我が家の庭で笹百合が咲いた 2012年6月7日

松江市の実家から久しぶりに　大阪府河内長野市の我が家に帰ってみれば、狭い庭の片隅で去年秋に、植木鉢に植えた笹百合が小さな花を開いていた。大感激だ。

といっても、岩湧山で盗掘したり、山野草の店で買ってきたものではない。

去年の夏の終わりにダイトレ（大阪奈良和歌山の県境尾根道ハイキングコース）を歩いていたら、大きなリュックを背負い、泥だらけの服装をした人と出会った。

しばらくその方とお話しているうちに、お互いダイトレをほとんど毎日のように歩いている事がわかった。

その方にどういうわけか、すっかり気に入られて、笹百合を岩湧の森に増やすお手伝いをすることになったのだ。

その方は笹百合を自宅で栽培して、球根を増やし、大好きなダイトレに植えて歩いているとの事で、そのときも笹百合の球根を植えるお手伝いをした。

別れ際に、「この球根をお渡しするので、家で栽培して笹百合を増やし、またダイトレのあちこちに植えてください。大きくなり球根を分けて植えれるようになるまで7年くらいかかりますが、根気よく続けてください」

と言って大きな球根をいくつかくださった。

私一人では心もとないので（7年後も生きているかどうか判らないので）、知り合いの私よりずっと若い山の好きな女性宅へも球根を分けてお持ちし、手伝ってもらうことにした。

今年の春に植木鉢の一つから芽が出ているのを知り、毎日水遣りして楽しみにしていたが　こんなに早く笹百合が咲くとは思わなかった。

早く大きく育ち、岩湧の森のあちこちに植えられるようになるまで、がんばって生き延びなければ。

しかし7年先は長いなあ。生きているのかなあ。

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一本だけ咲いた。左となりの鉢はまだ芽も出ない。



山で咲いている花より、一回り小さな花だ。

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