怒りのブログ

憤りを言葉にせずになんとしようか。

早寝早起き朝ご飯教の布教活動

2007-05-31 06:00:05 | 教育
>もっとこの問題に
という「この」のは何を指すのだろうか?

>起床が早く、バランスのいい朝食を食べている家庭は、生活にリズムがある。
というのを受けているのであれば、
起床が「早い」、「遅い」
または、
バランスのいい朝食を「食べている(家庭)」、「食べていない(家庭)」
のこと(ないしは両方)であろうか?

この手の宗教活動に千葉大学が協力しているとは困った問題だ。
数値の取り扱いも極めて恣意的ないしは作為的、誘導的だ。

「この問題」の指すものがそういったものであれば、どう対策を講じればいいのか。
それ以前に、「なぜこういう生活習慣であるのか?」という社会科学的な問いにこたえようという話に聞こえない。

「学校も関心をもて」というが、学校に起床を保障するシステムを導入し朝食給食でもせよというのだろうか?
(いっそ寮制にでもするのか?)
まさか啓発活動を勧め、家庭にプレッシャーを与えよといっているのではあるまいか?

子どもの生活習慣は、よくもわるくも保護者の生活状況に影響を受ける。
起床が遅い(就寝が遅い)、朝食を食べれない(用意できない)家庭は、にっちもさっちもいかない状況を抱えている可能性がある。
そういった家庭を支援するシステムを構築するということなのか?

そうは聞こえない。

また、「そのような生活習慣をすればいい」というのは、現時点で宗教的な話にしか思えない。
それだけに集約する矮小化された問題になってはならないと捉えたい。

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「早起きの子どもは学校が好きで楽しい」 3都県調査(朝日新聞) - goo ニュース2007年5月29日(火)12:00
 早起きの子どもは学校が好きで、楽しいとも感じている――。早起きと学校好きの間にそんな関係があることが、教育学や食物学の専門家でつくる「子どもの生活リズム向上のための調査研究会」の調査でわかった。

 東京都2校と千葉県、鳥取県の各1校の計4校の小学5年生231人を対象に06年9月、5日間の行動や意識について調べた。それによると、学校を「とても楽しい」と答えた割合は、6時半前に起きる「早起き」の子が46%に対し、7時半以降に起きる「遅起き」では18%にとどまった。また、「早起き」の子は、7割以上が8時前に登校し、下校も午後4時半以降が33%と最も多く、学校に長くいることを好む傾向も表れた。

 一方、学校が「とても楽しい」子のうち51%が、主食や副菜などが4品以上あってバランスが良い朝食をとっていた。 研究会代表をつとめる明石要一・千葉大教授は「起床が早く、バランスのいい朝食を食べている家庭は、生活にリズムがある。学校も家庭も、もっとこの問題に関心を持ってほしい」と話す。

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2 コメント

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切れ味 (今日)
2007-06-01 06:07:50
宗教活動・・・・・とは、分かりやすいですね。
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コメントどうも (yo)
2007-06-02 21:26:01
親の問題は社会の問題だと思うのですが、社会的、あるいは経済的な見方で論議されず、教育の話になっているのは歪んだ見方だなと思うのです。

「30文字書け」というのと「漢字を学ぶ」というのが違うように、この問題は歪曲され、一つの結果責任を押し付ける先を見つけたようにしているだけの信仰でしかないと私は思います。
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