウンボーイ」はコヨーテバンドの高速ヴァージョンに慣れていたので
「こんなゆっくりした曲だったんだ」と改めて思った。
「麗しのドンナ・アンナ」だっけ?これイイ曲だなぁ。歌詞イイじゃん☆
あ、「Vanity Factory」って「真夜中に清めて」の後だったんだ。そうか。

上にも書いたがボクはこのアルバムをあまり聴きこんでない。
途中で曲名や曲順を想い出せないこと数度あった。(゚゜)\バキ☆(゚゜)\バキ☆
でも、普段あまり聴いてない曲が多く演奏されたので何か凄く得した気分。
つまり、今回のライブ、ボクにとっては「想い出の再現」では無くって
「新曲の演奏」とほぼ同じ。良いんだか、悪いんだか\(T▽T)/\(T▽T)/

「サムデイ」。お客さんは一斉に歌う。皆、笑顔、笑顔。良い光景だ。
昔は苦手だったこの曲も時間を経て・・好きな・・大切な曲になった。
そして「ロックンロールナイト」。特別な曲。ひたすらステージを見ていた。
元春の咆哮に矢鱈熱くなって横にある柵を殴ってた。この曲は何度聴いても熱くなる。
この曲、元春のシャウトを聴いて熱くなれるうちは未だ闘える、立ち向かえる。
ライブで何度も聴いたこの曲の歌詞。今年になって、改めて分かった。
「ゴールデンリングは瓦礫の中にあるんだ」って。「ゴールデンリング」が欲しければ
「瓦礫の中」に手を突っ込まなくっちゃならないんだな。面倒だな。でも仕方ないよな。
「サンチャイルドは僕の友達」は銀次さんと2人で歌う。
こういう「誰かと一緒に歌う」のは元春の普段のライブでは無い。今夜だからこそ出来たこと。

ライブは一旦終了。でも、アンコールもありました。ノリノリで思い切り踊った。
最後元春がメンバーを紹介して笑顔で去っていった。何より感動したのがこのメンバー紹介。
「そして最後に、スーパーダイナマイトサキソフォン、ダディ柴田!」胸が熱くなった。
ステージ上には銀次さんもいる。「Land Ho!」のときもそうだった。
新旧のメンバーがステージ上に揃っていた。
このライブ中、オレは矢鱈「Land Ho!」を思い出してた。なぜだ?懐かしさからか?
ワカラン。でも、確かなのは「あの日」も「今日」もサイコーに楽しいって事だ。それでイイだろ?

嫁も楽しんだ様子。10代で「サムデイ」に出逢ってた嫁は色んな感慨があったみたい。
ちょっと嫁が羨ましい気もするが・・・まぁ、それも仕方ない。
帰りもガンダムを撮影(^_^;

ライブ後はMOTO友さんと呑み会。今日のライブの感想で盛上がる。
「゛いつか゛なんぞ要らん」と思ってたオレだけど
嫁@パンダ、MOTO友さん、いろんな大切な物を元春から貰ってたんだな。
こうして嫁やMOTO友さんと呑んで笑って過ごす時間(とき)はサイコーに愉快だ。
きっと、それがオレにとっての「いつか」なんだろう。

翌日は休日出勤。でもライブ疲れで殆ど身に入らず(゚゜)\バキ☆
今日は代休。体調もイマイチだったのでウチでゴロゴロ。
世間の皆さんが働いてるときに休むってイイきもちだな。~( ̄∇ ̄~)(~ ̄∇ ̄)~

いつまでも、この「いつか」が続くとイイな。楽しいこと、愉快なことはずっと続いてほしい。
「イヤなこと、面倒なこと=瓦礫」は仕方ないから叩き潰していこう。
ウチのゴールデンリングはここに居るし。ね、王子♪

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映画「No Damage」を見てきた

2013年09月15日 | 佐野元春
今月末は監査が立て続きにある。
今週はその準備でバタバタ。週末になると疲労困憊。ミョーな頭痛もする。
金曜日の夜、隣の部署の課長さんと雑談。お互いの仕事の悩みを話す。
彼と話していて自分の悩みが氷解した。そうか、やっぱり、そうだったんだ。
オレが感じたことはまちがってなかった。
問題が解決したわけでは無いが、少し「楽」になった。

昨日から3連休。昨夜は有楽町に映画「No Damage」を見に行く。
元春の初期のライブツアーの様子をまとめた伝説の映画。
ビデオ「TRUTH」で断片的な映像は見たが実際にこの映画を見るのは初めて。

ボクは元春の初期の活動はライブビデオや本でしか知らない。
「凄かった」というのは知識として知っているが、「実体験」は無い。
だから「初期の佐野元春」は未知の世界。懐かしさや感慨はない「知らない世界」。
一方で現在(いま)の元春とそんなに「変わりないだろう」と思ってた。
そりゃ、声や外見、歌う内容に変化はあっただろうが・・・
本質と佐野クンの「楽しい、オモシロい、ワケのワカンなさ」は変わってないだろう。
「佐野元春は年齢を超越している存在」・・・そう、思ってる(^_^;

「ライブ会場」はヒューマントラストシネマ有楽町。嫁と晩御飯食べた後レイトショーで見る。
場内は7割の入り。観客もそれなりの年齢のヒトが多い。(オレもだよ(゚゜)\バキ☆)


(以下、映画の内容に触れてます。でもネタバレ知っても大した影響無いと思う(゚゜)\バキ☆)

映画は基本モノクロで進む。フィルムのザラザラした感じがイイ。
導入部はホテルに居る「パンツ一丁」の佐野クン。(^_^

その後はひたすらライブツアーの様子が映される。
飛んで跳ねて叫ぶ佐野クン・・・・基本、今と変わりないけど・・なんか凄い。
ステージのど真ん中に居る、あの「エネルギーの塊」は何だ?何だ?コイツは?
ハートランドのメンバーも矢鱈動き回っている。
銀次さんがステージ上を走り回っているのもビックリ。
もっとプロデューサー的に全体をクールに見て、まとめているのか、と思ってた。
シータカは・・・現在(いま)と全く変わってません\(T▽T)/
パワフルで明るくてノリノリで。。。ホント、変わってない\(T▽T)/\(T▽T)/

佐野クンのライブは割と「お約束」「決め事」が多いと思うんだけど、初期のライブは
未だ「お約束」が無い状態。お客はひたすら黄色い嬌声をあげて佐野クンより先に歌うし。
お客のノリも基本、現在(いま)と変わってない、でも、ひたすら「若い」。
佐野クン、ハートランドとオーディエンスがお互いの若さとエネルギーを投げて
ぶつけ合ってる。なんかワケワカンナイ。なんだ、こりゃ?呆気にとられた。

一方で楽しそうな笑顔やアクション、折り目正しいけど何か可笑しいMCは今と同じ。
30年経っても、このヒトの「本質」は変わってない。それは嬉しかった。
最後は「R&Rナイト」で終わる。魂込めた「叫び声」、ウン、これも変わってない。

嫁も楽しんだ様子。「すごいね」「でも変わってないね」とお互い話す。

今朝、目覚めるとカラダ中が痛い。まるで「ライブに行った後」みたいだ。
いや、この感じ「岡本太郎の作品を見た後」の感じに似てる。
ボクは自分の感性や感覚を遥かに超えるモノをみたとき、カラダがおかしくなる。
今回もそうだった。あの凄さは・・・想像を超えていた。

実はボク10代で元春のオンガクに出会わなかったことを残念に思っている時期があった。
10代の感性が真っ白な時期に元春に出会っていたら、もう一寸はマシな人間になってたのでは?
そんな風に思って後悔していた時期もあった。
でも、昨日「No Damage」を見て、つくづく「10代で会わなくて良かった」と感じた。
こんな凄いオンガクやライブを10代のアホなアタマで体験していたら・・
きっとオレは「おかしく」なっていただろう。
ライブに何度も通いつめ学校も止めてきっとライブ代欲しさに犯罪でも犯してただろう。
10代で元春に「出会わなくてよかった」。つくづく、そう思った(゚゜)\バキ☆

もう1つ考えたのは元春がこの後、NYに渡らず初期の活動の延長で作品を造ったり
ライブをしていたら、どうなっていたか、ってこと。
いわゆる「シティポップス」的な世界を展開するアーティストになってたかも。
お洒落でステキで楽しいけど・・攻撃性やメッセージ性が無い歌。そんなアーティストに。
NYに渡って「VISITORS」を作ったからこそ「SHAME」や「99ブルース」「愛のシステム」
みたいな攻撃的なロックを生み出せた。
決して「POP職人」にならずに「変化する゛アーティスト゛で、い続ける」。
だから、ボクは元春が好きだし信用してる。
「何をするかワカンナイあぶなさ」、それが佐野元春の最大の魅力、だと思うので。

「No Damage」で正にその「あぶなさのはじまり」を確かめることができた。
このヒトのファンでよかった。オレはまちがってなかった。そう思うことができた。

ヨモちゃんはお休みで嫁@パンダが居るのがウレシイのか、嫁にベッタリ。
相当ダメな顔になっています。キミも元春と同じくらいオモシロいよ\(T▽T)/

さ、次は映画「BEATCHILD」と「サムデイ再現ライブ」だ。
「佐野元春のオモシロさはかわらない」、それをまた確かめに行こう♪

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瓦礫の中のゴールデン・リング~元春&CoyoteBandツアーファイナル

2013年02月25日 | 佐野元春
土曜日は元春&CoyoteBandツアーファイナル。
別件で早目に銀座に入る。会場の国際フォーラムに向かうとき
「あぁ、今日でツアーラストなんだな」と何処か寂しいキモチ。

国際フォーラムは2年前の元春30周年記念ライブ以来。だだっ広く豪華な内装。
最終公演だけあって関係者から花束が届いている。

「アンジェリーナ」で始まり「悲しきレイディオ」で終わったライブ。
セットリストや演奏の様子は色んなサイトに載ってると思うので雑感をツラツラと(^_^;


・今回のセットリストはCoyoteオリジナルとハートランドクラシックス。
 90年代の曲はなし。市川で演奏された「ヤング・フォーエヴァー」はカット。
・ボク等は18列目左サイドのアッキー側。小松クンとシュンスケは殆ど見えない。
・全ての曲でエレキがフューチャーされてた。ボクはエレキギターのオトが大好き
 なのでこの構成はウレシイ。エレキの喧しいオトに包まれるとホント癒される(笑)
・佐野クンは終始上機嫌。それはメンバーも同じ。アッキーはジャンプ。
 フカヌーもどんどん前に出てくる。それぞれのソロプレイは磨きが掛かってる。
・佐野クンはニューアルバム発売がウレシイのか、ハイテンションで喋る。
 「友人に誕生日にアルバム出すなんて気合が入ってるねって言われた。その通りだ!」
 には笑った。
・「世界は慈悲を待ってる」「虹をつかむ人」新曲はどれもイイ。
 歌詞が耳に届いてくる。ボクは踊るよりもジッと聴いた。
 どのコトバも傷ついた魂、行き場の無い想いに寄り添う歌。
 慰めだの励ましだの、そんな安いレベルじゃなくて・・・
 傷みや悼み、暗闇を抱えながら、それでも前に進もうという真摯な歌。
 「ラ・ヴィータ・エ・ベラ」の「ここまで辿り着いた」には何故か涙が出る。 
 何だかワカラナイ激しい感情に突き上げられて拳を握ってた。
・後半のクライマックス。元春、フカヌー、アッキーが前に出てくる。
 そのとき、何か「ワンちゃん大集合」って感じがした(^^;)ゞ
 元春はどう見たって犬だし、アッキーはジャイアントプードル、
 フカヌーは秋田犬?(嫁説)カッコいいシーンなのに何故か笑ってしまった。

中盤から80年代モトハルクラシックスのオンパレード。
昔だったら「もっと新しい曲をやってよ」と批判的な目で見ただろう。
でも、今はそんなの気にならない。旧かろうが新しかろうが全部モトハルだ。
そして旧い曲だろうが新しいバンドで演奏すれば、それは「新しい」んだ。

今回「ロックンロール・ナイト」の「瓦礫の中のゴールデンリング」の歌詞が矢鱈響いた。
そうか・・・ゴールデンリングは「瓦礫の中にある」んだ。
ゴールデンリングが何かはワカラナイ。希望?夢?理想?自分にとって大切な何か?
でも、それがホントに欲しいならホンキで望むなら「瓦礫の中」に手を突っ込んで
泥に塗れて奪い取らなくちゃならないんだ。
手を汚さず血も流さず欲しいものを手に入れる。そんな虫のイイ話があるわけない。
元春のシャウトを聴きながらそんなことを想った。感じた。

「サムデイ」も「約束の橋」も凄く強いビートで演奏された。
ハートランドともホボキンとも違う色。でも継ぐべきところはチャンと残っている。
そして今回元春は会場内に居る「キッズ」に何度も話しかけていた。
今回18歳以下のキッズ(書いてて何か笑っちゃう(^^;)ゞ)を無料にしてる。
「若い世代」に自分のオンガクを届けたい、という想いはあるだろうけど、
同時に「若い世代」に大人から何かを渡したい、還元したい、継がせたい、
そんな想いもあったのでは?例えばナマのライブの楽しさ、バンドの素晴らしさ、
オンガクを無邪気に楽しむオジさん(オレだよ笑)、年を重ねたお姉さんたちの
姿を子供に見せたかったんじゃ。そんなことをフと思った。

アンコール「悲しきレイディオ」。元春は喋る喋る。絶好調。
嫁とオレはひたすら笑ってた。なんなんだ?このヒトは?\(T▽T)/


「大人のいうことなんか聞かなくていい」
「そうすればどんな大人になるって?・・・・ボクさ!」\(T▽T)/


これには笑った。元春、キミはサイコーだ!V(^^)
そもそも「おとなのいうことを聞くな」のMCに当の大人たちが拍手喝采してるんだから。
お客さんはそれなりの年を重ねてる。でも元春の前では「BOYS & GIRLS」になるんだな。

最後は元春が何度もThanksを言って閉じた。嗚呼、ホントに楽しかった。
ライブ後はMOTO友さんたちと打上げ会。
美味しいエスニック料理をつついて元春談義。ライブと共に楽しい時間。
次は3月のバースデイライブで会えるとイイですね。


翌日、目が覚めると嫁@パンダとヨモギが仲良く寝ている。とてもハッピーな気分。
散歩しながら何度も「昨日は楽しかったね」というボクに嫁は
「過去の思い出にすがってないで未来に生きようと思わんのか」と一喝。
ボクが「だって未来派どんなイヤなことが起こるかワカンナイじゃん、過去の楽しい
思い出はずーっと変わらないからイイんだよ」と答えると呆れてました(^_^;

休み明け。週末にある面倒な仕事の準備をする。
オレのゴールデンリングが何か?はワカラン。特段の夢だの理想はない。
ただ、瓦礫を取り除いていきたい。
瓦礫・・・それは東北復興の障害だったり、会社の中に蔓延ってる魑魅魍魎。
若い世代を邪魔する大人。そういうものを撲滅したい。
ヒトががんばったりシアワセになろうとしてるのに、邪魔したり足を引っ張る
ウスノロどもを退治したい。

元春、オレもおとなのいうことは全然聞かなかったけど、キミにはなれなかったよ。
ま、当然だな。だってキミは「特別」なんだから。
だから、オレなりにキミのメッセージを消化して、瓦礫の中に手を突っ込んで
ゴールデンリングを探してみるよ。
痛いのも面倒なのも真っ平ゴメンだけど「何もしない」のはもっとイヤだ。

ホントに素晴らしいライブだった。これで、また闘える。Thank You 元春。

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元春LIVE@市川&上野チョコレート展

2013年02月04日 | 佐野元春
土曜日は元春のライブに行ってきました。
会場は市川市文化会館。この会場は99年「いしたまツアー」以来、実に14年ぶり。
嫁と歩いて会場に向かう。広々として歩きやすい道。適度に賑やかな大通り。

席は前から4列目ど真ん中という好位置。こんな前で見るのは最近では無かった。

定刻どおり開始。先ずはコヨーテバンドの演奏から。
以下まだツアー中なのでネタバレは最低限に雑感を。


 ・前から4列目。元春とバンドの動きが手に取るように見える。
  ひえ~近すぎる!最初の数曲は曲を楽しむより元春観察をする(^_^;
 ・オーディエンスのノリが素晴らしく元春は上機嫌。最初から満面の笑顔。
  何度もガッツポーズを取ったり手をヒラヒラさせる奇妙なポーズ。
  後半、ジャケットの裾をグィッと引っ張ったポーズには笑った\(T▽T)/
 ・ギター2人のサウンドもバッチリ。藤田顕クンのエレキは凄いイイ!
  華麗なようでブルース風味もあって。あまり見たことが無いタイプ。
  嫁は「なんかジャイアントプードルっぽい」と言ってた。確かに犬系だね。
 ・中盤は新曲続き。「世界は慈悲を待っている」も「ラ・ヴィータ・エ・ベラ」
  もやった。どれも痛みにあふれた現在(いま)をのりこえていこうという歌。
  「前へ、未来(あす)に向かう」。ブレない頑固なまでのポジティブな姿勢。
  最新の歌でもそれは変わらない。変えない。
  ネガティブシンキングのオレもいつのまにか引きずられてしまう(^^;)ゞ
  新曲聴いてる間、なんか矢鱈熱くなって拳を握って前の椅子の背を叩いてた。
  (あぶねーな(゚゜)\バキ☆(゚゜)\バキ☆)
 ・「いままでの君はまちがいじゃない」苦手だったフレーズが今では素直に歌える。
  マチガイだらけの人生だった。いまだってまちがってばかりだ。
  でも、まちがったっていいんだ。まちがっても、それはまちがいじゃないんだ。
  そう思えて大きな声で一緒に歌った。
 ・後半はハートランドクラシックスの連発。でもアレンジが変わっていて新鮮。
  前のめり、スピーディー、デカイ音。あくまで現在(いま)の音。
  同じ歌でもハートランドともホボキンとも違う。これはあくまでコヨーテのオトだ。
 ・元春はあの曲で何度もシャウトした。凄い声を聞かせてくれた。
  まさに「コヨーテ、吼える」だった。ジンと来た。奮えた。
 ・ファンのノリはサイコー。ボクの前の席の女性2人のダンスが可愛らしい。
  元春は嬉しそうでMCのときはジョークを飛ばしたりピックを投げたりしてた。
  最後はバンドメンバーを紹介し「受け継がれてゆくんだ」と話しファンの応援
  に御礼を言って去っていった。
  
基本的な構成はCOYOTEBANDオリジナル+MOTOクラシックス。
今回演奏されたホボキンオリジナルは1曲だけ。「離れた友に長い手紙を書く歌」
この曲が鳴った時、ある友人のことを想い出した。急に瞼が壊れて熱くなった。
ココロの中で彼に「元春とコヨーテバンドすごいぞ!カッコいいぞ」と話しかけた。
この日にこの歌を聴けてよかった。Thanks元春。

ライブ後は仲良しのMOTO友さんと宴会。
ある友人が「これでまた頑張れる」と言ったのが印象だった。
それはオレも一緒。今日、元春とバンドからパワーを沢山貰った。これでまた闘える。
入ったお店のお料理も店員さんのケアも素晴らしく宴会も楽しく過ごせた。
なんか「いい1日」だったな。
次回は最終日東京国際フォーラム。また「よいとき」をすごしましょう。


昨日は嫁と上野国立科学博物館に「チョコレート展」を見に行く。
道中、色んな猫さんと会う。陽気が温かくてみんなお昼寝モード。
右のトラ猫はいかつい顔に似合わず甘えた声で鳴きボクは満足(^_^;


チョコレート展は盛況。チョコレートの歴史、製造方法を絵図で分かり易く説明。

ボクが一番楽しめたのはメーカー毎の商品のパッケージの変遷や過去のCMの映像。
明治チョコレートのロゴはやっぱり昔の斜めになった字体の方が好きだなぁ。
最後はチョコで造ったパンダのオブジェが登場!すごい!
チョコって何か人をハッピーにしますね。
6時間近く歩いたけど猫とステキな展覧会で何か凄くイイ感じ♪

今日は定期検査でお休み。ライブと散歩の効果か経過は順調。
やったぞ!一夜漬け(゚゜)\バキ☆(゚゜)\バキ☆

ヨモちゃんは温かいのか窓辺でキモチよさそうにゴロゴロ。
キミはイイねぇ。毎日楽しそうで。

明日から、またウスノロ退治。週末には南相馬にボランティアに行く。
ツアー最終公演をキモチよく迎えるように、がんばろう!!V(^^)

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世界は慈悲を待っている

2013年02月02日 | 佐野元春
今週、元春の新曲がiTuneで発売。当然買いました。
タイトルが「世界は慈悲を待っている」。タイトルから元春のホンキを感じる。
http://www.moto.co.jp/ZOOEY/
ウォークマンで通勤時に何度も聴いてる。3日間で数十回は聴いてる(笑)
今週は仕事でゴタゴタがあったが、この曲聴いてるうちにそんなのどーでも良くなった。
ホントどーでもイイ。(゚゜)\バキ☆(゚゜)\バキ☆

豊かで力強いメロディ。静かだけど強靭な演奏。間奏の歪んだギターはアッキー?
そして歌詞。これがもう素晴らしい。コトバが届く。ハッキリ届いてくる。
ボクは歌詞を覚えられない方だけどこの曲は何度も聴いてるうちに歌詞を覚えちゃった。

世界観としては「The Sun」に近いような気がする。
残酷な悲しいこと、傷ついた後にどうやって前に進むか?そこを描いてる気がする。
或いは「コヨーテ、海へ」で海にたどりついた後を描いてる、っていうか。
いや、それって元春がずーっと歌い続けてきたこと。ホント一貫してる。ブレがない。

「glace」というコトバが度々歌われる。「glace」訳すると優美、美しい、恩恵。
でも、ボクは何となく「寛容」という意味で使われているような気がした。
「欲望に忠実なこの世界のために窓を開け放たってくれ」と歌い、同時に
「偽善者、預言者きどり」のためにも「キミの窓を開け放て」と歌っている。
「欲望、ウソ」を否定しない、そのまま受容れてなお「新しい世界」に向かう。
すごく風とおしがイイ。開けてる、そんな感じがする。
そして、「若くて未熟なアナーキスト」・・
これってもしかして反原発官邸前デモの主催者(皆さん、若い!)をモチーフにした?

そして度々出てくる「君」は誰なんだろう?この歌は誰に向かって歌われてるんだろう?
ボクは「君=神、人智を超えた存在」に向かってうたってる。そんな気がした。
神様に「どうしようもないこの世界のために新しい世界を見せてくれ」と
訴えてるようなそんな気がした。
ってメチャクチャ勝手な解釈してますね。
しかも妄想交じりのこじつけだらけ。スマン、元春<(_ _)>

元春はデビュー30年を超えて、こんな瑞々しい力強いウタを届けてくれた。
先週見たPatti Smithは凄かったし、コレクターズのニューアルバムも素晴らしい。
Patti60代、元春、加藤クン50代。すげぇな。負けてられないな。

今夜は元春&コヨーテバンドのライブが市川である。嫁@パンダと行きます。
今ツアーは初参加。この新曲も当然やってくれるでしょう。期待大。
ヨモちゃん、お留守番しっかり頼むね♪

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