こんにちは。
つどい業務責任者の新福(しんぷく)です。
7月23日に主催者でありご担当者の温川さんからご案内をいただき、取材にお伺いいたしました。
八尾経営・技術交流会(マテック八尾)ロボット分科会とは
「八尾市をロボット事業の生まれ故郷にする」ことが目的で立ち上がりました。
「将来の御茶ノ水博士を育てよう!」をスローガンにアリオ八尾で「ロボットフェア」として「ロボットコンテスト」を開催しておられた団体です。
「ニュースつどい 2012年3月号 第90号:第4回ロボットフェア開催報告」
「つどいホームページ つどい登録団体紹介:八尾経営・技術交流会(MATEC YAO)ロボット分科会」
ホームぺージ:八尾経営・技術交流会(MATEC YAO)
なぜご案内をいただいたのか。
いくつか理由があるのですが、その中でも「ロボットフェア」で「ロボットコンテスト」に出場していた小学生が10年以上の歳月を経て、なんと大学の卒業制作で当時の思いを作品にして披露をされたんです。そのため、取材にお伺いしました。
八尾のロボコンに参加してくれた当時小学生だった髙岸航平さんが、昨年度、京都市立芸術大学での卒業制作においてロボコン時の思いを馳せた作品は「祭り、人類は木と共に」です。
下の「日刊工業新聞」で取り上げられていますので、ご覧くださいね。
地域の子どもたちのモノづくりへの関心向上に寄与されたこと、「人づくり・人育て」として10年以上経過して、人が育っている点に取材をさせていただきました。
残念ながら、つどいがロボットフェアで取材に行った2012年当時は、髙岸さんはすでに小学校を卒業されておられ、その前の2010年か2011年頃に出場されていたこともわかりました。
一見、平坦な机に見えそうですが・・・
中に装置が備わっており、一本一本の檜が立体的に動き出す作品です。
「人類は木と共に」と作品名の通り、人類は地球と共に共存共生社会も、どこかで意識されているのかもしれません。
卒業制作後も改良を続けられ、立体的に動き出すようになったそうです。
ヒノキは3メートルの1本物を、一つ一つの大きさに切って、本研磨して加工され、手間暇がかかっています。
髙岸さんは木工専攻であったため、作業自身は苦にならず取り組まれていたそうです。
吉野の銘木屋をご紹介されたそうですが、実際は千葉県産のヒノキだそうです。
装置をじっと覗いている「理化工業株式会社」の森嶋代表取締役
今回ご案内をいただいた関西クラウン工業社 代表取締役の温川政佳さんです。
温川さんとは「環境アニメイティッドやお」でお世話になりました。
特に「特定非営利活動法人グラウンドワーク八尾」のお立場で「KES環境マネジメントシステム」を八尾市内の中小企業に普及するためご尽力された方です。
温川さんの背中を見て、何かやるせない気持ちに見えたのは私だけでしょうか。私と再会したものですから、その気持ちを引き出させてしまったのかもしれません。
この方も、私にとって頭が上がらないひとりです。奥様と再会出来たことも嬉しかったですが、娘さん達ともちゃんとご挨拶させていただき、お話が出来たのも貴重な機会となりました。本当にお世話になりました。温川さんに再会できたのも、感慨深いものがありました。
つどいの(勝手に)豆知識
※ 「KES環境マネジメントシステム」
「ISO14001」の簡易版です。環境負荷を改善する事で経営も改善するシステムを事業者が自ら事業所内で構築して行きます。
そしてその構築したシステムを外部の方が認証します。
本来は「ISO14001」の認証がベストですが、事業所に1名専属の従業員を置かないと構築・維持することが出来ないため、中小企業には負担が大きいのです。
そのため、中小企業でも「ステップ1」「ステップ2」と段階別で認証できる「KES環境マネジメントシステム」が取得しやすく、近年では企業によっては、
「KES環境マネジメントシステム」を認証した事業者との取引・入札等でも優遇する動きもありました。
※ 八尾市内における環境マネジメントシステムの普及の経過
八尾市内にはたくさんの中小企業が事業所を構える中、「KES環境マネジメントシステム」が一番取得しやすく、「環境先進都市・八尾」を目指す中で、
普及を促進して行こうと「八尾市役所」も自ら「KES環境マネジメントシステム」を導入し、官民共に普及に励んだ経過もありました。
一昨年度か、昨年度か確認は出来ていませんが、八尾市役所も「KES環境マネジメントシステム」の認証の継続をやめられたのは残念です。
時代のニーズなのでしょうか。かつてのように内部認証と言う自らシステムを構築し、自らが構築のチェックを行い自ら認証する仕組みに戻されました。
もうひと作品のご紹介「噴水用水中LES照明」
「噴水用水中LED照明」です。
コロナ禍で閉塞感に陥っている社会を、打上げ花火のような仕掛けで人々の心を癒やしてくれました。
夏の夕べ、納涼の夕べという感じです。
この作品は、八尾市内にある「光陽技研」さんが作成されました。
※ 光陽技研
独立型太陽光発電システム、LED応用製品、省電力基板モジュールの開発、製造、販売を行っています。
太陽電池と蓄電池を組み合わせて電力を自給自足する小規模独立型太陽光発電システムや高効率・高輝度のLEDを使った省エネ製品を開発しております。
また、ロボットや教材向けの回路基板などの開発もサポートさせていただきます。
筒の中では噴水になっています。
今になってフと思い出すのは、千日前の「にじのまち(なんばWork)」にあった噴水を思い出しました。
昭和から平成の初めの頃のお話です。
この噴水の様子と髙岸さんの作品については、つどいFacebookページで動画投稿させていただきます。
分科会代表の「(有)たくみ精密鈑金製作所」代表取締役の鈴木謙三さんです。
鈴木さんも温川さんと共にお世話になり、特に八尾市立リサイクルセンター学習プラザ「めぐる」において、マスコットキャラクターの「めぐりん」を制作されました。
ロボットの「めぐりん」が手で握ったものが「アルミ缶」なのか「スチール缶」なのかを見分けて、言葉で伝えてくれました。
その節は、お世話になりました。
※ (有)たくみ精密鈑金製作所(きれいなホームページです。鈴木さんの真面目さが垣間見れますね)
弱電・IT関連部品の精密鈑金製品製造 開発品・新規品の試作・量産をサポート
弊社の試作品は、精度が高いために、設計どおりの性能があるのか正確に確認することができます。
開発における一連の工程の中で生じる、時間のロスや不必要な経費、ストレスの軽減に寄与できるものと確信しています。
また、追加工、金型の遅れなどによる量試、金型廃棄後のサービス部品の生産などにも対応しています。
技術開発部門の皆様や、プレス業の皆様の新規受注を側面からお助けいたします。
最後に、ロボット分科会が立上ったきかっけとなった先生もお招きなされ、遠方からお越しになられていました。
恩義や先輩を尊び敬うことは、人としても大切なことですね。
お招きいただき、ありがとうございました。