怒りのブログ

憤りを言葉にせずになんとしようか。

リーク

2006-12-22 21:56:21 | 教育
また職員会議内の話をリークしようと思う。
あんまりだと感じるからだ。

ただ、首がかかりそうな内容なだけに、日付をそのままに、アップを遅らせて記憶しようと思う。
そう、ひっそりと・・・。

卒業式などが地方自治体の行事と化し、式の形式、その他が教諭の理想や児童の主体性、保護者の想い、地域の伝統が考慮されなくなったことは、現在よく知られる事実だと思う。

具体的には、舞台演壇形式や日の丸拝礼・君が代唄えの強制卒業式だ。

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それでも、昨年度までは、式に、「卒業生への在校生の想い」をということで、会場内の装飾に、在校生手製の飾りなどがあったものだ。

今日、それが排斥される事実がわかった。

校長は「市の意向」ということ、「静粛に行う式」をということ、そんな理由で、その装飾を排除する方針を会議中に発した。
もう卒業式の会場は教育の現場ではなくなった。そう思った。

当事者的な関わり合いを教員ができない世界が学校の「式」であるならば、学校でやる必要性さえ疑わしいものだ。
ましてや、そこに教員が居合わせる必然も、保護者の前で演ずる卒業生も、見守る保護者も、全て「式」の必然であって、当事者である必然ではなく「式」に参加させられているとも考えられる。
強権的な匂いの紛々とする中で行われる卒業式を無条件で飲み込むというのか。校長。
そういう表情をしている。冷たい目。

会議は終わった。

私は卒業式を捨てる。そういう不良になったのだと思う。
学校は首長の思うがままだ。

教育活動は不当な支配に屈するがごとくである。(旧47教育基本法)
主権者は削除されたのである。(改悪06教育基本法)

そこに嬉々として屈服することを選ぶ校長は最低だ。
私はいつまで正気を保って教員を続けられるのか不安だ。

最後に一点、自分の情報のリーク。
実はこの学校の行く末を見とれる立場から(校長に)外された。
わずか3年か。
(愚痴を言えば、我が家は赤子だらけ。遠方だったら責任はだれがとってくれる?)

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4 コメント

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Unknown (あられ)
2006-12-29 08:21:33
文科省の是正指導を受けた県で仕事をしているものです。卒業式がただの「式」になったのは,もう,記憶にないぐらい昔です。悩むと病気になるので,割り切りましょう。病気になってこの仕事を止めるようなことがあれば,またひとり,こころある教師が現場を立ち去ることになります。がんばりましょう。
返信する
お気遣いありがとう (yo)
2006-12-29 10:13:21
すでに病気なので・・・(笑)。

せっかく心配していただいているのに、あまのじゃくですが、
「割り切る」といいつつ「こころある」とあるのは、結局割り切れていない話だと・・・。
ま、私は不良になるべく頑張っている最中ですが・・・。(^^;

今の私にとっては、家族のために「教育」を「凶悪」にするかどうかの良心の呵責の問題です。
(ま、これは気長に思い悩む時間がありそうですが・・・。)

あられさんの記憶にないとおっしゃるけれども、私にとっては、すい3年前くらい。
東京都は遅れていたのですね。
あられさんはどちらなのでしょう?
有名な栃木県とかかな?

私は、教育基本法改定の時期とリンクさせた文脈で受け止めています。

私は異動を繰り返す、流浪の教員でいる覚悟をしなければいけないかもしれませんね。

まとまりませんし、少々、心遣いに甘えたレスをしてしまいました。
失礼があったらすいません。また、コメントくださいな。
返信する
私にとって価値あるブログ (あられ)
2006-12-30 12:01:29
再び登場してしまいました。

このブログへは,「不適格教員」さんのところからきています。そこで使っているハンドルネームと違う名前で書き込んでいます。というのも,是正指導というと県がいくらか限定されてしまうので,別人の振りをしたつもりなんですが。(ばらしてます)

最近,自分のブログに犯罪まがいのことを載せて問題になった人がいましたね。それ以来,ホームページ及びブログを開設している現役教員を,どこかで調べているんじゃないだろうかと,びくびくしています。コメントもそうです。でも,ネットの海は果てしなく広いし,大丈夫かもしれませんね。心配しすぎかな。

yoさんの文章には共感することが多いです。「不適格教員」さんの文章やyoさんの文章を読みながら,自分の中の正常さを保っています。また寄らせてもらいます。次は,同じハンドルネームで。
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重ね重ねありがとうございます。 (yo)
2006-12-30 19:28:24
>yoさんの文章には共感することが多いです。
>「不適格教員」さんの文章やyoさんの文章を読みながら,自分の中の正常さを保っています。

涙が出ました。今年最後の感動の涙。
私は共感を求めてブログをやっているのだと実感しました。
ありがとうございます。

教師としてのブログって精神的にきつい部分があります。
でも、書く事で私も正常を保っているのかもしれないと思っています。

不適格教員さんはブログを始めて出会った数ある人たちの中で、格別シンパシーを感じています。
このブログを復活する動機づけになったのは、彼の「不適格教員」という言葉そのものです。

私は「不適格」を越えて「不良」をめざすつもりでやっています。
(ま、不適格教員さん自身を越えるなんて、大それたことを言っているのではないです。誤解のないように。)
中島義道の言う「ぐれる」レベルです。

そんな奴をほっておいてくれない教委などがあるならば、自分でその厚顔な顔をひっぱたいてやりたいので、開き直ってやっています。(笑)

>また寄らせてもらいます。次は,同じハンドルネームで。

私のようなもののブログでよければ、いつでもお願いします。
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