この映画に、さほど期待していた訳ではありませんでした ( すみません )
久々に映画が観たいなあって思い、でも、上映中の作品の中にこれというのを見つけられないまま、なんとなく観に行ったんですよ、 コクリコ坂から
がしかし、これが嬉しい誤算でした。
凄く良かったです
私の心の琴線にポロロ~~ンって響きました。
海を見下ろす丘の上に建つ洋館で下宿屋のコクリコ荘の娘 海 が主人公
高校2年生の海の日常、学園生活、初恋、出生の秘密 ....
時代設定は、東京オリンピックの前年
日本が高度成長期へ突入しようとしている時代である。
この時代は、私の記憶のスタートライン、物心が付いた初っ端にちらりと残っている時代です。
だから、街の風景、人々の営む生活スタイル.....なんか、とても懐かしくって、ジ~~ンと来るものがありました。
あっ、でもこれは声を大にして言わせてください。
物心付いた頃の我が家は、手回し絞りの洗濯機でも、ご飯をお釜で炊いていた訳ではありませんから ....念の為。
そして、老朽化した部室棟カルチェタンの取り壊しに抗議をする、純潔で熱い高校生達も、今は見る事がなく、いいな~、こんな青春
この映画は、私の心をくすぐるアイテムが沢山ありました。
洋館コクリコ荘のモデルとなったのは、横浜の洋館 外交官の家
ここ大好きで、何回も行った事あります。
他にも、坂道、山下公園、HOTEL NEW GRAND 、、、、、
横浜好きの私にはたまりませんでした
そして、意外だったのが 、、、、、
ジプリのコクリコ坂に、なんと韓ドラを観たんです!
出生の秘密、初恋、自転車の相乗り、、、、、
俊と海がチュンサンとユジンに見えて来ました ( これって私だけ? )
映画館では、20代の若い女性が多かったのですが、映画が終わった後、トイレで並んでいいると、みな口々に 「 良かったねえ~ 」 って言っているし、涙ぐんでいる人も。
私位の年代の人たちがノスタルジーを感じたり、韓流の人が共通項を見つけて感激したりするのは分かるのですが、
若い人達はどこに感激したのか、ちょっと聞いてみたくなりました。
世代は違っても、人の心の原点にあるもの、純粋に生きる事への憧憬は共通だと言う事でしょうか。。。。。。
映画やドラマに出てくる食べ物に強く興味のある私です。
この映画、冒頭から、ガスコンロの上に置かれたお釜に火を着けて、味噌汁の身を刻んで、ハムエッグを焼いて、と朝食を作るシーンから始まります。
そして、夕飯にカレーを作り、買い物に行って、紙にくるまれたコロッケを歩きながら食べたり ....
海が自分で作ったお弁当も、美味しそう!
多分、これ、真似して作ると思う、私 。。。。。
「 おじさん、豚コマ400gちょーだい! 」
「 は~い! おまけしといたよ。 240円 」 ・・・・ 100g 60円! 安っ! 即座に反応する、どっぷり主婦な私 。。。。。(^^ゞ