こんにちは 「つどい」スタッフ鞠ちゃんです。
ファミサロン「えんがわ」で行われている「元気もりもり教室」を第1回に引き続いて
取材しました。
第2回と4回は、お口のいろいろな事について。
【第2回目(5/18)】
「お口の働きとお口のトレーニング」
歯科医の塚本先生と歯科衛生士の野田さんが講師です。
塚本先生からは、
「お口の働きについて~いつまでもおいしく食べるための話」をテーマに
パワーポイントを使ってのお話です。
歯周病や摂食・嚥下障害についてや、「健康寿命」を伸ばすために、
「歯」が大きな役割をはたしているというお話です。
「80歳になっても、20本の歯を保つ」8020運動が推進されていますが、
入れ歯でも、食べ物を噛みしめる事ができ、のどの筋肉は力を発揮できるようです。
噛むことで、歯根膜センサーが働き脳に情報を伝達、認知症発症のリスクも少なくなるそうです。
1年に1回か、半年に1回は歯科医に行って歯のチェックを受けるのがいいそうですよ!
後半は、歯科衛生士さんから具体的な「お口」のことについてのお話です。
先ずは、「歯磨きの仕方」から。
歯磨き粉を使うと泡が立つことで、磨けていると勘違いしてしまうので
先になにもつけずにブラシだけで、その後歯磨き粉をつけて。
歯磨き粉には、フッ素などの成分がついているものもあるので、
すすぎは、1,2回で終わるのがよいそうです。
次に「のみ込む力」。
「反復唾液嚥下テスト」
30秒間に何回唾液を飲み込むことが出来るかのテストです。
のど仏に人差し指と中指をあてて、ごっくんするとのど仏が
上にあがります。これで1回。
年齢があがると、唾液が出にくくなり、飲み込んだ後つぎに溜まるまで
時間がかかるそうです。
高齢者の方は、3回以上できれば大丈夫だそうです。
あなたは、何回できるでしょうか?
また、ものを飲み込むのに、「舌」も大切な役目をしています。
やってみて下さい!
左右どちらかの下の歯の上に舌を置いたまま、唾液を飲み込む。
なかなかゴックン出来ませんね。
脳血管障害で身体にマヒがある方は、こういう状態だそうです。
「健口体操」も教えていただきました。
お口を閉じたり、大きく開けたり、ベロを思いきり出したり。
唾液がよく出て、飲み込みやすくなるそうです。
【第4回目 (6/1)】
「お口と体のトレーニング」
第4回も、歯科衛生士の野田さんが講師です。
まずは、「お口の楽しいトレーニング」
お口の老化度のチェックから。
キシリトールの咀嚼力判定用ガムで「噛む力」を知りましょう。
緑のガムが、噛む力が強いほど濃いピンクに変わります。
「早口ことば」で滑舌をはっきりさせる練習を。
また、パタカラ運動で表情筋をきたえましょう!
ほうれい線の予防にも役立つそうです。
パ・タ・カ・ラ運動?
それぞれの音を発声することで、舌とお口の運動になります。
パ・口を閉じて、勢いよく開ける。
タ・舌を上あごにあてて、すぐおろす。
カ・舌の奥が動きます。
ラ・舌全体が動きます。タとは、また違う動きです。
遊び感覚で楽しく舌とお口のトレーニングを教えていただきました。
片側ばかりで噛んでいると、舌も使っていない側が汚れるそうです。
極端な場合、舌の左右の色が違ってくることもあるとか。
怖ーいですね。
それと、総入れ歯と部分入れ歯の洗浄剤が違うとご存知ですか?
部分入れ歯には金属が付いているため、総入れ歯用を使うと
金属部分がダメになるそうです。
2回の歯科衛生士さんの講習を通じて、お口の中の事がよくわかりました。
元気で生活を楽しむために、歯と舌などお口の中の健康がいかに大切か。
内臓の健康には注意をしますが、子どもの頃から歯医者さんはイヤで、
痛くならないとお医者様には行きたくないし、、、と思っていました。
最近、歯の大切さがわかって定期的にチェックにも通っています。
好きなトウモロコシがいつまでかぶれるか。
ガンバローと。