怒りのブログ

憤りを言葉にせずになんとしようか。

〈育てる経営〉の戦略 ポスト成果主義への道(講談社選書メチエ)高橋伸夫/著

2005-06-03 23:34:20 | 教育書
実は立ち読みで読んでしまった。
こんなことから富士通の話なんかも知った。
(そういえば大企業勤めの親父も当時の富士通の悲惨さをいっていたなぁ)

教員もある意味「成果主義」が導入され、強烈に年配諸先輩の中にはやる気がそがれている者もいる。
同時に、若輩、若年教師にとっての先行きの暗さや異常な出世などが目立って増えてきているように思う。
今まで抱いていた問題というか「なぞ」が少し解けた気もした。
やっぱり「育てる」って「繋ぐ」=「仕事が生き残る」ことなのだろうと思う。
こっちの業界に照らしてみれば、だれた向上心しかもたない輩や目的を変質させ続けてきたしょうもない組合運動などの駆逐には一定の成功をした。一方、単色傾向の研修と命令をくだし続け、共通理解も拒否し、理念の共有化もしない中で、方策の丸投げとその責任放棄・(現場サイドへの)転換を繰り返し、業界人にとって必要であるはずの、今後の展望や多様な未来への可能性に対して、壊滅的な打撃を与えてようとしている教育行政はやっぱりただの暴走者にしか見えない。
しかし、私には(現状では)忌み嫌うべき敵なのだが、同時に話を聞いてもらわにゃいけないヤツなのだ。
困ったもんだ。