こんにちは。
つどい業務責任者の新福(しんぷく)です。
本日は、珍しく他市町村の事例をご紹介いたします。
★ 経過:なんで事例紹介をするの?
私事ですが、コロナ禍前まで、「つどい」の業務に追われており、何年間も他市町村の情報収集や他市町村の市民活動センターとの交流がほぼ、出来ず仕舞いでした💦
また、八尾市の重点施策の業務となり、テーマ型の市民活動団体と地縁型の地域活動団体の協働づくりが中々進まなかったことに四苦八苦していました。
また、上記の協働による地域活性化や活動資源の促進までは中々いかず、困り果てて、もう一度、「地域分権の現状と課題」を独自に調べ提案と情報提供に徹して来ました。
※ 今年度から八尾市では「八尾市第6次総合計画」の計画期間に入り、これまでの「地域分権」から「共創と共生の地域づくり」と言う名称に代わりました。
名称は変わりましたが、本質的には「市民主体のまちづくり」に変わりはありません。また内閣府の「新しい公共」という行政から市民・地域への権限移譲についても変わりはありません。
平成から令和に改元する寸前に大幅な人事とスタッフの世代交代を実施し、約2年前からのコロナ禍に突入した中で、これまでの疲れでぐったりしていました。
さらに、やりっぱなしになっていた「つどい業務」を見つめ直すことや「中間支援・NPOに関するスタッフ学習会」を通じた振り返りや事例を収集する方に目を向けることが出来ました。
元号改元・西暦も2020年と節目を迎えて襲ったコロナ禍が重なりましたが、見直し・見つめ直し・振り返りを行うことは貴重な機会となりました。
さあ、今年度は、過去の振返りから得たことを含め、もう少し今後の事も考えようとなりました。
(今年2月~3月までは、つどい業務委託選定における公募型プロポーザルがあり、今年度から4年間継続して運営をさせていただくことになりました。)
(今年度から業務委託1年目ですが、すでに20世紀を知らない若年層スタッフが活躍し台頭をしている今日この頃です。)
★ほんでもって事例収集(エピソード長くて、ごめんなさい🙇)
先日から、委託元の八尾市コミュニティ政策推進課との話合いを行っています。
今年度及び来年度の目標・到達点と、各年度の具体的な取り組み、委託契約最終年度(令和6年度)の「市が求める4年後のめざす姿・状況」(提示案)について、現状の共有を含めて、2回連続で話し合っています。
(12/3(金)も夕方前から話し合っていますので、来館対応が私自身愛想無しになりますが、ご了承くださいね。)
昨年度までに何度も提案をいただいていた外部講師による講座等の学習について何も出来ていませんでした。
これまでの経過から講座では参加が芳しくないので、相談業務で対応していました。
今回の公募型プロポーザルでは、内部のスタッフ研修として外部講師を招聘(しょうへい)する内容を提案しています。
ほんでもって、つどい業務では、「スキルアップの支援業務」「社会貢献活動への参加支援業務」「連携・協働のコーディネート業務」がありますが、共通して委託元から提案があったのが、他市町村の支援センターとの情報交換・センター同士の構築などが「市が求める4年後のめざす姿・状況」(提示案)に提示されていました。
私共、つどい業務運営を担うNPO法人です。私事ですが、約10年間業務責任者として、避けて通れない、委託元との話合い・協議は、時には平行線・決別・物別れといった関与が大きく協働がうまく進まない時期もありました。その中でも、業務運営当事者が気付いていない点を、行政から意見をいただけるのは、本当にありがたかったです。
一例として、過去に対応した相談業務のマッチング状況を調べることについては、アドバイスをいただくまでは、こちらは気が付いていませんでした。感謝しています。ありがとうございました。
良いも悪いも、業務委託の協働においては、本当の経営者・責任者は、残念ながら私共ではなく、行政になってしまいます。
本当は「市民主体のまちづくり」においては、責任も私共にさせてほしいのが本音です。
これについては引き続き協議が必要だと思いますが、権限移譲については「つどい」の施設だけの話に留まらず、もっと全体的にさらに議論が必要だと思います。
★事例を調べたら、こんな取組み見つけました(本題はここから!シェアしたいと思い、情報提供します!)
他市町村の市民活動センターを調べようと思い、以前に訪問したことがある「NPO法人市民ネットすいた」さんが指定管理者になっている「吹田市立市民公益活動センター(愛称:ラコルタ)」のホームページを閲覧しました。
名称にある「市民公益活動」とは、市民が自発的に行う社会貢献活動です。
市民という意味は、市内に住む方、市内に働く方、市内に学ぶ方と、住民だけではない広い概念で捉えたらよいと思います。
社会貢献活動の範囲も同様に広く、地縁型の地域活動、テーマ型の市民活動、社会貢献を行いたい事業者と個人も含めて活動主体の対象が広いです。
また、教育・研究機関や行政との間で交流を深める情報共有、人材育成を図り協働によるまちづくりを推進している施設です。
「ラコルタとは?」
「つどい」と同様に対象者や業務内容が幅広い点で、共通していますね。
(つどいの業務は、今年度から政策提案等は、予算削減に伴って業務から外れています。)
★ホームページを閲覧しながら、右端のバーに注目すると・・・
「地域自治組織運営トリセツ ~役員になったら読む冊子~」
「市民活動センターなのに、こんな冊子をつくっているんや~!」と驚きました。
「ラコルタ」の業務内容を確認して、「八尾以外でも地域活動団体への支援を行っているんや!」とこれまでの思い込みを反省しました。
(つどいでのこれまでの地域分権推進のおける中間支援業務が、なんらかの波及・影響の一要因になっていたら、嬉しいな~!)
読んでみて、「しっかりまとめてはる!」という印象と感想です。また「なんや、すでにまとめてたんや~!」とホッとしました。
先日の委託元との話合いであった「組織運営のチェックリスト」がこの冊子にまとめられていたり、つどいで少し話題になった「ファシリテーター」のことが簡単に紹介されていたり、役員の選出方法を図解でわかりやすく説明していたり、また吹田市地域委員会研究会が行った「地域の自治組織についてのアンケート調査報告書」と基にデータの裏付けから紹介をされて、「わかりやすく」かつ「しっかりまとめている」冊子でした。
かつて2019年12月17日に開催した「第2回 八尾市校区まちづくり協議会の支援に関する検討会議(全体会)」において、校区まちづくり協議会の活動及び運営に関するチェックリストについても話し合われていました。項目の分量が多い、様式にあてまめればそこまで難しくないのではなど、意見が出ました。
この議論をしている時期には、すでに吹田市では、2019年3月に「地域自治組織運営トリセツ」が完成し、「組織運営のチェックリスト」が掲載され冊子やホームページで公開をされていました。
あぁ~、事例収集なくして、独自で案を創るのはエネルギーがかかりますし、合理的ではない部分がありますね。私も反省です。
多くの地縁型の地域活動団体をはじめ、自治会・自治振興委員会・福祉委員会・校区まちづくり協議会に携わる皆様に一度、振り返りとして読んでいただきたいと思いました。
さらに、これから携わる方、携わらなきゃいけない方に、活動に携わる道標(みちしるべ)になる一冊かと思いました。
ホームページはこちらをクリック!「地域自治組織運営トリセツ」
★ そして、吹田市役所自身もしっかりまとめておられます
「自治会ハンドブック」と「自治会ホームページ」
「地域自治組織運営トリセツ」の紹介ページを拝見すると、吹田市も「自治会ハンドブック」を作成されており、併用されるとより効果的に活用いただけますと紹介していました。
さっそく、クリックすると下記のページ(吹田市 自治会ページ)に行きました。
自治会情報が満載でした。
特にすごいなぁと思ったのは、吹田市役所に提供にあった自治会で回覧したチラシが、このホームページで閲覧できることでした。
紙の回覧板で見たチラシほしいなぁ~と思ったら、このホームページに掲載されているかもしれませんね。データで得られるので、スマホでも閲覧できますね。
ほんま、時代に対応してはります。それから、ほんま、自治会の「いろは」が詰まっているページでした。
率直に、他都市町村のしっかりとまとめた、わかりやすい情報を読んで、いちから学んで情報収集したら、後は八尾市との違いを理解して、八尾市コミュニティ政策推進課に問合せて確認して行けば、だいたいの事、全体的なことを体系化して理解ができるな~と思いました。
い~や、久々に事例収集を行ってよかったです。
最後に「自治会ハンドブック」の画像とリンクを掲載しておきますね。
今度の、委託元との話合いで、再度シェアしようと思います。
週明けにすでに委託元も、この記事を閲覧しているかもしれませんね。
委託元からの他市町村の市民活動センターの収集について、気付き・提供をいただいたおかげで、情報の収集・理解・提供が出来ました。
ありがとうございました。
最後まで、ご覧いただきました、皆様、重ねて、ありがとうございました。
ぜひ一助になり、お役に立てれば、嬉しいです(*^_^*)