怒りのブログ

憤りを言葉にせずになんとしようか。

ライフヒストリーは社会科学用語

2005-04-09 12:36:15 | 教育書
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=30853115
教師のライフヒストリー 「実践」から「生活」の研究へ
アイヴァー・F.グッドソン/著 藤井泰/編訳 山田浩之/編訳
出版社名:晃洋書房
以前書評を書いたことがある。

今年度組んだ相手と話しているうちに、再び、こういったテーマに興味が戻りつつある。
仕事をやっていると何回か波のようにこういう時期がくる。

教師の(特に日本の)人生観とでも言おうか、いったいどういった見通しをもって暮らしているのか気になる。
公務員なのだが、非常に生活のリズムは不規則で、しかも災難のようにたまに自分が原因でないものにより打撃を被る。
いったいどういった気持ちで日々くらしているのだろう。
結構気になる。

キャリアアッププランという管理制度がある。
十年間を1タームとして、3ステップで考える。
毎年の自分の教師としての成長を計画させ、研修制度に生かす等するわけである。

今、都で実施されている人事評価制度のたてのレベル分けは校長、副校長、主幹、平である。
横軸は年功序列であったわけだが、主幹制度導入とキャリアアッププラン管理により、
出世前提で行動する事を求められ、出世しないとベースアップもままならない状態に陥る。
出世もご丁寧にコース分けされていて、主幹などの管理職コース。研究をベースにした指導者養成コース。
基本的にはどちらかしかない。
指導主事になるというコースもあるが、それは管理職になることを前提としているので、前者と同じ事になる。

人生には初任時期や結婚、子育て、介護、自分や家族のトラブルなど様々なことが待ち受けているが、そんな生活的な部分と仕事とのバランスをどうやってとっていくのだろうか。

非常に困るのはほとんどの真面目にやっている教員が、ある年齢がくると肩をたたかれ昇任をすすめられるのだからたまらない。
しかも、都の人事の問題だが、教員の年齢構成は30代から40代あたりがへこんでいる。
うるさいぐらいこの手の話がくる。
静かに、万年平社員で、初心忘れず子どもに向かっていく事を許されないような状況は、人生つまらない。
というか、人の人生に口出しをし過ぎである。余計なお世話である。

こんなことを話して理解してくれる同僚先輩後輩に恵まれていなだけだろうか。

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