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横浜映画サークル

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映画『凶悪』残虐性シリーズ(その4-56)尼崎監禁殺人(44)警察の問題6

2016-07-09 23:01:05 | 映画凶悪・戦争のサイコパス残虐性シリーズ

(その4-55)の続き。

香川県警調査結果:第2警察の対応の問題点

1継続性を有する相談事案への対応

下記表の下行に筆者の見解を述べる。

香川県警公表内容(ほぼ全文)

松東署においては同署以外で受理した主要な相談の記録の送付も受けていたことから、これらの相談等の対応に当たっては、マサ等の関与を含む一連の事案の全体像を踏まえたものとなるべきところ、それぞれの対応職員において、それぞれの事案を個別の親族間トラブル等として認識してしまい、積極性を欠く対応にとどまる結果となった。 下記本項2も含むこうした対応の背景には、署幹部による情報の整理、分析とそれに基づく具体的な指揮が不十分であったことが窺えた。

筆者の見解

基本的な認識が誤っている

個別全体像かの問題ではない、サイコパスが介在したサイコ化事件か、一般の親族間トラブルかの判断の問題松東署全体像をまとめたとしてもサイコ化事件の理解がないので署員は対応できない。そもそもサイコ化事件の見識がなければ全体像をまとめることはできない。この調査結果のような個別か全体像かの問題にすり替えてはならない。個別の親族間トラブルがサイコパスにより引き起こされている場合サイコ化事件の場合)は陰湿に、虐待や虐殺が行われるので、個別の親族間トラブルであっても警察の積極的関与を必要とする

署幹部による情報の整理、分析とそれに基づく具体的な指揮の問題でなく、サイコパスの理解の問題      サイコパス対応の具体的方策は後の項(L-7)参照

の負傷事実等に対する対応

下記表の右列に筆者の見解を述べる。

香川県警公表内容(ほぼ全文)

筆者の見解

に関する一連の相談等の中には、第1の6、7、8の相談のようにの身体に対する侵害の発生が窺える事案が含まれていたところ、これら事案に主体的に対応すべき松東署において、を始めとする関係者に対するより詳細な事実確認が行われていなかった

なぜ松東署が対応誤った分析がない。松東署はなぜ主体的に対応せず事実確認を行わなかったのか、単に松東署員が弛んでいるからではない。サイコ化事件の対応能力がないから、どう対応していいかわからなかったためであることを調査は突き止めなければならなかった。できていない

また、第1の9の事案に際しては、松東署において、の負傷事実に関し、被害申告をするよう説得したにもかかわらず、同人がこれに応じなかったものと認められたが、

これは事実と異なる。事実は、署員は被害申告出しても無駄、受け取らないと言っていた。前項「(a)(ⅰ)代表的な署員の虚偽証言の例」参照

その後、第1の13の事案に際しては、同人からの被害申告を受理しないなど不適切な対応が認められた。

なぜ不適切な対応をしたかの分析がない。署員は、当事者能力を失っていたが、何らかの処分をしなければならない。処分をしていない。

3警察本部の対応

下記表の下行に筆者の見解を述べる。

香川県警公表内容(ほぼ全文)

当時、相談業務を主管する警察本部生活安全企画課において、各所属で受理した相談を集約する体制が不十分であったことに加えて、同課と相談受理署を始めとする関係所属間における情報共有も不十分であった。このため同課において一連の事案の全体像を把握することができておらず、松東署に対する具体的な指導も行われていなかった

筆者の見解

前の項「1継続性を有する相談事案への対応」で述べた①個別か全体像かの問題ではないと同様のこと。集約体制、情報共有の問題ではないサイコ化事件を認識し、対応する問題。集約できたとしても現状ではほとんど対応は変わらなかったと推察する。県警本部でもの事件が、何が何だかわからない事件として、うまく処理できなかったはずである。遺体が発見されて始めて事の重大性が分かって動き始めたであろうが、その時はすでに多くの人が虐殺された後になり、遅すぎる。

香川県警調査結果:第3今後の取組

1相談への適切な対応

下記表の注で筆者の見解を述べる。

香川県警公表内容(ほぼ全文)

警察に対する相談の中には、当事者が被害の届出を拒み*1事実関係の特定を含め対応に苦慮する例*2も少なからず見られるところであるが、こうした場合であっても、常に当事者の生命、身体等に危害が及ぶおそれが伏在している可能性を考慮の上、当該事案の態様に応じ、被害の未然防止や拡大防止に向けて、各種法令を適用した被疑者の検挙等の措置をより一層積極的に行うこととする。とりわけ、継続性を有する事案に関しては、個々の相談内容に対する個別の対応に終始することなく、事案の全体像を踏まえた対応を徹底する*3こととする

筆者の見解 注*1:署員が虚偽証言をして被害届を出させない対応をした事実が隠ぺいされているので、「適切な対応」が的外れになっている。署員がなぜ被害届を出させないのかサイコ化事件に対応ができない署員の本質が出ている。署員は娘が父親を激しく虐待する実に何が何だかわからなくなって、「適切な対応」ができない。そのため「娘が犯罪人になってもいいのか」とに繰り返し、被害届を出させない。サイコパスの存在とによりサイコパス化している娘を把握し、サイコパスまんじゅう構造をまず分からないように調べなければならないが、署員はそのような発想をすることができない。まんじゅう構造を把握したのちに、まんじゅう構造の解消を行わなければならない。前項「(a)(ⅰ)代表的な署員の虚偽証言の例」参照。

*2マサの暴力を背景としたサイコ3手法(強弁の恐怖、長時間拘束、眠らさない)や食事制限などを受けサイコ化が進展し真白後期になっていたと考えられる。真白後期になると記憶力が減退し、自分の意思がはっきりしない、もうろうとした状態である。妻の初代を虐待するように強制され、それを拒否して、すなわち疑似サイコパス前期になることを、自分が自分でなくなることを拒否して逃走し、松東署に飛び込んでいる。松東署員には、の記憶があいまいでしゃべることも一貫性がないだけでなく、目がうつろで朦朧とした状態で「こいつ頭がおかしいんではないか」と見える。自身もがなぜ娘に自分を虐待させるのかなど、何が何だかわからなくなっているのでうまく状況を説明することはできない。そこで調査結果にある「事実関係の特定を含め対応に苦慮する」と言うことはサイコ化事件の理解がないので当然のことである。

*3:「適切な対応」は「個別の対応に終始することなく、事案の全体像を踏まえた対応を徹底することではない。「個別の対応」でサイコ化事件対処できるようにしなければならない。調査結果は各署や県警の範囲を超えての情報共有に基づく全体像のことを言っており、一般的な事件対応のことで当然のことサイコ化事件特殊性の対応とは関係しない各署に広がった事件になってからでは遅すぎる。犠牲者は、最寄りの署が頼りにならないので、各署を転々とし、県警本部にさえ訴えに行った結果として情報共有が必要な状態が作られるからである。基本は個別の案件のうちに対処できるようにすることが重要である。継続性を有する事案も同様で、継続しないうちに対処するのが基本で、継続するようではすでに多くの犠牲者が出ていて遅すぎる。「全体像」は「サイコパスまんじゅうの全体像」でなければならないが、調査結果の「全体像」は全く別の、単に事件全体と言う意味で、一般的な事件対応の当然のことを言っている。

2被害申告に対する対応

下記表の下行に筆者の見解を述べる

香川県警公表内容(ほぼ全文)

現在、届出人が犯罪被害の申告の意思を示した場合には、その内容が明白な虚偽であると認められるもの又は著しく合理性を欠くものを除き、被害届を即時に受理することとされているところ、今後とも被害届の受理に際しては届出人の立場に配意しながら、迅速かつ確実な対応を行うこととする。また、被害事実があるにもかかわらず被害者から被害の届出の意思が示されない場合においても、必要な場合には届出を働きかけ、それにもかかわらず届出をしない場合は、届出をしないこと自体が加害者の影響によるものである可能性も念頭に置き、当事者双方の関係、関連する事件の有無、客観証拠の状況等を総合的に考慮の上、強制捜査を含む捜査の実施その他の措置について組織的検討を確実に行うこととする。

筆者の見解

サイコ化事件では本当に救わなければならない犠牲者は届出することもできない。したがって犠牲者周辺の近隣住民や知人などからの通報や聴取が重要になる。周辺の人からの話でサイコ饅頭構造の存在を察知する「嗅覚」を持った署員の育成が必要になる。いじめ集団の場合もいじめられている本人は話せないので、周辺の人の話から実態を把握しなければならない。この「嗅覚を持った教師の育成が必要。具体的には後の項(L-7)参照。被害届を出す犠牲者やいじめを訴える犠牲者は、まだ健全な精神を維持しており、その人を救うのは当然だが、その人の後ろにより深刻な犠牲者がいることを理解する必要がある。「届出をしないこと自体が加害者の影響」「強制捜査を含む捜査の実施」は一歩前進であるが、サイコ化事件の理解と一体でなければ効果がない。

3警察本部の関与

下記表の下行に筆者の見解を述べる

香川県警公表内容(ほぼ全文)

警察に対する各種相談の受け渋り、処理の遅延等の不適切な取扱いを防止し、迅速かつ確実な組織対応をより一層推進する観点から、本県警察においては、本年4月1日付けで警察本部警務部に広聴・被害者支援課を設置するとともに、各警察署の警務部門の充実を図るべく必要な措置を講じたところである。今後、こうした体制を有効に活用し、警察本部各部門は、警察署の各部門に寄せられた相談者等の生命、身体等に危害が及ぶおそれのある相談及びこれに対する警察署の処理方針を適時適切に把握し、関係部門間の情報の共有を図るなど緊密に連携して必要な指導を行うこととする。また、関連する相談が複数の警察署に寄せられている場合等においては、関係警察署に対し事態対処体制の構築及び具体的な措置を指示することとする。

筆者の見解

組織をいじるのは官僚が「対策を行った」形式として、批判の目先をごまかす時によくやる手。今回も同様でサイコパス対策にならないが、無いよりは良い。だが、以前は各署で分散していた相談が少人数の新組織に集中し忙しいだけになり、有効な機能せずパンクすると思われる。後の項(L-7)で、この新組織を有効にするにはどうしたらいいかを考えている。

4職員に対する研修等

下記表の下行に筆者の見解を述べる

香川県警公表内容(ほぼ全文)

届出人やその関係者等の生命、身体等に危害が及ぶおそれのある相談は、専門窓口のみならず様々な警察活動の場面で認知する可能性があることから、2012年7月から警察学校における全ての専門研修において、相談への適切な対応に関する講義の受講を義務付けるなど、警察職員の意識と能力の向上に努めているところである。

今後は、今回の調査の結果を講義に反映させること等を通じ、被害届の原則即時受理、関連性が疑われる相談に係る情報共有の徹底等研修の内容の一層の充実に努めることとする。また、的確な事態対処のためには、幹部職員の高い指揮能力が必要であることから、幹部職員に対する事態対処能力向上のための研修等を推進することとする。

筆者の見解

この公表は「意識と能力の向上」など警察学校や幹部職員研修の一般的な当然のことを言っている。の事件の教訓から導き出すべきはサイコ化事件への適切な対応という具体的な対策これがそっくり抜けた研修等なので改善にならない

被害届の原則即時受理誤り:男女間や財産相続のもめごとなどで、警察が介入すべきでない『くだらない被害届』はたくさんある。原則即時受理して立件していたら署員が何人いても足りなくなる。また、本当に受理して立件が必要な重要案件に注ぎ込む労力が分散してしまう。したがって原則即時受理ではなく、受理すべきかどうかの選別基準を明確にし、研修することである。マスコミに被害届を警察が拒否したことを叩かれたために出てきたわざとらしい愚策と言える。

サイコ化事件はその残虐性のために目立つが極めて少なく、サイコパスが狡猾なので、他の多くの事件と混在すると見逃されてしまう。また、出先の警察官がサイコ化事件対応能力すべてを身につけても使われることが少なく、他の対応能力を身に着けた方が市民のためになると考えられる。従ってサイコ化事件は一般事件の対応とは別に専門家警察官を必要とし、その専門家警察官と出先の各署員が効果的に交流できるシステムを作る必要がある。そのための研修が必要となる。

以上が香川県警の調査結果とそれに対する筆者の見解である。兵庫県警と香川県警の調査結果の問題点を踏まえた、筆者が考えるサイコパス犯罪対応(あるべきサイコパス対策)は後の項(L-7)でまとめて述べる。

(L-5)例15栃木事件(栃木リンチ殺人事件:栃木監禁殺人事件)と警察対応

(その4-57)へ続く。原稿作成中、でき次第掲載いたします(2017/10/6記)

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映画『凶悪』残虐性シリーズ(その4-55)尼崎監禁殺人(43)警察の問題5

2016-07-09 23:01:00 | 映画凶悪・戦争のサイコパス残虐性シリーズ

(その4-54)の続き。

*7:「本人に警察に来させるよう助言」をするところに、署員が状況を全く理解できていないことが分かるは警察に訴えたことがに知られて、激しい虐待を受け、警察へ行けない状態になっていた。再度警察へ行ったことが分かればさらに激しい虐待が待っている。

*8:「被害の届出を保留したい」はの意思で、被害者の意思ではない。警察はなぜ被害届を出さないのかの谷本家の状況を把握し、対処すればまり子などの虐殺を防げた。被害届を出させなかった言い訳のための記述と言える。サイコ化事件や饅頭構造を理解しないと「被害の届出を保留したい」の本当は誰の意思なのかわからない。サイコ化事件犠牲者は、サイコパスの意思を代行し、殺意を代行する

*9:松東署の「今後暴行等が発生すれば110番通報すること」は*5の松西署と同様「今後」でなく「今すぐ」対応が必要な緊急事態に対応しなかったことの言い訳。言われなくても暴行等が発生し110番できれば通報する。110番通報ができないように暴行が行われ、饅頭構造が形成されていることが理解されていない。

*10:金銭の暴力的な略奪が行われ「調停制度」では対処できず、警察が対処しなければならない実態。対処しないことの言い訳に「調停制度」を出している。「助言」したというのも空虚な響き。

*11:「お金を脅し取られている疑いがある」とし「脅し取られている」と言い切らないところにこの調査の本質が出ている。「脅し取られていた」ならば立件しなければならないので、職務怠慢になるから、そう表現するわけにいかないことを反映している。

*12:「脅迫にならないか」「自宅の道路脇で寝るなど嫌がらせ」で事件化できないかと訴えている。警察が「事件でないと動けない」と言うので、警察が動けるようにいろいろ考えてのことである。これをきっかけに捜査をすれば激しい暴力支配の実態を警察に分かってもらえると思ってのことである。署員は、なぜそこまでして事件化を求めているのか理解できないサイコ化事件が理解できないためである。

*13:松南署の「裁判所の調停や弁護士への相談について教示」は*10の松東署が「調停制度」を言い訳に出しているのと同じ、「裁判所」や「弁護士」が対応できる実態ではない。「教示」したというのも空虚な響き。

*14:松南署の「今後身の危険を感じた時点での110番通報等を助言」は*5の松西署*9の松東署と同じ言い訳。今助けてほしいと訴えていることを無視したことの言い訳

*15:松東署員は「が監禁状態」と言う事実確認をおそらく電話でらに行なった。監禁している本人たちに監禁していますか?と事実確認をする素人署員、あるいはバカな署員としか言いようがない。はこの署員の「『が監禁状態』と言う事実確認」に対し、手を打つ。監禁状態かどうか来て照会(問い合わせて確かめる)をしてくれと松東署に申し出た。この申し出は指示で、おそらく娘まり子か瑠衣が行った。松東署員が谷本家へ行くと娘たち(調査結果では当該親族)が対応し、監禁などありませんと話し「事実関係を確認した」として署員は帰っていった。*6で松西署の警察が動くことをが谷本家親族(サイコ化犠牲者)を使って抗議し、警察の動きを止めたのと類似の警察コントロール。署員は赤子の手をひねる様に簡単にコントロールされているは警察に訴えに行ったことを、警察がに知らせたため、激しく虐待を受けており、虐待の跡が分かるので本人を不在として隠した。虐待の跡を隠すのは、橋本久芳を沖縄の万座毛で自殺を装って殺す時も、虐待の大きな傷が消えるように1週間は虐待せずに傷が目立たなくなってから「自殺」させたのと類似のの特徴的行動。橋本久芳については本シリーズ(その4-17)参照

*16は逃走に成功し、松東署に助けを求めた。調査結果は署員が自分の思いを述べた虚偽が話したようになっている。これはサイコ寄生後期(残虐期)に入り、行動のすべてが署員に理解できないために生じた。サイコパスの寄生前期(略奪期)は金品財産子供などを奪い取るので、「財産目当て」として、子供を奪うことも「家族を作りたかった」(弁護士談)として健常者の範囲で理解しようとすれば理解できなくはない。これらの理解は犠牲者の肉体や心を破壊することにサイコパスが快感を得ていることを見落とした誤った理解である。さらに進んだ段階のサイコ寄生後期(残虐期)になると肉体や心を破壊すことに専念しているので、その行為を健常者である署員はなぜ行うのか理由が分からず全く理解できない。署員が、何が何だかわからなくなっていることは混乱した文からも分かる。「妻、娘、妻の兄弟等が自宅に居座り」は一般的には妻、娘、妻の兄弟が自宅に居るのは当然のことで、「居座る」と言う表現にならない。父親のに娘や兄のなぜ『死んでしまえ。自己破産せえ』等と言うのか、署員にはさっぱりわからない。この署員はなぜ虐待されるのかからその理由を一生懸命聞きだそうとしているが、分からず署員自身が困っている」。「居座る理由はわからないが、気持ちが悪いので自宅を出ている」は署員が「気持ちが悪い」と自分が思ったことを、が話したとしている。は「気持ちが悪いので自宅を出ている」のではない殺されそうなので自宅を出ている。激しい虐待で娘に自分が殺されるか、または自分が妻の初代を殺してしまうかもしれない極限状態になって自宅から逃走した。この署員には饅頭構造内で健常者同士が虐待し合うように変化することが理解できない

この時のの逃走は、真白後期から初代を虐待する疑似サイコ前期の移行を強制され、それを拒否する逃走、逃走レベル3と考えられる。初代を殴ったのは、逃がすためだけでなく、から殴るように強制させられていたからと考えられる。この逃走は自分が自分でなくなることを拒否する逃走である。真白後期で、記憶が鮮明でないばかりか、にもが激しく虐待する理由が分からないは「出来が悪いから」などのカラ理由でを虐待し、娘も「父の出来が悪いから」(裁判での証言)とガスバーナーで火傷をさせるなどの虐待をしている。どこがどう「出来が悪い」のかのの説明はない。自身も自分がなぜ虐待をするのか分かっていない。サイコパスの逆転欲求が理解できて初めて虐待の本質的な理解ができるようになる。逃走レベルについては本シリーズ(その4-5)「(d)(ⅱ)犠牲者がサイコパスから逃げる時の逃走4レベル:サイコパス化過程の4段階と逃走の関係」参照

*17:いったい何を弁護士と相談するのか?弁護士が対応できる実態はない。署員は何が何だかわからないので「弁護士」を出して責任回避の「教示」をした。

*18:知人はの身が深刻な事態であると訴えに署に来ている。署員は「に事件化書類の届け出に来い」と言っている場合ではない。『応急の救護』として出動しなければならない事態を見逃した職務怠慢と言える。『応急の救護』は前項「(b-1)「民事不介入」「事件化していないので動けない」は警察官職務執行法違反」参照。筆者の感情的な言葉を許していただければ「ボケっとしているな、さっさと助けに行け」である。知人はが逃走し、連絡が取れなくなって、心配して警察へ行ったと思われるが、その経緯は警察に都合が悪いので調査結果には記されていない。は、署員が状況を理解できないので全くあてにならないばかりか、逆ににコントロールされて捕まり激しい虐待を受けるので、署へ訴えることはしなくなっている。署員はなぜ明が署に来ないのか、自分の胸に手を当てて、それまでにに対して何をやってきたか思い出せばすぐにわかること。

*19:メモの虐待の事実を「確認することができなかった」と隠ぺいした。虐待に対処していないことが職務怠慢になるので事実はなかったことにする。前の項「(a)(ⅱ)代表的な言い訳、隠ぺいの例」の表の最下行参照

*20:知人GとHはを匿(かくま)い、の傷だらけの体や話から、殺されるかもしれない大変なことが起こっていると、警察へ助けを求めている。「普通ではないので」は警察の作文で、訴えた時の言葉は「殺されそうなので」と言うようなもっと緊迫感があったはずである。これは緊急の助けを必要とする状況を無視したことを隠ぺいする言葉で、緊急性がない柔らかい言葉に変えた。微妙な言葉の偽装工作と言える。

*21:「被害申告が無いので動くのが難しい」は『応急の救護』を執行しない職務怠慢。それでもしつこく言うので「動く必要がないのにわざわざ動いてあげて方を訪問した」と言わんばかりの恩着せがましい表現になっている。職務怠慢を隠すために動かなくていいのに動いてあげたと表現した。

*22警察が逃走先を教えた警察がサイコパスに利用された例になる。警察が乗り出せば恐れ入ると思っている署員は、の居場所をこっちは知っているんだぞと優位な立場を示そうと、訴えてきたの知人G、Hから聞いた潜伏先であるFの会社を教えてしまう。この後は捕まり激しい虐待を受ける。後になっての潜伏先を教えてしまったことが重大な結果になっているので、潜伏先はマサの妻の兄弟)から聴取したと偽証した。マサ既に潜伏先を知っていたとして責任回避を図った。筆者の感情的な言葉を許していただければ「警察はサイコパスが分からずに、逃走者の潜伏先をサイコパスに教えるな!余計なことをするな!」。警察が乗り出せば恐れ入ると思っている署員の心理は前項「(L-2)(b)警察官は「警察だ!」と言えば相手は恐れ入って静かになると誤解」参照

*23は警察の介入で捕まった次の日(9/2)には、の指示で警察へ抗議に行かされ「警察から会社に電話があると、家庭内のトラブルが存続していると誤解される」と二度と警察が動かないようにされた。例13北九州監禁事件のサイコパス松永が逃げた純子を捕まえた時に、純子を匿(かくま)った湯布院の親切な人たちに電話で「私が行ったときはずいぶんひどい扱いだった。二度と行かない」と抗議をさせ、湯布院の人が二度と匿(かくま)わないようにしたのと類似。これらの抗議はサイコパスの意思の代行と言える。サイコ化犠牲者はサイコパスの意思を代行した言動をする。松東署へ抗議に行ったのはを含め瑠衣、マサ、皆吉次男、皆吉次女の5人だろうと思われ、は行かない。5人はの「遠在の空気』(サイコパスの強い意思)」に従い意思の代行を行っている。はその夜激しい虐待を受け、再び逃走する。

*24は再び逃走し潜んでいたが、松東署に携帯電話番号を教えていたので呼び出される。が金を返さないという知人の訴えをが仕組んで、を捕まえようとしていると思われる。「知人の契約行為」とはへ渡すために金を知人から借りたことと思われるが、調査結果に契約行為の詳細はない。

*25:前日の虐待がカラ理由で行われたことが分かるの供述。署員は激しい虐待のためよっぽどの理由があるだろうとから無理やり「私が言うことを聞かないので娘に殴られた傷」とカラ理由を言わせている。このカラ理由はに使うものを娘が同じように使ったと考えられる。にもなぜ虐待されるかわからないので、娘が言う通りのカラ理由を言っている。どんな内容の「言うことを聞かないのか」、なぜ「言うことを聞かないのか」は、娘にも、にも分からない。ただ殴るための形だけの理由としてのみ意味があり、理由そのものには意味がない。署員もなぜこんなバカげた理由で父親を激しく虐待するのか何が何だかわからないはずである。

*26:「妻ともう一人の娘は家出をしている」と話しているということは、が逃がした娘まり子がすぐに捕まった(自ら戻ったかもしれない?)ことを知らないと思われる。すなわちは捕まって谷本家の一部屋に監禁され、まり子と顔を合わすことができない状態だった。を虐待した娘はもう一人の瑠衣であったことが分かる。

*27:「いらんことは言えない」とが言うのは、松東署員が手先のようになっていて、すぐにに連絡を取ることが分かっていたからと考えられる。松東署員は、免許センターの人が人助けと思ってまり子を捕まえる手先役をしたように、人助けと思っての手先になってマサ(妻の兄弟)に連絡してしまう。松東署員は、を問題のある人と思い込まされている。一般的な警察官は「優秀な」サイコパスに簡単にコントロールされてしまう例になる。

*28:「債権の取立てをめぐるもめごと」は*24の「知人の契約行為」のもめごとと類似のを捕まえるための策略。は松東署員を谷本家へ来させの携帯電話へ掛けさせ出頭させ、の従属者のマサなどが署員と松東署へ同行した。と署員が話している外で、マサらが出てくるを捕まえようと待ち構えていた。署員は「捕まれば殺される」と訴える明を保護するのではなく、裏口から逃がした。署員は何が何だかわからなくなっているので保護することもできない。ただ逃がすのが精一杯のこと。

*29の供述調書:「怪我は自分の兄弟と娘からの暴力」の兄弟は谷本は長兄が会社の寮に隠れているところを見つけ、電話のの指示で殴っており、疑似サイコ前期に至っていたので、にもの指示で暴力をふるったと考えられる。「8月中旬以降ほとんど毎日」は署員の推測での証言ではない。8月中旬には逃走しており、毎日虐待を受けることはあり得ないは8月に逃げた後「捕まるたびに虐待を受けていた」が、が捕まるのは松東署員が利用されたためである。

*30*25と同様に松東署員は激しい虐待にはよっぽどの理由があるはずだと「暴力の原因」をに無理やり「自分の態度が気に入らないため」とカラ理由を言わせた。にもなぜ虐待されるかわからないので「態度が気に入らない」と言って殴られるそのまま答えたと考えられる。*25で述べたと同様に署員はなぜこんなバカげた理由で人を激しく虐待するのか何が何だかわからないが、調書の体裁を整えるために原因を必要とした。サイコパス犯罪では、警察署員が犯人と共にカラ理由を作り出して、調書の原因欄を埋めて体裁を整えることがしばしばみられる。一般の人にはなんでこんなバカげた理由(カラ理由)で人を虐待し殺すのかさっぱりわからない。サイコパスは理由なく人を虐待し殺したい衝動を持っていることを、すなわち逆転欲求を持っていることを理解して、始めてサイコパスの行為を理解できるようになる。

*31:「身内のことなので事件にしてもらう必要はない」は署員の責任回避の証言と言える。署員は「密室の出来事で証明する人がいない」や「事件化は難しい」と被害届を出しても受け取らないという対応を一貫して行っている。前の項「(a)(ⅰ) 代表的な署員の虚偽証言の例」参照

*32から逃げるということ、すなわち「虐待から逃げる」「殺されるので逃げる」を「自立を希望する」と言い換えて調書に記載された。「虐待から逃げる」のを見逃したとなると警察の職務怠慢が生じるので、責任回避の言い換えである

*33: 「家には帰らず、知人のところに行く」ではなく「家に帰れば殺されるので逃げる」とは話したはず。ここでも責任回避の言い換えをしている。「単独で署の裏口から退出」の「単独で」の意味は。署の外でマサらがを拉致しようと待ち構えていることに対して、マサらと一緒に帰るのでなくだけでと言う意味である。マサらが署の外で待ち構えていることは調査結果に記述が抜けている。意図的に抜いたのであろう。拉致される状態に対処していないのであれば職務怠慢を問われるので抜いた。「裏口から退出」は、「裏口から逃げた」の責任逃れの言い換え。「逃げた」が「退出」となる。

*34が松東署の裏口から逃げると、その日の深夜には家出人捜索願が警察に提出された。の何が何でも捕まえようとする執念と、利用される警が浮かび上がるの行動である。

*35:松東署員は知人Gのを助けてほしいという電話内容を改ざんした。松東署員が『告訴するよう説得』したと虚偽の自己弁護。被害届さえ拒否しているのに、告訴を勧めるわけがない。松東署がこの虚偽調査結果に入れ込んだ背景を筆者は次のように考える。被害届は担当署内の対応で済むが、告訴状が出れば県警本部に報告し、その後県警本部からフォローされるが、行っていなかった県警本部向けの言い訳のためである。県警本部は殺人が発覚した後、この事件は被害者に告訴させ県警本部に報告すべき事案で、松東署は何をやっているのだと激しく怒られ、松東署は「告訴するよう説得したが拒否された」と嘘の言い訳をしたため、調査結果にも虚偽の記述をしなければならなかった。これが真実と筆者は推察する。松東署が被害届を拒否していたことは前の項「(a)(ⅰ) 代表的な署員の虚偽証言の例」参照

*36:知人Gがに被害届でなく「告訴した方がいい」と勧めたのは事実、松東署にも告訴するので受理してほしいと電話したのも事実とその後の経緯から推察できる。

*37:「被害申告に来れば適正に処理する方針」は警察として当たり前のこと。逆説的に、この当たり前のことが行われない深刻な混乱した状態が松東署に起こっていたことを示している。「告訴」とはっきり言わず「被害申告」(被害届を含む)と言うところに「告訴するよう説得した」との自己矛盾を起こしている。知人Gはこの「被害申告に来れば適正に処理する方針」の回答を受けて、に話したので、受理してくれて警察は動いてくれると思い込むが、その後被害届さえ担当が非番などの理由で受理しない。松東署員はどうしていいのかさっぱりわからない状態で当事者能力を失いこの事件から逃げるようになっている。

*38初めて県警本部が係わった重要な部分。県警本部からの問い合わせに松東署は「被害届を出さないため事件化できていない」と全責任を擦り付ける言い訳をした。そのため県警本部は「被害届を出すよう依頼をする。

*39:「担当が非番である」として被害届の受理を逃れるこの場面は松東署の実態を最も象徴的に表している。この時に「適正な処理」がされればこの後の7人の虐殺は防げた可能性がある。当時の「記録は確認できなかった」のであれば、担当署員などに聞き取り調査をしなければならない。本調査が警察の自己弁護のためで、真実究明でないことがここでも分かる。

*40:長兄Jは松東署へ訴えてもと通じており、取り合ってもらえないのを知っているため松北署へ訴えたと推察される。松北署員は自分が理解できる範囲に長兄Jの話を言い換えている。谷本家に同居したのは皆吉次男や甥のマサなどの親族で「闇金業者」ではない。親族が親族を虐待し、金を奪い取るのが理解できずに闇金業者と思われる者」としたと推察する。もし実際に長兄Jが「闇金業」と話したとすれば、親族間のもめごととして動かない警察を「闇金業者」として金を絡めれば動くと考えたのかもしれないが、「闇金業」と話した可能性は低く、松北署員が考えた可能性が高い。調査は署員の証言を鵜呑みにしている。

*41虐待され殺されそうになって失踪したので、「借金がかさみ失踪」したわけではない。虐待されて失踪したのであればなぜ虐待されるのかが問われ署員には理解できなくなるが、借金がかさみであれば失踪理由として説明できる失踪理由を説明しやすい内容だけにして虐待などの理解できないことは捨象した。すなわち*40と同様松北署員は自分が理解できる範囲に長兄Jの話を言い換えている。 

*42:「当該の兄弟」とは谷本であり、はすでに疑似サイコ前期に至り、自分の意思で行動できる状態ではない。に警察へ届出をさせるのは不可能。署員には状況が全く理解できていない。

*43は9/12日に逃走してから約4ヵ月がたち真白後期から呪縛解放が進み、正常な冷静な判断ができるようになっていたと考えられる。は「事件化しないと動けない」と言う松東署に対し具体的な2件(次の*44*45参照)を事件化として扱えないか申し出た。だが当事者能力を失っていた松東署は何があっても動こうとしなかった。

*44:03年に娘が自分に暴行したことを傷害事件として扱えないかの申し出:松東署は日時、場所、負傷の程度が不明であることから立件が困難として拒否。9/12日に松東署はの殴られた跡ややけどの跡などを8枚の写真を撮り、調書を取っているので立件できる。9/12日はが「事件にしてもらう必要はない」と言ったから事件にしていないと松東署は言い訳をしているが、今回はの意識ははっきりしており、明確に申し出ているので立件しなければならなかった。ここで立件していれば、その後まり子を含め7人の虐殺は防げた。9/12日については前の注*29*33参照。また、は「妻と娘を探してほしい」ではなく「妻と娘が奪われたので取り返してほしい」と言っている。「奪われた」と表現すると捜査しなかった職務怠慢の可能性が出るので使わない。責任回避の言い換え

*45:自分のキャッシュカード等で現金を引き出していることを窃盗事件として扱えないかの申し出:松東署は被害者が銀行でないので被害届を受理できないとして拒否。銀行と相談して事件化できるが松東署にはその気力もない

*46:記録の担当署員に記憶がなく別の署員に記憶がある、のは担当署員の証言が都合の悪いことだったために記憶がないことにして隠ぺいしたと考えられる。担当署員は何人も殺された重い責任と、何が何だかわからない現実で、支離滅裂の説明になって、調査に対しまともな回答ができない状態だったかもしれない。その支離滅裂の詳細を調査して、サイコパス対応の教訓を引き出す必要があったが、全くできていない。ただ隠ぺいするだけ

*47:「妻子は尼崎市に居住」ではなく、尼崎ののマンションに「監禁状態」だとは訴えている。ここでも責任回避の言い換えを行っている。松東署員はこの事件が、何が何だかわからず手に負えないために逃げ回って、尼崎の警察署に行けとした。本来所轄間での申し送り事項として、松東署でどのようなことがあったかを尼崎署へ連絡する必要があったが、ただ突き放すだけの対応がやっとの松東署員の精神状態だった。

*48:「明が納得した」ではなく、実態は「は話してもダメだとあきらめた」。何を言っても動かない警察に絶望し、肩を落とし、傷だらけの体で警察署を出て行ったの姿が目に浮かぶ気がする。

(その4-56)へ続く。

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映画『凶悪』残虐性シリーズ(その4-54)尼崎監禁殺人(42)警察の問題4

2016-07-09 23:00:55 | 映画凶悪・戦争のサイコパス残虐性シリーズ

第1香川県警察における対応状況等

下記表の通り。香川県警の言い訳や虚偽などについては表の筆者見解の中で述べる。このような言い訳虚偽だらけの調査になるのは警察官僚の自己保身の体質だけでなく、現場の署員にとってサイコ化事件が、何が何だか訳の分からないことであるために生じたと考えられる。

谷本家状況、筆者記

件番号 通報

香川県警公表内容(ほぼ全文、筆者が表に編集)

通報

通報等内容

警察対応内容

1回目監禁

1

03/2/20 03/4/11

松東

明の親族Bら

らに脅され親族から金を集め渡した

は警察に相談することを嫌がっている*1十分に話し合い、今後必要があれば高松東署に相談すること等を教示*2

筆者記:4月初旬に1回目監禁が終わりらは約2000万円を手に高松の谷本家から尼崎へ戻る。谷本家は離婚させられ、妻初代と娘2人は一時大阪へ行くが直ぐにに呼ばれ尼崎のマンションに同居。皆吉長男が逃走。皆吉ノリが4月下旬に子供たちなどに虐殺され埋められ遺棄。その後が再び谷本家へ乗り込み2回目の監禁始まる。この間については本シリーズ(4-32)(c)谷本家年表の注*8~*9参照

2回目監禁4月末~10月中旬

 

虐待の悲惨な光景を見た近隣住民は何度も警察に通報、警察は動かなかった (週刊ポスト12/11/2日号)

本シリーズ(4-32)(c)谷本家年表の注*10~*15参照

2

03/4/26

03/4/28

松西

の親族Cら

債務に起因する親族間のトラブルの相談*3約7時間半の正座。「家に火をつけるぞ」、「お前らの顔を見よったら、ぶち殺してしまうかもしれん」等と脅されたほか、マサに肩を一回足蹴りされた*4

に対し、今後違法事案を認知すれば事件として処理する旨を警告する*5(4/27日未明、松西署を訪れた娘2人妻の親族等から、この対応について抗議がなされている*6)とともに、同席したの兄弟等に対して、トラブルの真相を明らかにするため、本人に警察に来させるよう助言*7。なお、足蹴りについては「被害の届出を保留したい」旨の意思が示されている*8

3

03/4/26

03/4/30

松東

の親族Dら

債務に起因する親族間のトラブルの相談*3等が自宅に来て脅された。軟禁状態にされた等の相談

対応職員は、今後暴行等が発生すれば110番通報すること*9、金銭問題については調停制度を利用すること等を助言*10相談記録には、も妻や等からお金を脅し取られている疑いがある旨の記載がある)*11

4

03/5/6

03/6/8

03/6/10

松南

の親族E

債務に起因する親族間のトラブルの相談*3。5月連休にの妻、娘2人及びマサ等に宅で軟禁状態。「仕事できんようにしてやる」等と脅されたが、これは脅迫にならないかマサらが自宅に来て道路脇で寝るなど嫌がらせをする等の相談*12

対応職員は、トラブルの際の言葉のやり取りの一部だけを取り上げて脅迫罪を問うことはできない旨回答し*12裁判所の調停や弁護士への相談について教示した*13ほか、今後身の危険を感じた時点での110番通報等を助言*14

03/8/14

松東

の親族

が監禁状態にあるということで松東署から事実確認があったが、どこから『監禁状態』というような話になったのか教えてもらいたい」旨の照会がなされた*15

対応職員は、が監禁状態にある旨の通報があったので宅を訪問したが、本人が不在であったため当該親族に事実関係を確認した旨を回答している*15

初代を逃がし、自分も逃走

5

03/8/18

松東

妻、娘、妻の兄弟等が自宅に居座り、自分に『死んでしまえ。自己破産せえ』等と言うので困っている。同人等は金品を要求するわけでもなく、居座る理由はわからないが、気持ちが悪いので自宅を出ている」*16旨の相談

対応職員は、弁護士に相談するよう教示している*17

逃走中

6

03/8/21

松東

の知人F

宅へ行くと、明は血のにじんだ服を着ており、耳も少し裂けていた。事情を尋ねても詳細を語らず、心配である」*18旨の相談

対応職員は、本人が事件化を望むならば早急に届け出ることをに伝えるよう依頼している*18

逃走中

03/8/22

松東

署員名の訪問メモ:「庭5人正座」、「木にゴムで両手を縛る」等の記載。の妻及びの娘の負傷状況。このメモに対し作成の時期、記載された言葉の正確な意味、記載された内容を裏付ける事実等当時の具体的状況を確認することができなかった*19

逃走中

7

03/8/31

03/9/1

松東

の知人G、H*20

 最近が出勤していない。の家にの妻の親族が来て、を痛めつけているなど普通ではないので警察も動いてほしい等*20相談

対応職員は被害申告が無いので動くのが難しい旨回答。当該相談を踏まえ、9月1日、同署員が方を訪問*21し、在宅していたの妻の兄弟からが仕事の関係先であるFさんの職場にいる旨を聴取したため、同人に架電し、仕事の話での来訪を受けている旨の回答を得ている*22

警察の介入で捕まる

03/9/2

明を含む明の親族5人が東署を訪れ、明が「警察から会社に電話があると、家庭内のトラブルが存続していると誤解される」旨を述べるなど、警察の対応について抗議を行っている*23

再び逃走。知人「金を返さない」と訴え

8

03/9/3

松東

松東が呼び出す

松東署を訪れ、知人の契約行為*24に関する相談

対応職員が同人の腫れた左耳と右上腕部のあざを認めたためこれらについて聴取したところ、同人は「私が言うことを聞かないので娘に殴られた傷である*25「家には娘、妻の兄弟2人がおり、妻ともう一人の娘は家出をしている」*26「出来事は全て妻の兄弟等に言わなければならない。いらんことは言えない*27旨を述べている

逃走中のは携帯番号を知っていた松東署員に呼び出された

9

03/9/12

松東

明宅において債権の取立てをめぐるもめごとが発生し、松東署員が等関係者を同署へ同行*28

から債権取立ての状況のほかが以前に負っていた負傷の状況や理由等について聴取した。同日作成されたの供述調書によると、怪我は自分の兄弟と娘からの暴力によるもので、これら暴力は、8月中旬以降ほとんど毎日受けている*29暴力の原因は、家庭内の問題等に関する自分の態度が気に入らないためであり*30、身内のことなので事件にしてもらう必要はない*31旨の供述がなされている。同日、松東署では、明の前面及び背面全身、顔面、両耳、左上腕部等の写真8枚を撮影しており、これらによると、ズボンの股の部分に血痕様の斑点が確認できたほか、両耳腫張(しゅちょう)、左耳裂創、左上腕部皮下出血が認められた。併せて作成された関係報告書には、明には債権取立ての件も含め、家庭内のトラブルを事件化する意思がなく*31自立を希望する*32のみである旨記載されている。当該対応に同席した職員の記憶によると、同人は、が「家には帰らず、知人のところに行く」と述べたことから、単独で署の裏口から退出*33させている

松東署から逃走後

03/9/12深夜

松東

 

の親族から松東署に対し、家出人捜索願が提出される*34

逃走中

知人G宅へ逃げ込む

10

03/9/13

松東

の知人G

「9月12日の夜にと会った際、『松東署で暴行被害告訴するよう説得されがしなかった』*35『今から逃げようと思う』等と打ち明けられたので、自分からも告訴するようを説得したところ、『明日告訴する』と言っていた」*36旨の電話連絡

対応職員は、はまだ来署していないが、被害申告に来れば適正に処理する方針*37である旨を説明している

9/18は大阪府女性I宅へかくまってもらう

11

03/10/1

の親族I

「9月中旬、が私方に逃げてきた際「松東署に被害届を出す」と言っていた。9月下旬にはから「松東署から書類はできていると言われた」等と電話があった。書類ができているのなら警察で何とかできるのではないか」旨の相談

対応職員は、松東署に確認の上、が被害届を出さないため事件化できていないことを説明し、と連絡がとれれば、被害届を出すように説得してほしい旨を依頼している*38。(当該親族によると、当該相談の4日前に松東署に架電した際、同署員から「担当が非番である」旨の回答がなされたとされているが、当該回答の状況に関する記録は確認できなかった*39

長兄J潜み生存。宅誰もいない

12

03/10/30

松北

の親族J

兄弟は実家での娘や闇金業者と思われる者等と同居*40し、無理に借金をさせられているようだ。借金がかさみ失踪している」*41旨の相談

対応職員は、無理に借金をさせられているのなら、当該兄弟に警察へ届出をさせるべき*42旨を回答している

から家族に電話「40万円用意してほしい」銀行前で渡す。と家族会った最後。1月中旬虐殺

13

04/1/19

松東

「03年に自分の娘が自分に暴行を加えたり、自分のキャッシュカード等で現金を引き出していることについて訴えたい」真意は行方不明となっている妻と娘を探してほしいことにある*43との旨の相談

対応職員は、当該暴行・傷害については、日時、場所、負傷の程度が不明であることから立件が困難*44であり、また、キャッシュカードによる現金の引出し行為については、被害者が銀行となるので被害届を受理できない*45旨を説明している。(及び関係記録を作成した対応職員ともに当日の状況を記憶していなかったが、当時の別の職員の記憶によると*46、同職員は、から妻子は尼崎市に居住しているようである旨の説明を受けたため、その所在確認については同市を管轄する警察署に相談するよう助言*47している)(関係記録には、対応職員の説明に対して納得した*48旨の記載)

筆者の見解

*1:警察は「相談することを嫌がっている」から調べることができなかったと、調べなかった言い訳に使っている。なぜ「嫌がっている」のか調べるのが重要だった。警察へ相談したことが分かればさらに激しい虐待が待っているため、さらにはその虐待が娘にやられているというは何が何だかわからない状態の真白後期に陥っているためと考えられる。いじめの犠牲者が他者に相談をしないのと同様の状態にはあった。この場合のあるべき警察対応は後の項(L-7)で述べる。

*2と「十分に話し合い」やに「教示」は警察の言い訳。前項「(L-2)(a)(ⅱ)県警の代表的な言い訳、隠ぺいの例」の表の最上行参照。

*3:実態は「債務に起因する親族間のトラブル」ではなく、サイコ化事件である。署員は自分で理解できる範囲のトラブルとして、サイコ化事件の表面的な一部だけを取り出して表現した。実態は、谷本家がサイコパス寄生され金品財産を根こそぎ奪われるとともに、心と肉体を破壊され、一部はサイコ化し、サイコ化した親族が他の親族を理由なく虐殺した事件である。

*4:「約7時間半の正座」は犠牲者を長時間同じ姿勢にするサイコパスの特徴行動。「火をつける」(放火)「ぶち殺す」(虐殺)もサイコパスの逆転欲求そのもの。マサは饅頭構造の暴力装置として盛んに暴力をふるう。

*5は1回目監禁が終わり、が尼崎に行っている約2週間にと離れた状態になり呪縛解放が進み、真白後期から健常者の状態に回復し、警察へ訴えに行くことができるようになったと考えられる。署員は「今後警告する」と言い訳の証言。谷本家は「今後」でなく「今すぐ」対応が必要な緊急事態、その緊急事態を見落としていたことの言い訳で「警告する」とした。また「警告する」は誰に何を警告するのか意味不明である。

*6:松西署員は「親族から抗議が来た」ので立件しなかったと「抗議」を立件しなかったミス言い訳に利用している。「抗議」はの指示でサイコ化した娘まり子と瑠衣とマサが行った。饅頭構造で言いなりに動くサイコ化見抜けない署員に根本問題がある。さらなる問題点は署員がに、警察に来たことを伝えたことである。サイコパス対応の原則は犠牲者の動きをサイコパスに知らせないことである。前の項「(L-2)(b)警察官は「警察だ!」と言えば相手は恐れ入って静かになると誤解」参照

(その4-55)へ続く。

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映画『凶悪』残虐性シリーズ(その4-53)尼崎監禁殺人(41)警察の問題3

2016-07-09 23:00:50 | 映画凶悪・戦争のサイコパス残虐性シリーズ

(その4-52)の続き。

(b)谷本家での警察対応谷本家詳細は本シリーズ(その4-31)~(その4-35)参照

下記表の通り。筆者の見解を表の注で述べる。

谷本家状況、筆者記

兵庫県警公表調査結果内容:毎日新聞2013/04/26朝刊、読売新聞2013/4/26、朝日新聞2013/4/26朝刊

時期

通報

通報等内容

警察対応内容

2回目監禁後は娘2人とを連れ尼崎。逃走中

03末~04/2月

の放置車両を引き取る際に、「親族が無断で乗ったことが窃盗にならないか」*1相談*2

尼東

「難しい」と対応。家族が離散の裏に犯罪行為がある可能性を考え、経緯を聴取すべきだった*3

05/8月頃

「角らが押しかけて家族がバラバラになった元妻や娘の居所を調べてほしい」*4相談

尼東

身内の問題*5と対応、捜査せず。親族間の問題でも犯罪が潜む可能性を視野に入れ、掘り下げて聴取するなどの対応の必要があった*6

まり子逃走から2年9ヵ月後の06/12月捕まる

06/12月

まり子の友人2人

「免許更新センターでまり子が、その親族らによって無理やり連れ去られた」と明石署に相談*7。交通違反取締り中の警察官にも同様の相談*8

明石

親族のもめごとで、介入できない*7と対応。免許センターがまり子訪問を瑠衣に連絡したことを「まり子さんの承諾を得ていなかった可能性が高く、本人の意思を考慮する必要があった」「まり子に過去の暴行事案について事情を聞き、連れ去られた後の安否確認を行うべきだった*7とした。県警はこの件を重大なミスとして認識*7

谷本家のその後、筆者記:07/2月まり子仲島強制結婚。07/12月上旬初代捕まる。08/3/1初代入院意識なし。08/6初旬まり子仲島逃走し1ヵ月後の08/07/6捕まる。08/11/10頃安藤みつゑ虐殺。08/12月上旬まり子虐殺

*1は03/9月にらがいる谷本家自宅から初代とまり子を逃がした後自分も逃走し偽名で身を隠していた。自宅へ来る郵便物を潜んでいた場所へ転送するよう手続きをしていたためにの駐車違反の書類が届き警察へ出頭した。車両を放置したのはが逃走中のを捕まえるためと思われるが、は気が付いていない。この場合警察が動かなかったのはにとって幸いだった。動けば捕まり、は生きていなかったかもしれない。

*2:この「相談」は前項「(ⅲ)兵庫・香川両県警とも『助けてほしい』と来たことは調査結果では『相談』に来たと表現」の『相談』に当たる。は「事件でないと動けない」と松東署が言うので車を盗んだ窃盗事件として動いてほしいと切実な訴えをしており、一般的な「相談」に来たわけではない。前の項「(ⅵ)犠牲者は警察が動かないので自ら事件を起こしてでも警察を動かそうとする」参照

*3:「聴取すべき」ではなく、「聴取しなければならなかった

*4は、に「連れ去られた」「妻や娘を取り戻してほしい」と訴えた(読売2013/4/26)。これを調査結果では妻や娘の「居場所を調べてほしい」とするのは警察のねつ造表現と言える。

*5:前項「(L-1)(b)「民事不介入」「事件化していないので動けない」は警察官職務執行法違反」参照

*6*3と同様「の必要があった」ではなく、「しなければならなかった

*7:サイコパスは警察や市役所の市民へ奉仕する心人を助けたいという心を利用する:免許センターがある明石署にまり子の友人2人が飛び込んで「無理やり連れ去られた。まり子を助けてください」と涙を流しながら訴えた時に署員が親族のもめごと」と無視したのはなぜか明石免許センターの人はまり子を見つけると直ちに阪神免許センターへ連絡し、阪神免許センターの警部補が側へ連絡した。は瑠衣に阪神免許センターへ「家出した姉まり子を、心配して探している」と頼みこませていたので、阪神免許センターの警部補が人助けと思い他の免許センターへも協力を仰いでいた。明石署も事前に情報が行って人助けと思っていたと考えられる。「人助けと思い込まされていたことが、署員が友人2人の訴えを無視した原因と考えられる。まさか虐待目的で捕まえようとしているなどは想像もできなかったのであろう。警察ネットワーク全体が利用されたこの場面はサイコパスを理解するのに重要な場面である。がまり子を捕まえる経緯詳細は本シリーズ(その4-15)「(H)(a)a)(ⅲ)警察ネットワークを利用して捕まえる」参照。

に連絡する前に「まり子の承諾を得ていなかった」ことや、まり子に「事情を聞き、連れ去られた後の安否確認」を行わなかったのは重大なミス」であるが、「重大なミス」をすることになった根本原因サイコパスが人の親切心を利用することを見抜けなかったことある。まさか「姉思いの妹」の背後にサイコパスがいることは見抜けなかった

サイコパスは警察システムを単に利用するだけでなく、警察の市民への親切心、奉仕する精神を利用する。は初代を捕まえる時に市役所の住民票窓口の人を「娘たちが家出した母親を探している」として住民票変更の情報を得ている。市役所の市民へ奉仕する精神を利用した。単に娘は母親の住民票を閲覧することができるという手続き上のことではない。サイコパス対策はサイコパスの人の親切心を利用する狡猾さに対策しなければならない。【サイコパスの中には松永型サイコパスといえる逆転欲求を求める狡猾さが高度で、知的水準が高く弁が立ち、警察や市役所を利用するだけでなく、政府組織や自衛隊さえ利用する者がいる。自衛隊の国に奉仕する精神を利用する。松永型サイコパスは理由なく他国を恨み他国から恨まれる関係にし、戦争の残虐性を求め続けているサイコパスの求める残虐性が戦争に至るのは、サイコパスが戦争を繰り返した人類史により生み出されたということの必然的な帰結であるが、この説明は後の項「経営とサイコパス」で述べる】

*8:まり子の友人2人は、軽い交通違反をして取締中の警察官に捕まるが、その際に必死にまり子救出を頼んでいる。まり子の拉致がいかに異常なことであるかを示すエピソード。取締中の警官は、担当が違うと取り合わなかった。

(c)川村家での警察対応川村家の詳細は本シリーズ(その4-18)~(その4-21)参照

下記表の通り。筆者の見解を表の注で述べる。

川村家状況、筆者記

兵庫県警公表調査結果内容:毎日新聞2013/04/26朝刊、読売新聞2013/4/26、朝日新聞2013/4/26朝刊

時期

通報者

通報等内容

警察対応内容

逃走の和子が捕まり、川村などが激しい虐待時期、9月11日和子死亡

2011/7月

別事件を捜査中、事情を聴いた裕美に顔の傷について質問

尼東

転倒の傷」と説明され、姉香愛にも事情を聴いたが暴行などの話は出てこなかった*1

11/7月

一般住民

公園で親子げんかをしている」と通報

尼東

居合わせた裕美らに事情を聴いた。女性1人があざについては「階段から転んだ」と話した*1

11/9月

裕美の知人

裕美やその子供が虐待されている」と通報

尼東

安否確認のために、の自宅へ赴いた。県警は川村の説得などで、子供の虐待の痕跡はないことを確認*1

*1:この時期川村家は自立傍系まんじゅう構造を形成しており、川村はがいなくても和子、裕美、香愛を虐待する疑似サイコ後期、裕美と香愛は川村がそばにいれば和子を虐待する疑似サイコ前期に至っている。サイコ化がここまで進むと完全に自分の意思を失っており、助けを求めることはない。健常者の感覚では『助けを求めても、に見つかると激しい虐待をされるので助けを求めない』と思えるが、そうではない。に見つかるかどうかにかかわらず主体的に助けを求めない。警官の事情聴取に「暴行などの話は出てこない」のはこのためである。

川村は虐待することの快感を味わい、裕美と香愛は和子を虐待することに苦痛を感じなくなっている。また自分が虐待されることにも以前のような苦痛を感じない状態にまで至ってしまっている。この段階の3人はたとえ殺されることでも抵抗なく受け入れる。実際にの指示で川村と裕美は遺書を書いた後に子供とともに車ごと海に飛び込み一家心中の行動を取っている。岸壁で飛び込む寸前に警察が確保した。香愛が逃走し警察へ駆け込んだのは、疑似サイコ前期から後期への移行を拒否する、すなわち人間でなくなることを拒否する逃走と考えられる。逃走のレベルについては本シリーズ(その4-5)「(d)(ⅱ)犠牲者がサイコパスから逃げる時の逃走4レベル:サイコパス化過程の4段階と逃走の関係」参照

(d)兵庫県警の謝罪の実態:謝罪になっていない

署員が、サイコ化事件が何が何だかわからなくなってうまく対応できないのと同様に、謝罪の対応もうまくできない。

情報元

兵庫県警

実態

毎日2013/4/26大阪朝刊

兵庫県警は公表時(25日)にとまり子の友人に謝罪したと発表

は「正式に謝罪の言葉は聞いていないし、そういう認識もない」と否定。

(e)調査結果を県警から知らされたの話

情報元

調査結果を県警から知らされたの話

筆者の見解

毎日2013/4/26大阪朝刊

「『助けてという声に応え、命を守るのが警察の仕事のはずだ」と憤った。

署員は状況を理解できず『助けて』と受け取れていない。署員はの手先になったことをひた隠しにし、まり子や初代の死を「残念なことをした」とに同情する姿勢でごまかした

03年以前にも警察に角についての訴えがあったことを初めて知った。「その段階で捜査をしていれば、私のところへ来ることもなく私の家族も、大江和子さんの家族も壊れなかった」と批判した。

の言う通り。なぜ訴えがありながら捜査しなかったかがポイント。毎日新聞は「県警不適切対応『命救えたのに』憤る遺族」と表題したが、なぜ不適切にしたかの追求はない。サイコ化事件の不理解が原因

朝日2013/4/25朝刊、神戸新聞2013/5/15朝刊

調査結果について「警察内部で調べても真実は明らかにならないし、組織を守っているように感じる。外部から調査し、二度とこのような事態にならないよう徹底すべきだ」と語った。

の言う通り

警察に見捨てられた」「警察に何度相談してもだめだった。当時動いてくれていれば、3人は死なずに済んだ。犯罪が起きてからでは遅すぎる

警察に見捨てられたに捕まれば虐殺されたに違いない絶望的な状況だった。いじめ自殺に追い込められる犠牲者と類似で自殺してからでは遅すぎる

(f)桶川事件の反省の2000年緊急提言機能していない

谷本家は2003年のこと。1999年に桶川事件(桶川ストーカ殺人)が起き、家族らの再三の訴えが放置されたことを受け、2000年に国家公安委員会「警察刷新会議」で「民事不介入の誤った認識を払拭すべき」と緊急提言がなされ、警察庁は全国の警察署に相談などへの的確な対応を求めた。の再三の訴えは放置されの事件では緊急提言機能していない情報元:毎日2013/4/26大阪朝刊緊急提言が機能するためにはサイコ化事件に対応できなければならない

(g)犠牲者はいろいろな署へ行く

署員が状況を理解できず、期待した対応をしないため犠牲者は理解できる警察署を探してあちこち行く。香川県警の各署へ行くのはこのためである。兵庫県警でも、栃木事件(栃木県警)や桶川事件(埼玉県警)でも見られるサイコ化事件の犠牲者の特徴的行動で、各署がサイコ化事件対処できないことを示す証拠でもある。栃木事件では犠牲者の両親が宇都宮東署、宇都宮中央署、黒羽署(2006年大田原署へ統合)、栃木県警本部にも捜査を懇願し続けたが、その一切が拒否された。川村家の香愛(かえ)は逃走して警察へ行くとき、近くの兵庫県警の署ではなく、大阪の警察署まで逃げた後に駆け込んだ。香愛は兵庫県警管轄の署はコントロールされてしまうので大阪まで行ったと話した。香愛の大阪の署への駆け込みが成功し、和子の遺体が発見され逮捕に至った。

(L―4)香川県警検証調査結果の詳細分析

兵庫県警より1週間早い2013.4.19調査結果公表。「まとめサイト」に全文が掲載されている。香川県警ホームページ(2017/8/4閲覧)では本事件の欄は見当たらない。

谷本家にらが寄生した2003/2月~2004/1月の1年間に警察へ訴えた17人28件(36回)について対応の妥当性を調査した。正式名称「『尼崎市における被害者多数の殺人・死体遺棄事件』の関係者等に対する本県警察の対応に関する調査結果と今後の対応につい」。内容は3項からなり「第1県警察における対応状況等」「第2警察の対応の問題点」「第3今後の取組」。以下その項目ごとに表にまとめた。公表では「プライバシーの確保や今後の平穏な生活の維持に関するご意向に配慮して名前は出していない」が、本シリーズでは調査後にすでに公になっていることと、内容を理解しやすいように、Aさんはなど名前の略称を記している。名前が不明の場合は公表通りの記号を使っている。警察署略称:高松東署=松東、高松西署=松西、高松南署=松南、高松北署=松北、県警察本部生活安全企画課=本。

(その4-54)へ続く。原稿作成中

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映画『凶悪』残虐性シリーズ(その4-52)尼崎監禁殺人(40)警察の問題2

2016-07-09 23:00:45 | 映画凶悪・戦争のサイコパス残虐性シリーズ

(その4-51)の続き

(ⅳ)兵庫県警の隠ぺい体質:兵庫だけでなく香川県警や桶川事件の埼玉県警や栃木事件の栃木県警にもあり全国の警察に共通の隠ぺい体質と考えられる。

兵庫県警調査結果の隠ぺい

筆者の見解

(問題がある6件の内)「5件は応対した署員も特定できず、当時の記録も保存期限を過ぎて見当たらなかった」とした                 (毎日新聞2013/04/26朝刊)

この5件は問題が指摘された警察対応である。対応した署員そのものを隠してしまう徹底的に隠ぺい体質と言える。誰が対応したのかは署員に聞けばすぐわかること。署員に「記憶にない」と言わせる酷い調査を伺わせる。都合の悪い記録は「見当たらない」と隠ぺいする、と受けたられても仕方がない。

県警幹部:当時、このような事態を想定することは困難だった*1

サイコ化事件は繰り返し起こっている。12人(立件7人)が殺されており想定できなかったでは済まされない。警察内部の重い処分が必要な事案。誰も処分されず、処分がないので繰り返される。

*1:桶川事件の埼玉県警本部長も同様の発言をしている。猪野詩織が殺されたことは「予想できなかった」と述べた。詩織や両親が警察に何度も「助けて」と訴えても民事不介入で取り合わないばかりか、出された告訴状を改ざんしていた。「予想できなかった」では済まされない。気楽な発言と言える。サイコ化事件に対する警察の対応能力がないことを示していると言える。桶川事件では県警本部長の1ヵ月10%減給などの処分はあった。

(b)警察官は「警察だ!」と言えば相手は恐れ入って静かになると誤解

「警察だ!」と言うことは、健常者には有効だがサイコパスには逆効果。饅頭サイコパスの対応は、サイコパスに分からないように饅頭構造を把握することが最優先になる。サイコパスは状況を読み、あの手この手で饅頭構造を隠し込んでしまうからである。サイコパス本人にあれこれ聞き出そうとするのもサイコパスを理解してない対応になる。サイコパスは決して本当のことを言わずに、逆に警察の動きを察知する。栃木事件での石橋署巡査部長が、サイコパス萩原から両親に電話が来た時に、両親が父の友人として電話に出て捕らわれの正和の緊迫した状況を掴んでくださいと頼んだにもかかわらず「石橋の警察だ!」と怒鳴るとすぐ切れ、「あっ、切れちゃった」と言った。後に逮捕された萩原は「事件が発覚しそうだから殺して埋めてしまおう」と考えたと証言。電話が切れた2日後に正和は殺され埋められた。正和は連日のように殴られ蹴られ萩原が「熱湯コマーシャル」と呼んだ90℃以上のポットの熱水や最高温度のシャワーの熱水を体に掛けられ、「キンチョール」と呼んだ殺虫剤噴霧の火炎放射器で繰り返し焼かれ全身の80%が重度の火傷などで虐待されていた。また丸坊主にされ、眉毛もなかった。栃木事件の詳細は後の項(L-5)参照。の事件でも、逃走中のが警察に駆け込んだ時に松東署員が「警察だ!が来ているぞ」とへ知らせた。署員は警察が乗り出したのを知れば虐待はやめると思ったのであろうが、この後は激しく虐待され、手足をバーナーで焼かれ、耳がちぎれかかるほど引っ張られるなどが行われた。耳を引きちぎろうとするのは、坊主にするのと似たサイコパスの衝動と考えられる。サイコパスは「警察だ!」と聞いて恐れ入ることはない。次の手を考えるだけである。

(c)犠牲者は警察が動かないので自ら事件を起こしてでも警察を動かそうとする

犠牲者は警察以外に頼るところがないために、「事件化しないと動けない」と言う警察に対し、犠牲者は自ら事件を起こして、また事件化できることを探して警察の介入を求める。下記はその例。

犠牲者

時期

内容

警察対応

参照

猪俣家

00年1月

自ら集団窃盗事件を起こす。「自らも犯罪に手を染めることになるが、警察に介入してもらうにはこの道しかない」と決心し、に盗みやすい倉庫があると窃盗を提案しマサなどを巻き込み集団でバナナなどを盗む。その後西宮署に自首。

集団窃盗でらを逮捕したが、虐待などは問わず、執行猶予の軽い刑

本シリーズ(その4-26)(c)猪俣家の年表注31

谷本

03末~04/2月

車窃盗の事件化を求める所有車が尼崎市民家前に駐車違反。引き取り依頼のハガキが逃走先に届いた。は郵便物転送依頼をしておいた。は車が保管されていた尼東署を訪れ、らの虐待の実態などを話し、車はマサらが勝手に持ち出したとして「車窃盗容疑で事件化できないか」必死に求めた。娘や兄隆が連れ去られたことも訴えた

署員は「身内のこと」「民事不介入」と動かず

 

後の項「(L-3)

(b)谷本家での警察対応」

04/1/19

娘が自分に暴行したことを傷害事件として扱えないか申し出【03/9/12日に署はの殴られた跡や火傷の跡などの写真を撮り、調書を取っているので立件できるがしない】

日時、場所、負傷の程度が不明であることから立件が困難として拒否

後の項「(L-4)第1香川県警察における対応状況等」の表*44

04/1/19

が逃走中に、のキャッシュカードで口座から現金が引き出された。キャッシュカード不正使用で事件化してほしいと求めた

銀行の問題として動かず。

前項「(ⅱ)県警の代表的な言い訳、隠ぺいの例」表4行目。後の項「(L-4)第1香川県警察における対応状況等」の表*45

 

の親族E

03/5/6

03/6/8

03/6/10

宅で軟禁状態にされ「仕事できんようにしてやる」等と脅されたが、これは脅迫で事件化できないか。自宅に来て道路脇で寝るなど嫌がらせを事件化できないか、と訴えている

言葉のやり取りの一部だけを取り上げて脅迫罪は問えないと対応

後の項「(L-4)第1香川県警察における対応状況等」の表注*12、*13

栃木事件の例:父がまじめな息子正和が会社寮を失踪し石橋署へ捜索願を出した次の日にその後の様子を話しに行く。短期間にサラ金や友人から数百万の借金をしている、電話から背後に男2人の存在があり、監禁されているのではないかと話すと、石橋署巡査部長「憶測でものを言うな!」「金を借りているのはあんたのせがれ、悪いのはあんたのせがれだ。仲間に金を分け与えて面白おかしく遊んでいるんだろう。あんたの息子は麻薬でもやってるのとちがうか」と言う。父は「それなら麻薬の線でもいいから捜査してほしい」と必死に訴えた。父は息子正和麻薬事件の犯人になっても救出に警察が動いてほしいと願っている。石橋署は動かなかった。

(L-3)兵庫県警検証調査結果の詳細分析

調査結果2013.4.25公表。情報元は「尼崎連続不審死事件まとめサイト」(以下「まとめサイト」)

猪俣家が警察に訴え始めた1998年からの逮捕2011年までの13年間に兵庫県警5署に来た相談・通報が調査された。警察官らの処分は「意図的な怠慢はなかった。業務指導という範囲で対応すべき」との理由で見送った。県警は対策として相談を集約する部署「広域相談指導係」を本部に新設し、相談対応への指導などを徹底するとした。情報元:毎日新聞2013/04/26朝刊。新設組織の問題点は後の項(L-7)で述べる。

兵庫県警のホームページ(2017/8/4閲覧)に「尼崎事件」の欄があるのでクリックするとウィキペディアの『尼崎事件』に移り、調査結果そのものを見ることはできない。ウィキペディア『尼崎事件』の「警察対応問題」は当たり障りのない4行だけ。県警のの事件に関わらないようにするこの姿勢は、サイコ化事件が、何が何だかわからない事件として現状ではうまく扱うことができないためと筆者は考える。本調査結果は情報公開法に基づく資料請求をすれば、廃棄されていなければ現在でも見ることができるはずである。以下公表内容を猪俣家、谷本家、川村家に分けて分析する。

(a)猪俣家での警察対応猪俣家詳細は本シリーズ(その4-26)~(その4-27)参照

下記表の通り。筆者の見解を表の注で述べる。署名略称:尼崎東署=尼東、甲子園署=子園、東灘署=東灘、西宮署=西宮。猪俣家=I家。表の署名の赤色は県警自らが対応に問題があったとした項目。

I家状況 筆者記

公表調査結果内容:毎日新聞2013/04/26朝刊、朝日新聞2013/4/26朝刊、神戸新聞2013/5/16朝刊、読売新聞2013/4/26

時期

通報

通報等内容

警察対応内容

宅約10人監禁虐待

98年春

宅の隣人

「軟禁状態にあるI家母を助けてほしい」と通報*1

尼東

母宅訪問玄関ドアをたたき、声をかけたが応答がなかったので帰った。安否確認を継続するのが望ましかった*2

尼崎約10人監禁、財産略奪、略奪期/残虐期

6~12月3回

I家

「角から支配されているので助けてほしい」と相談*3

子園

身内同士の話に入れない」とした*3

10月か11月

母を連れて逃走するも角に見つかり、もめているところに警察官が職務質問*4

子園

角・I家息子ともに「身内同士の話」と説明したため、引き揚げる*4

西宮約10人監禁。自立傍系形成。残虐期。3人死亡3人行方不明、

99年4月

I家次男の妻

「4人兄弟家族が家も仕事も捨ててと一緒に生活しながら借金を返済している。怪しいので調べてほしい」*5

東灘

「警察は介入できない」と対応*5

00年1月

I家

「窃盗をやらされ、暴行を受けている。I家不審死している」と捜査員に申告*6

西宮

I家以外の2人から聴取したが、暴行に関する供述は得られなかったと署員証言*7。「事件化を視野に入れた対応をとるべきであった」と調査結果

*1:犠牲者の深刻な状況を「調査結果」は削除した。宅隣人は、らが外出した際、がトイレの窓越しに隣人を呼び止め「普段は口に猿ぐつわをされ、手を縛られ動けない状態。座布団の上に寝かされる。1日に小さなおにぎり1つとコップ一杯の水しか与えられない」と訴えたことや1カ月弱の短期間にげっそりとやせ細っていたとの隣人の話は調査結果には記されていない。

*2:隣人は警官が「玄関から一歩、外に出てくれれば事件にできるんです。民事不介入だから、こちらから入るのは住居侵入になってしまう」にが「私だけ助かったら息子たちが殺されるかもしれん」と家から出ようとしない、警官は「なんもできんでごめんな。何かあったら言いや」と言い、立ち去ったと述べ、以外の中にいた誰からも話を聞こうとしていない(朝日2013/1/28、2013/4/26朝刊)。調査にはこの経緯が記されていない。「応答がなかった」は署員の虚偽証言。「安否確認を継続するのが望ましかった」ではない。はこの後虐殺されているので「安否確認を継続しなければならなかった」と言う調査結果にならなければならない。「しなければならなかった」ことを怠れば責任が生じるので「望ましかった」と責任回避の表現にした。の虐殺は不審死の取り扱いのままで、誰も罪に問われていない。I家は3人が虐殺(不審死)され、3人が行方不明の深刻な事件で、多くの通報があり、どう見ても警察の怠慢としか言いようがない。

*3は「家族が暴行や恐喝の被害を受けている。警察に間に入ってほしい」と訴えた。が3回警察へ訴えた詳細は本シリーズ(その4-27)「(c)猪俣家の年表の注*23」参照。2時間以上の長時間の窮状の訴えも空しく、3回のいずれも「民事不介入」として警察は動くことはなかった。この時期は親族の1人がに殴りかかりそうになった時「あんた、私を殺さん限り、いつまでもいくで。殺す覚悟がなかったらすな」とどう喝され、親族間で虐待し合い、特に子供たちがを虐待する、饅頭構造ができる時期。警察介入が、饅頭構造形成阻止に不可欠だった。

*4:調査結果は「を連れて逃走するもに見つかり」となっているが、当時の猪俣家は退職金、自宅、土地などあらゆる財産を奪いつくされた後で、略奪期から残虐期へ移行し、3組が離婚させられるなどぐちゃぐちゃにされる過程にある。I家の人はサイコ化しており「を連れて」逃走するようなまともの精神状態ではない。筆者はが単独で逃走し、それをI家の人が追いかけて捕まえた、その場面にたまたま警官が遭遇して職務質問した、と見ている。はそばにいるだけでI家息子たちが「身内同士の話」と警察官を追い返したと推察できる。ここでも警官は、死の切迫した危険にある母から話を聞くことはなく、『応急の救護』で『保護しなければならない』義務を怠っている。他の家族の母親も逃走して捕まった後に親族により殺されており、I家もこの後息子たちに虐殺されたが、事件化されず、解明されていない。

*5:「4人兄弟家族が家も仕事も捨てて一緒に生活しながら借金を返済している。怪しいので調べてほしい」は警察がねつ造した表現と推察される。実際の訴えは「4人兄弟家族が自宅や土地や退職金などを奪われ監禁状態にされて、激しい暴力を振るわれているので調べてほしい」である。特に金品財産が奪われたことを「借金を返済」としているところに、この調査が問題を隠すことに徹していることが分かる。「借金の返済」は民事だから「介入できない」という言い訳のために作文した。また、I家次男の妻は離婚させられるなど巻き込まれており「怪しい」というあいまいな訴えのハズがない。署員から聞き、I家次男の妻から聞くことはない一方的な酷い調査。読売新聞2013/4/26はI家次男の妻の訴えに対して「他の相談と関連づければ、重大性を認識できた可能性がある」と記しているが、筆者は訴え内容をねつ造するような署員には「重大性を認識」できないと考える。このようなねつ造する警察官の根本問題サイコ化事件が、何が何だかわからないことから生じている。この事件の警察の責任は重く、責任が問われることをねつ造しても回避しようとする姿勢がよく出ている

*6:ここでもねつ造がある。「I家不審死している」と言うはずがない。実際は「I家殺された可能性があるので捜査してほしい」と訴えたはずである。警察は「殺された」とすると捜査を怠った責任が生じるので不審死とした。マスコミは、警察に従っての事件を「連続不審死事件」とするものがあるが、実態はサイコ化事件の「連続殺人事件」である。

*7:「暴行に関する供述は得られなかった」に署員の嘘はないが、問題は激しい暴行が実在しながら暴行の供述をなぜしないのか見抜けなかったことである。I家の2人は暴行の供述をしないだけでなくを「おばちゃんは良い人」と説明した。この時期のI家は残虐行為で逆転快ドーパミンの快感を味わう疑似サイコ後期にまで至り、サイコパス崇拝を起こしている犠牲者が複数いた。警察官がこのサイコ化段階のI家に的確に対応するにはサイコ化事件サイコパス崇拝を理解しなければならない。I家のサイコパス崇拝は本シリーズ(その4-26)「(I-5)(d)I家のサイコパス崇拝が判決を誤らせた」参照。

(その4-53)へ続く。

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