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一般社団法人EIGC代表理事のブログ/ ニュース英語 北千里教室(大阪府吹田市)

暗唱は、PassiveをActiveに変える - Winter Recommendation (2)

2009-12-28 21:46:30 | ニュース英語・英語学習
TOEICの話はいったんこのへんで終了して、再度、冬休みプレゼントのお話に戻ります。

前回、「書くことで力は伸びます」ということで以下の記事を書きました。
書くことで英語力は伸びます - Winter Recommendatin (1)

今回、その「書く」の話の続きの前に、暗唱の効果について、お話をしておきたいと思います。

クラス1とクラス2には、同じプレゼントを差し上げていますが、
クラス0.7の方には、ディクテーションと暗唱をプレゼントしています。

ディクテーションは、
    ・耳を鍛える      ・構文を自分のものにする

この2つを目指すためのプレゼントです。


暗唱には、単に聞いたり、読んだりするだけとは異なる、大きな効果があります。
クラス0.7のテキストから、ヘレンケラー、または嘉納治五郎のどちらかを
完璧に覚えていただくのですが、その順序として

  ・全文をしっかり読んで理解し、Exerciseを済ませ、
  ・一文ずつ、ディクテーションをする
  ・音声に沿って、シャドーイング
  ・音声を止めながら、一文ずつリプロダクション
  ・各文の最初のワードのみをヒントに暗唱
  ・仕上げ

これだけのメニューをこなせば、それほど苦労なく、自然に暗唱できます。
そして、暗唱には、Passive vocabulary や Expression を Activeなものに変える効果があります。
   ※Passiveは、「受身、消極的な」、Activeは、「活発な、能動的な」

つまり、「読めば、だいたいわかるけれど、自分では使えない」レベルの
単語や表現、構文、文体を、自分が使えるレベルにまで、落とし込む
ことができます。

イメージでストンと自分の中に落ちてくる、借り物だったものが、自分のものになる、という感じでしょうか。
文章を読んでいても、理解の深さに変化があります。


実は、これは私自身が若い頃に身をもって体験しています。
   高校時代、赤点ばかりとっていた英語でしたが、 
   リーダーの教科書でバートランド・ラッセルという哲学者が書いたパラグラフの内容が気に入って、
   そのパラグラフを何度も何度も読み、暗唱してしまったのです。

   それ以来、そのリーダーのテキストの中で気に入ったものを何度か暗唱するうちに、
   底辺をさまよっていた英語の成績がどんどん上がっていきました。

やはり、暗唱すると、単に「勉強した」というレベルよりもっと深化し、英文を本質的に理解できます。
暗唱で単語や表現が身につくのはもちろんですが、英語のセンスも身についたと
実感しました。

そういう感覚を受講生のみなさんにも味わっていただきたくて、暗唱課題をプレゼントしました。

これをきっかけに、気に入ったパラグラフなどをときどき暗唱してみてください!


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