怒りのブログ

憤りを言葉にせずになんとしようか。

TVドラマ嫌い

2007-09-24 20:39:35 | 教育
医者に対する「ブラックジャック」に当たるのが、おそらくTVドラマ「熱中時代」と「金八先生」だろう。

10月11日より金八先生シリーズ8なのだそうだ。

ちょっと観念的な部分も多かった熱中先生に対して、現実の現場をドラマ化したかのような金八先生は、ドラマとしてよりも、そのリアリティに注目が集まった気がする。
実際に語られる両者を比べると、前者がその先生のキャラクターや言動に注目されるのに、後者の金八シリーズは、同時代性、生徒の言動、社会性にまで言及されることが多いと思う。

ドラマにおいてリアリティと言った場合、タイミングの問題や背景の一般化と共有化、テーマの選択、重層化による複雑さの回避などに加え、あまりにリアルすぎて現実に影響を与えかねない事例の一致してしまうことに対する一般的な教育的配慮が必要になるであろうから、なかなか客観的に批評してどうこうという話にならないと思う。

よく「金八先生は現実にいるか?」などという問題は、その設定自体が解釈の多様化が避けられないだけでなく、リアリティの壁の前で観念性を抜け出れない。
一昨年くらい(?)に「女王の教室」がネット上で語られることが多かったが、それなどは「金八シリーズ」のようなリアルな設定自体が抜け落ちており、現実との比較などはナンセンスの極みだったのだが、そういった観念性をもとに言動が広がるに至っては、デマゴークと同じ狂騒を呈していたと思う。

ここにきて「金八シリーズ」というTBSには、どこまで武田鉄矢というキャラを使い続けるのか?という、エンタメに対する創造性の欠如、シリーズに対するリアリティへの潜在的な欲求に対する無視という部分で、諦念のようなものを私は持ってしまうのだが、それでも「教育」というテーマでTBSはやっていこうという部分があるのだろう。
「それだけのこと」と言い切りたくはないのだけれど、出涸らし感で語られてほしくない回顧心があるのは、自分自身も影響を受けている部分があるのだなというところ。

よいドラマだったらだれか教えて欲しい。
私は元来のTVドラマ嫌いだから見ないけれど。

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註:
私がTVドラマを嫌いな一番の理由は、照明がとっても変だから。(気になってしょうがない。)
物語の展開にリアリティを感じないから。(だいたいぶつ切りで、あんなに長い展開ではねぇ。)
時間設定が無理だから。(仕事上、見る時間にない。)
俳優に関して語られるとき、ミーハーではないので名前もろくに覚えないから。(コミュニケートのツールとしては不足。)
他にもあるけれど、主なものは以上。

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