八尾市市民活動支援ネットワークセンター「つどい」(ブログ)

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「和ろうそくは、つなぐ」展示会&ギャラリートークの振返り【つどいの役割を実感する】

2023-07-22 17:13:33 | 「つどい」の主催行事とお知らせ
こんにちは。
つどい業務責任者の新福(しんぷく)です。

2週間に渡る展示会「和ろうそくは、つなぐ」が終了いたしました。
Facebookには、掲載していたのですが、つどいブログに掲載を漏らしておりましたので、
こちらにもこの間の活動の振返りと下記にまとめ掲載いたしますね。

★概要★
「和ろうそくは、つなぐ」の一連の取組みは、昨年11月で終了していました。
再び「プリズムホール」の会場提供のお声がけにより、「和ろうそくは、つなぐ」自身も継続して展示会として、今回、新たに出来ました。
また、今後の映画製作といった今後の展望も広報することが出来ました。
「和ろうそくは、つなぐ」を通じて、プリズムホール・展示会場隣の店舗「ターコイズブルー」などとも連携が広がる機会を作る事ができました。
詳細としてまた特記する内容として、下記にまとめます。


 会場は、一面、和ろうそくづくしとなりました。

★三者協働で開催した展示会★
つどい登録団体「八尾で絵の本ひろば広げよ会」「プリズムホール」「つどい」での協働で開催。

つどい登録団体「八尾で絵の本ひろば広げよ会」代表の池田多瑛さん。
この方が、ぜひさせていただきたいと言う一言で成功することが出来ました。
仕事も有休を取って、会場に駐在するなど主体的に動いていただきました。
やっぱり、市民活動団体が「つどい」を支えていただいております。
お互いが助け合いで、20年近く支えて来れたのも、つどい登録団体(市民活動団体)
のお蔭様です。ありがとうございました。


★来場者とつながる★
「八尾で絵の本ひろば広げよ会」の代表である池田多瑛さんを訪ねて、展示会にお越しになられました。
別途、9月に同会場で展示会をされるデザイナー・イラストレーターの平井陽子さんとつながったことは大きな人財発掘となりました。


図解資料を撮影するつどい登録団体「八尾マジッククラブ」「M's」の吉田広三さん。

この図解資料が、プリズムホールで展示会へと発展することが出来ました。
大久保館長、プリズムホールのみなさん、本当にありがとうございました。


★「ギャラリートーク」開催経過と連携の試み★
当初は開催を予定していませんでした。



話合いの中で、著者の大西暢夫さんが岐阜県から駆け付けることがわかり、池田さんの提案で実施に踏み切りました。

ギャラリートーク:大西暢夫さん。

「つどい」としては、展示会場の隣にある店舗「ターコイズブルー」さんと連携する機会になると感じました。
そのため参加代と別途「ターコイズブルー」でワンドリンクを注文してもらい、参加者には粗方1,000円程度の受益者負担をしていただきました。
(役割分担として、会計はつどい登録団体「八尾で絵の本ひろば広げよ会」が自主的に担当となり実施。つどいはタッチしていません。)
「ターコイズブルー」のドリンクを楽しみながら、店舗の売上もほんの少しだけ貢献させていただく事も出来ました。
また開催当日は、大ホール等で多くの来場者が来られないことがわかり、1階のオープンスペースで開催をすることが出来ました。


★協働・つなぐ視点で★
展示会場である1階のオープンスペースでは、これまで読み聞かせを開催したことはあったそうです。
今回、ギャラリートークとしてサロン的な場を設けたことは初めての試みとなりました。
隣の店舗「ターコイズブルー」ともつなげて取り組んだ行事開催も初めてとなりました。



★「ギャラリートーク」自身の開催★
大西暢夫さんは、現地で見て感じたことを、素朴に、ありのまま、お伝えいただき、それがみなさんにとても伝わりました。
プレゼン資料はなく、スクリーンに映し出される現地で撮影した写真のみでお話をされました。

プリズムホールでは、近畿大学での講義を受け持っており、館長と学生15名が、見学に参加された。
一時は、主催者を含めて総勢40名の参加にまでなった。

ギャラリートーク:近畿大学生15名が見学に来れました。館長・学生のみなさん、ありがとうございました。

詳細は、昨年11月に開催したお話会について、「つどいブログ」でまとめていますので、ご覧くださいませ。

 ▼昨年11月に開催した取材記事はこちら▼
「和ろうそくは、つなぐ」お話会【その1】
「和ろうそくは、つなぐ」お話会【その2】
「和ろうそくは、つなぐ」お話会【その3:完了】



★大西暢夫さん自身がつなぎ役★
職人さん同士は、遠方であるため、つながりが少なく、使われなくなった原材料が、次は何に使われるのかをあまり知りません。
それぞれの原材料が、現地まで何度も追いかけて、循環する流れを、大西暢夫さんは突き詰められました。
それを今回のギャラリートークで、みなさんに伝えてくれました。まさに大西暢夫さんは、中間支援・つなぎ役をされています。
かつては、地産地消として、原材料が近くで確保できたので、人とのつながりや顔もわかる関係だったのでしょう。
当時は、この原材料が、次は何に使われるかも知っていたかもしれません。
現在は、全国から原材料を調達することで、顔もつながりも、原材料が次に何に使われるかもわからなくなったのではないかと感じました。



★蚕の繁殖から見る自然と人工の境界線★
明治になり、春でも夏でも蚕が孵化できるように技術を開発してから、養蚕業が産業発展し、生糸・真綿の大量生産につながった。
今日の日本の大量生産・大量消費・大量廃棄の内、特に大量生産の歴史・はじまりは衣食住の「衣」である養蚕業であると、大西暢夫さんは結論を示された。
その中で、蚕は自然界に放つと生き延びることが出来ない。また孵化した蛾は飛べない。この蚕は、自然ではなく生糸・真綿を生産する人工化したサイボーグに見えると言われた。命の領域、養蚕業の蚕は自然のものなのか、自然ではない人工的なのか、今でも議論をされているとのことだった。

ギャラリートーク:生糸・真綿の話で興奮する大西暢夫さん。糸の話は好きで夢中になられます。


「つどい」からは、ギャラリートーク閉会のご挨拶及びまとめをお話しました。
日本の思想の根本である「すべての物質・生き物には御魂(命)が宿っている」と信じた日本人は、命が宿る物、自然・生き物、親・先祖の全てにおいて命を尊んで来たこと。
そして、
命を尊び、そして皆、ひとつ(命)につながっていることをお伝えさせていただきました。



ギャラリートーク終了後:平井陽子さんの作品を見る大西暢夫さん。
平井陽子さんと大西暢夫さんとも初めましてとご紹介や顔合せされ、つながる機会となりました。


★つどい登録団体と振返ること実感する「つどい」(中間支援)の役割★
「つどい」は、人の意識といった目に見えないものを扱う分、事業を実施してから、すぐには気付かない効果や意味を実感するには、何年も要する事があります。
そのため、業務報告書には記載が間に合わず、また文字で示すことが難しいことがあります。

何年も要して気付く事として、八尾を好きになる気持ちや、八尾のまちに愛着を持ったなど、後々になって、あの時、「つどい」で取り組んだ事が、始まりやったと気付き思い出してもらえたら、とても嬉しいです。それに気付いていただくまでに、それらの気持ちや意識を育んでもらえれば、なお嬉しいです☺️

日常生活では味わえない、つながる嬉しさや喜びを、市民活動の世界や八尾の地域社会も交えながら、味わってもらえたら、嬉しいです。

今回の「和ろうそくは、つなぐ」の開催も、何年も経ってから、じわじわと意味や、つながる嬉しさや喜びにつながれば良いねと、お話をしながら、振り返っていました。

それが、【どこにもない「つどい」といった中間支援(つなぎ役)の役割ではないですか?】とフィードバックをもらい、気付かせていただきました。

これが、つどいにしかできない、地域資源の集めて連携・協働につなげ、地域活性化と言った公益につながげる「コーディネート支援」になればと思います。

どうも、貴重な機会をありがとうございました😊 おおきに💛




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