山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

忍野村農道キャッツアイ再写に行くがまたしても雲が・・・  平成29年12月13日

2017年12月14日 | ダイヤモンド富士
 風が強かったこの日は富士山ライブカメラを見ると南東側に雪煙と雲が棚引いている。おそらく、本日の忍野村農道から撮るキャッツアイは無理だろうと思っていた。しかし、ふたご座流星群が流れるこの日の夜、狙い目は山中湖から見る未明の空である。ふたご座が富士山の上に昇って来る深夜12時ごろからが見ごろとなり、この日は山中湖きららに車中泊することにした。その前に、うまくすれば忍野村農道からキャッツアイが撮れるかも知れないので立ち寄ってみた。


    強風に煽られて雲が出たり消えたりを繰り返している。手前の雲に影が出た。


    雲を透かして太陽の形が見える。


    剣ヶ峰に太陽が迫る。このまま次の雲が来なければ・・・


    しかし、そうは問屋が卸さず、黒雲が迫る。


    黒雲の後ろになんとか太陽が見えている。


    かろうじて見える白山岳と太陽。


    白山岳の上に来た太陽。わずかに右だったが・・・


    なんとかキャッツアイになっている。


    片目が大きなひねくれ猫ということでご勘弁を・・・。


    雲に巻かれて富士山だか何だかわからないが、とりあえず今回もキャッツアイ撮影成功ということで。

 太陽が隠れた後もなかなか面白い景色が見られた。


    くっきりと影富士


    彩雲


   彩雲影富士

 満足なキャッツアイとは言えないがハラハラドキドキの夕陽を眺めることが出来て朝のへこんだ気分はスッキリとした。

 さて、これからが本日の本番、ふたご座流星群だ。山中湖きららで車中泊だが、夕陽が沈んで星が輝き出した頃に撮影に向けてカメラの調整と新たに作成したシャッターバンドの連写機能をテストしておかなければならない。月明かりがあまり邪魔にならない夜なので、流星がたくさん流れてくれると良いのだが、さて、どうだろうか??
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

富士本栖湖リゾートにダイヤモンド富士撮影に行くが・・・何で??  平成29年12月13日

2017年12月14日 | ダイヤモンド富士
 先日も富士本栖湖リゾートの竜神池にダブルダイヤモンド富士撮影に出かけて撮影してきたが、今回狙っていたのはダブルダイヤでは無くてその後ろにあるお立ち見台から見る剣ヶ峰で割れるダイヤモンド富士だった。冬至の近いこの頃はこの富士本栖湖リゾートが剣ヶ峰ダイヤの北限となる。その上の竜ヶ岳林道には良い展望地が見つからない。前回ダブルダイヤモンド富士の撮影に訪れたのは、あらかじめ撮影地の下見をしておいてGPSに座標を登録しておくことが最大の目的だった。ちょうど良く、この日はお立ち見台の上から剣ヶ峰ダイヤが狙える絶好の日だった。

 朝7時10分に富士本栖湖リゾートの駐車場に到着すると、不思議なことにゲートが開いており料金を徴収する係員の人が居ない。そのまま駐車場の中まで進むと車が1台も止まっていない。これってひょっとして・・・今日は休みか??車を止めて竜神池に行くゲートのところに行くと、門が閉鎖されている。正月過ぎまで連日オープンしているものだとばかり思っていたが、どうやらしばらくは休みなようだ。止む無し、駐車場のいちばん奥で三脚を構えるが既にやる気なし。とりあえず撮って帰ることにする。


    富士本栖湖リゾートは本日お休み。残念。駐車場から撮ることにする。


    75㎜ズームレンズ


    こっちは200㎜。雪煙が少なくて剣ヶ峰ダイヤ撮影には絶好の条件だったが止む無し。


    もうすぐ。


    この場所では冬至の日でも剣ヶ峰まで太陽は来ない。 


    抜群の輝きだったが・・・重ねて残念。


    事前に下調べしておくんだった。


    こっちもチカリと輝き出した。


    ダイヤモンド富士ですが・・・


    ダイヤモンド富士です。

 ガッカリして職場に向かうことになる。まだ夕方から次の撮影が待っているのでそちらに期待しよう。       
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

富士川町の林道から狙う白山岳で割れるダイヤ 成功?失敗??  平成29年12月12日

2017年12月12日 | ダイヤモンド富士
 昨年の撮影データから私が計算した結果では、高下からの白山岳で割れるダイヤモンド富士撮影は12月13日から可能となる。その前に、先日ダイヤモンド富士撮影に訪れた林道からだと1日早く白山岳ダイヤの撮影が可能なはずである。ただし、12日のダイヤは展望地の端で木に邪魔されて富士山が見えるか見えないかのギリギリのポイントになるはずだ。好天となった12日の朝、いちはやく白山岳で割れるダイヤを撮影すべく、朝4時半起床で撮影に訪れてみた。


    本日の撮影地は木の生えるギリギリのところ。実際の計算座標は木の中だが、2台のうち1台はここで構える。


    若干木が邪魔になる程度で撮影は十分。


    そしてもう1台は木の枝の隙間から狙うが、視野はいまいち。


    200㎜で狙う。白山岳が輝き出した。


    白山岳左に光が現われている(と思う)。雪煙に阻まれて光芒が出ない。


    右側からも光が出ている。


    計算した座標からは左にずれているが、この位置で良かったようだ。


    完全に割れているはずだが・・・再三悩まされている雪煙に今回も阻まれる。


    たぶん、もう融合している。

 もう1台のほうは300㎜にエクステンダー装着して600㎜で狙ってみた。登録座標よりもわずかに右にずれた場所だが、こちらは座標も撮影も完全に失敗した。


    剣ヶ峰の右側から光が出現している。


    さらに、レンズに結露が発生しているらしく、キラリと輝かず。かつ、どうやらピンボケ。

 1台のほうは場所的には良かったが雪煙に阻まれてピカリと割れるダイヤとしては不満足に終わり、1台は論外であった。一応は割れるダイヤモンド富士にはなっているので、成功ということにしておきたい。
 

    やはり遠距離のダイヤは格好良い。


    割れなくても十分に絵になるが、光り方がいまいちなのでレンズの選定か工夫が必要だと思う。


 いつまでこの林道が開いているのかは不明だが、そろそろ凍り付いてくるだろうからいつ閉鎖になってもおかしくない。撮れるうちに撮っておきたいと思うが再訪できるかどうかも不透明だ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

富士山頂に昇るオリオン座、およびオリオン座大星雲 ふもとっぱら  平成29年12月11日

2017年12月12日 | 星空
 本日の忍野村からの夕暮れキャッツアイ狙いは立ち位置は良かったものの雲に阻まれて撮影は失敗に終わった。しかし、その後空の雲は晴れてどんどん透明度を増して行く。もう少し早くこのような空になってくれれば・・・と思いながら場所を移動する。この空ならばきっと星が輝いてくれるはずだ。11月中旬に富士山頂に昇るオリオン座大星雲の撮影にもう一度挑戦するためふもとっぱらに向かう。今回は電灯の明かりが邪魔になる池のほとりでは無くてその先の広大な草地の中から撮影を試みる。カメラ機材2セットの他に今回は簡易赤道儀スカイメモSも持って行く。駐車料金と入場料を受付で支払ってから車でふもとっぱらの草地の中に乗り付ける。


    ふもとっぱらの草地の中はテント場にもなっている。冬になると葉の落ちた柏の木が良いアクセントを添えてくれる。


    柏の木と夜富士。プレアデス星団が空高く昇り始めている。


    夜になるとピント合わせが難しい。300㎜望遠、大丈夫そうに見える。


    7時10分過ぎ、山頂の雲の中にオリオン座大星雲が現われた。


    こちらが200㎜。F2.8の明るいレンズは撮り易い。


    Iso6400、2.5秒でこのくらい写ってくれる。


    こちらはIso6400, 2秒。この撮影には明るいレンズのほうが圧倒的に有利。


    追尾装置を1/2追尾(半分の追尾スピード)で4秒露出。富士山の輪郭がボケるがこのくらい撮れる。


    ついでにオリオン座大星雲だけ追尾。30秒で画像調整してこのくらいは簡単に写ってくれる。


    プレアデス星団。少しピンボケ、かつ30秒追尾では星団周辺の淡い星雲は写らない。


    富士山頂に昇ったオリオン座。前回はピンボケで使えなかったハーフ拡散フィルター装着画像を今回はきっちりと再写。


    富士山頂に昇るオリオン座


    星空の撮影地としては素晴らしい環境のふもとっぱら。これからも何かの機会に訪れることになるだろう。

 流星群の撮影地の下見も兼ねた今回のふもとっぱら星空撮影である。風が吹かずに湖面が静寂ならば湖のほとりだろうが、湖面が揺れてダブル富士にならなければ、こちらも有力な候補地である。もうすぐふたご座流星群の極大を迎える。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雲に邪魔されてキャッツアイ再写ならず 忍野村農道  平成29年12月11日

2017年12月12日 | 山梨無名山
 朝からスッキリとした青空が広がり、昼12時を過ぎてもどの方角から見る富士山ライブカメラでもスッキリとした富士山が見えている。これは昨日失敗した望遠レンズでのキャッツアイ再写に行くしか無いだろう。午後からの内科受診を変更してもらって忍野村に向かう。ところが、昨日とは逆に河口湖まで行くと富士山の山頂に雲が巻いている。かなり微妙な雲行きである。

 前日よりさらに1本遠い農道沿いに車を止めさせてもらいカメラをセットする。前日の失敗を繰り返さないように今回は最初からBorg300mmをセットし、もう1本はCanon70-200mm装着し、主に200㎜で狙う。あまり絞りたくなかったのだが、F18まで絞って1/4000秒でシャッターを切ってもまだ画像が明る過ぎる。EosM2はシャッタースピード最速で1/4000秒なのでこの設定で撮影することにする。


    本日も撮影地は昨日と同じ忍野村の農道。


    なかなかの輝き。これだけ見ると撮影条件は良さそうに見えるが・・・


    300㎜で捉えると山頂には雲が巻いている。かつ、霞がかかっている。


    山頂に太陽がかかる。


    同上


    白山岳に太陽がかかり始める。


    やはり・・・雲で拡散して光芒が出ない。


    おそらく白山岳ど真中に陽が沈んで割れていると思うが・・・


    残念ながら本日は雲に阻まれて太陽が描出出来ず。


    300㎜もほぼ同様な結果だった。


    残念。もう太陽は沈んでいるだろう。

 300㎜望遠レンズのほうをファインダー越しに覗いていると、肉眼では太陽の輪郭がうっすらと見え、白山岳ど真中で割れているのが確認できた。キャッツアイもティアラも雲と霞が大敵なので、よほど条件の良い時でないとなかなか満足の行くものは撮らせてくれない。懲りずにまたチャレンジである。


    普通のダイヤを撮るならばこれくらい見えていれば十分だが、キャッツやティアラはそうは行かない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

忍野村農道からのキャッツアイ  平成29年12月10日

2017年12月12日 | ダイヤモンド富士
 予定では早朝の朝霧高原から見る剣ヶ峰で割れるダイヤモンド富士に決着を着けるはずだったが、前日の富士川町ダイヤモンド富士撮影が早朝4時起きだったのがこたえて、この日は朝5時に目を覚ましたものの体が全く起きられずあきらめて10時まで寝る。ならば夕方のダイヤはどうかと職場に行ってパソコンで太陽の位置を調べ、GPSに位置を登録する。石割山界隈の山の上から良い場所が無いかと探ったが、既に二十曲峠から杓子山側に位置が移動して良さそうな場所が無く、忍野村の農道沿いから狙うことになる。

 午後12時半に甲府を出発したが、郊外の富士山が見える場所まで行くと山頂に雲が巻きこれでは無理だろうと一旦退却して買い物に出かける。1時半過ぎに再び富士山を見上げると今度は雲が晴れてスッキリとした富士山が姿を現している。急げばまだ間に合いそうだ。甲府昭和から御坂インターまで高速道路を使って忍野に向かい、ダイヤ30分前に現地到着した。しかし今度は車を止めるに良い場所が見つからず、止む無く農道の中に路上駐車させてもらう。


    本日の撮影地は農道の中。道は普通車がすれ違うのにギリギリで、路上駐車は申し訳ないが近場に車を止めるに良い場所が見つからず。


    夕陽が白山岳に近付く。


    200㎜望遠レンズ


    白山岳に太陽がさしかかる。さて、どうか?


    もう少し!


    キッチリと、割れました。


    富士山との距離が近いので大きな猫の目にはならない。


    ひとまずはキャッツアイ撮影成功。そしてこの距離での太陽軌道も割り出すことが出来た。

 もう1台は70‐200㎜ズームレンズに2倍エクステンション装着して400㎜で狙ってみた。ところが・・・レンズの絞りをF11からF16くらいに調節しようと思っていたのだが何故かF2.8のまま設定が変えられない。何故?頭が混乱していろいろいじっているうちに太陽が白山岳に沈んでしまう。そういえば、Borgレンズ使用する際にエクステンションの送信機能を停止させないとシャッターが切れないので、接続部分にセロテープを張ってブロックしていたのを忘れていた。気付いた時にはもう遅く、シャッタースピード1/8000の最大速度で切るしかない。


    400㎜望遠でもきっちりと割れているのだが、絞りが効かないのでなだらかな光になってしまった。


    この光り方、気に入らない。ダラケた猫の目。


    いつかリベンジ再写。


    本日も実りある夕暮れダイヤ撮影だった。

 これで忍野村農道あたりからだとキャッツアイは撮影可能であることが証明された。GPSで位置情報もキッチリと記憶させたのでこの距離でのカシミール3Dによる太陽軌道もわかった。失敗した400㎜望遠での撮影は天気を見て再写に訪れたいと思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

富士川町のダイヤモンド富士  平成29年12月9日

2017年12月09日 | ダイヤモンド富士
 有名な富士川町高下のダイヤモンド富士はそろそろ撮影可能ではあるが、富士山頂の中から太陽が出るようになるのは12月13日頃から年内いっぱいくらいである。元日の日の出は、いちばん南側の場所で富士山頂の白山岳ギリギリから現れるが、翌日からはわずかに左に外れて太陽が現れる。しかし、太陽が完全に姿を現した時にちょうど富士山頂で丸い形を描くので、富士山からの距離が遠い富士川町だと良い絵のダイヤモンド富士になってくれる。

 今回訪れたのはその高下よりもさらに距離を置いた林道である。林道全域で富士山が見えるわけでは無く、ところどころの切れ間からしか見えないので今回のダイヤは山頂左側に偏ることはわかっていたのだが、他に良い場所が見当たらない。ほとんど知られていない場所なので誰も居ないだろうと思っていたのだが、先客の車が1台、2人で三脚を構えていた。ダイヤになる時間は7時8分、30分前に現地到着して三脚を構える。


    富士川町の林道から見る富士山。両脇はカットしてあるが、木が生えていて決して視界が良い場所では無い。


    もう1台のBorg300mm。このレンズは景色を撮ると画像に立体感が出ないのが難点だが、富士山を暗くして撮るダイヤモンド富士撮影にはきわめて適している。


    山頂が輝き出した。


    予定では雷岩あたりから出るはずだったが、だいぶ左側から出そうだ。


    ダイヤが始まる。


    雷岩のところで小さく割れているように見えなくもない。


    朝霧高原よりも30分以上早い時間にダイヤになるこの場所は、別物を見ているような感じがする。


    まだ少し朝焼けが残っているうちに圧倒的な輝きで太陽が現れる。


    距離を置いたダイヤのほうが美しいと思う。特にこの日のような空気が冷えて澄んでいる朝は格別だ。


    あっという間に陽が昇ってしまう。


    移動時間と待ち時間のほうが圧倒的に長いダイヤモンド富士だが、この一瞬の輝きを見たくて何度でも訪れてしまう。中毒のようなものだろうか。

 12月21日の冬至を境に太陽が折り返して来る。年内いっぱいから新年にかけては、当面はこのダイヤモンド富士を追いかけることになる。飽きた方もいらっしゃると思うがおつきあいいただきたい。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「山梨県の絶滅危惧の花たち」写真展が始まりました。  平成29年12月7日

2017年12月07日 | 花・花・花
 四方を山に囲まれた山梨県は富士山をはじめとする山岳風景も然ることながら、高山植物をはじめとする多種多様な植物の宝庫でもあります。その中にあって今回は特に稀少な絶滅危惧種ⅠA類の花たちを集めて写真展を開催させていただいております。展示会場となる art&cafe Grape は喫茶店内をギャラリーとして使用することが出来る、癒しとくつろぎの空間になっています。店主さんは絵画教室も主宰されており、山梨県山岳連盟自然保護グループの大先輩でもあります。お店は甲府市朝日町商店街の南側に位置しております。道路が一方通行であることと、駐車場が狭いということがありますので、お越しの際は道順と駐車場にご注意のうえお立ち寄りください。

 会場:甲府市朝日2-16-21 art&cafe Grape  055-225-5775

 会期:平成29年12月7日から平成30年1月8日午前まで


    art&cafe Grape 右手が駐車場。3~4台駐車可能。



    店内の様子

 展示写真12点のうち4点を紹介します。


    タカネマンテマ  平成29年7月 北岳で撮影

 キタダケソウと並んで北岳を代表する花のひとつです。横向きで花を咲かせているのが満開の状態です。花が終わると上を向くようになります。



    ホテイラン  平成28年5月 櫛形山で撮影

 かつては櫛形山林道の脇でも咲いているのが見られたそうですが、現在では数が激減し、絶滅寸前の状態に追い込まれている貴重な花です。鹿の食害と気象の変化による山肌の乾燥化が大きな原因になっていると考えています。



    スルガジョウロウホトトギス  平成29年9月 南部町で撮影

 山梨県に咲くジョウロウホトトギスということで別名カイジョウロウホトトギスと呼ばれます。盗掘著しく絶滅したのではないかと思われていましたが、人の近付かない渓谷の奥深くにひっそりと咲いていました。



    ベニシュスラン  平成29年7月 南部町で撮影

 山梨県ではまだ絶滅危惧種に指定されていませんが、きわめて個体数が少なく2年後のレッドデータブック書き換えの際にはⅠA類、あるいはⅠB類に入ってくると思われます。紅色の花がとても美しいですが筋の入った葉も美しい植物です。


 オリジナルブレンドのコーヒーがたいへんおいしいお店です。おいしいコーヒーを飲みながら、くつろぎの時間をお過ごしください。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ダブルダイヤモンド富士 富士本栖湖リゾート  平成29年12月6日

2017年12月06日 | ダイヤモンド富士
 剣ヶ峰で割れるダイヤモンド富士の撮影を始めようと思った頃に試しに一度だけこの竜神池に映るダブルダイヤモンド富士撮影に来たことがある。それなりに情景は良いのだが苦労せずに現地到着出来るので、山上で待つダイヤのような胸のときめきは無い。先日星見隊メンバーが訪れているが直前に霧が湧いて不発に終わったようなので、スッキリと晴れたこの日の朝にリベンジに行ってきた。剣ヶ峰ダイヤと違って真ん中から出すダイヤは立ち位置がシビアではないのだが、一応GPSに座標を登録して行く。ダイヤの時間は7時46分、7時10分に現地到着したが、先客者は20人ほどで楽勝で場所は確保できた。


    試し撮り。このあたりでほぼ中央から太陽が出るはずだ。


    あと3分ほどだというのに流氷が・・・


    ダイヤ直前。山頂が輝き出す。


    ピッタリ真ん中。しかし水面は流氷に邪魔される。


    まあ、こんなダブルダイヤモンド富士も有りかな?


    あっという間に陽が昇る。


    ハイ、これまで。


    こっちが絞り改造ボーグ200㎜。八角形のこういうダイヤのほうが格好良い(と思う)。


    真ん中でピカリと八角形。


    それなりに楽しめた富士本栖リゾート、竜神池のダイヤモンド富士。

 とりあえず星見隊のリベンジを果たしてきた。平日で仕事があるので、速攻で三脚をたたんで一番に駐車場を脱出した。

 目的はこのダブルダイヤモンド富士だけでは無かったのだが・・・それはうまく撮影出来たら書くことにしよう。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

前日のリベンジなるか? スーパームーンのパール富士 朝霧高原YMCA  平成29年12月3日

2017年12月06日 | 月富士
 前日からご機嫌斜めの富士山だったが、ようやくスッキリとした姿を現してくれた。日没の頃にまた雲が湧き出すのではないかと心配していたが、その心配は無さそうだ。日没迫る午後4時15分ごろからパール富士撮影のために三脚とカメラをセットする。スーパームーンとは、はっきりした定義は無いようだが、本来はその年で最も地球に接近した満月ということらしい。実はこの日の月は地球に最も接近した月ではあるが、十四夜の月なので本来の満月では無い。なので、本来のスーパームーンとはちょっと違うかも知れないが大きい月には変わりないのでスーパームーンということにしておこう。


    日没が迫り富士山が染まり始めた。


    ピンク色に染まる夕富士


    同上


    300㎜望遠


    残照の富士山

 望遠レンズはピント合わせがシビアで、明るいうちにきっちりと合わせておかないと暗くなってから合わせようと思ってもなかなかうまく行かない。この日は真っ暗になってから昇って来る月なので、どのように撮影するかレンズの選択に迷った。1本は改造した手製フィルターのテストをしたいので、70-200㎜ズームレンズは必須である。かつ、途中でズームを変えるとピントが狂うので200㎜固定である。もう1本は広角か、望遠か、迷いに迷ったが月の紋様を撮影するのに有利な300㎜を選択する。2本とも望遠で月を狙うことにした。


    200㎜望遠。絞り開放F2.8に手製改造フィルターを装着。うまく行けば絞り開放でも月が八角形の光芒を出すはずだ。


    こちらが使い慣れたボーグ300㎜。改造絞りを外してシャッタースピードを速くする。

 4時半ごろからカメラマンが押しかけてくるだろうと思っていたが誰も来ない。位置的にはこの場所でほぼ中央に月が出るはずだがおかしい。陽が沈みもう暗くなり始めた頃にYMCAの管理者の方がやって来た。5時に入り口のゲートを閉鎖するので移動して欲しいとのことだ。どうりでカメラマンが来ないわけだ。いろいろと事情を話すと、今回だけ、特別に閉門を遅らせてくれて撮影させていただけることになった。親切な管理人さんに大感謝である。時間は5時20分ごろだと伝えたのだが、待てど暮らせど月が出て来ない。完全に私の記憶違いで、実際に月が出てきたのは5時45分ごろだった。管理人さんには本当に申し訳なかったが、月の出まで快くつきあってくれた。


    5時40分過ぎ、山頂が光り出した。


    同上、300㎜。


    待ちくたびれた頃にようやく現れた月。改造フィルター装着、F2.8, Iso800, 0.5秒でこのくらい写ってくれる。


    シャープな八角形ではないが、ひとまずはフィルター改造は成功である。


    奇妙な縞模様のゴーストが出るのもこのフィルターの特徴。


    ここまで月が昇ると効果は無い。


    もう一方の300㎜。


    絞りを入れないとなだらかな輝きになってしまう。


    あまり面白みが無い。


    ひょっとしたらこの月の紋様を出しながら富士山のシルエットが撮れるのではないかと目論んだが、日没後1時間では困難だった。


    本日これまで。

 パール富士は通常日没前後の20分くらいが撮影に適しているが、さすがに1時間後の月は難しかった。1本は望遠では無くて広角系を使い、下に見える町灯りを入れながら撮影したほうが作品としては面白かっただろう。

 200㎜望遠レンズに装着したフィルターの効果はまずまずだった。前回の十五夜の月で月光ティアラ撮影に成功した時はIso感度6400、シャッタースピードも1秒という設定でようやく撮影したのだが、それに比べると格段に明るく撮れるということになる。F値がいくつになっているのかわからないが、おそらくF6前後ではないかと推測される。シャープな八角形にならないのはフィルターの正確な八角形の切り抜きが出来ていないからだと思われ、もう少しきっちりとした八角形を作ればもっとシャープに光芒が出ると予想される。前回の月光ティアラよりもさらに一歩進んだもっとノイズが少なくてシャープな画像を撮ることが目標である。ひとまずはパール富士ゲット、前日のリベンジ成功である。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

朝霧高原パール富士、の前に撮影地を探索  平成29年12月3日

2017年12月06日 | 番外編
 昨日の田貫湖パール富士は時間的には日没10分後くらいで良い条件だったが、富士山は全く姿を現さずに撃沈した。打って変わってこの日の午後は雲ひとつない快晴の富士山となった。本日の撮影場所は朝霧高原YMCAの建物が立つあたりの牧草地の中である。5時20分ごろと記憶していたが後に記憶違いであったことがわかる。現地には午後3時に到着し、まだ2時間以上時間がある。じっと待っているのももったいないので、GPS片手に牧草地の中を散策してどのあたりまで富士山の撮影が可能なのかをGPSに記憶させに出かける。今後この界隈でチャンスが訪れるであろうティアラや月光ティアラ撮影の際に正確な座標が必要となる。


    本日の撮影地、朝霧高原YMCA。高台になったこの場所は富士山の眺望が抜群。


    富士山に向かって右上隅からの眺望。


    ずっと下って木が立っているあたりからの眺望。

 さらに下って行くとロープが張られた場所の先に車が止まっていた。こんな場所まで車が入れるのかと思い、てっきり車止めのロープだと思ってロープをまたいで中に入る。その先にも富士山の展望地があった。しかし、何かおかしい。親子連れの人たちが次々に登って来るし、その先に展望台のようなものが立っている。さらに進むと、囲いの中に羊が・・・これって、まかいの牧場の敷地内なんじゃないのか?


    車が止まっていたのでてっきりここまで普通に車が入って来られるのだと思ったが・・・


    畑の向こうに富士山の眺望。親子連れが次々にやって来る。ここはまかいの牧場の敷地内だった。

 ここはお金を払って入場する場所だ。これはまずいと、さっさと入場口のゲートから外に出たが、お金を払わずに中に入ってしまった後ろめたさがあって、売店でメンバーへのお土産のバームクーヘンを買って行くことにした。さらにその先の富士宮道路沿いの展望地を見て回る。


    西富士ゴルフ分岐点の道路沿いから見る富士山。


    ズーム。ここからは十分に富士山が見える。


    さらにその先は富士山チラ見え。その先は富士山見えず。


    道を戻ってまかいの牧場駐車場にある柿の木と富士山。


    道路脇から見る富士山。


    草むらを横切ってYMCA牧草地内に戻る。下に富士宮道路が見える。


    元の場所に戻る。日没が迫り富士山が夕陽に染まり始めていた。

 この日もこの牧場の界隈から月光ティアラが狙えるのではないかとカシミール3Dでシュミレーションを行ってきたのだが、撮影に適した良い場所が見つからなかった。実際に歩いてみてGPS座標から再計算してみたがこの日は良い場所が無かった。実は、翌日の月光ティアラの場所もGPSに登録してあったのだが、その場所も富士山の眺望は得られなかった。天候と時間だけでなく、良い立ち位置が見つからないことも月の撮影の難しいところである。

 さて、まだ時間はあるが、パール富士撮影の準備に取りかかる。暗くなってからだと望遠レンズはピント合わせが難しいので、残照のあるうちにセットしておく。(続く)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

笠富士三昧 三湖台へ  平成29年12月3日

2017年12月05日 | 番外編
 2日続きのダイヤモンド富士撃沈後、朝食目的でsanaeさんご夫妻と朝霧高原から鳴沢のガストに移動した。途中でちらりと見える富士山が次第に雲が晴れて姿を現してきている。そして目的地のガストに到着した時、何重かに重なった笠雲を被った富士山が遂に姿を現した。これはもう朝食どころではない。これを撮らずしていつ撮るのか?近場で手っ取り早く登れる場所ということで、紅葉台に車で移動してそこから三湖台に登った。といっても歩いて10分か15分くらいの移動である。


    三湖台から見る富士山。まだ霧が巻いているが回復してきているのできっと姿を現すはずだ。


    出た!笠富士。4重か5重に重なった笠雲が見事。


    形を変えて今度は2重笠。


    霧が晴れ、綺麗な笠富士を見ることが出来た。


    樹海越しに見る南アルプス


    西湖越しの雪頭ヶ岳(左)と十二ヶ岳(右)


    笠雲の形がだいぶ崩れてきたが、良く見れば雲が色付いている。


    彩雲笠富士。色は薄かったが見られただけでもラッキー。

 笠富士を存分に楽しんだ後に鳴沢ガストに移動する。時間は10時、食事をとりながら早朝山中湖に移動したみちほさんご夫妻がどうしているかと電話してみると・・・なんと、現在河口湖に居るとのこと。ということで鳴沢ガストに呼びつけてまたまた作戦会議を行う。

 お昼頃にはすっかりと雲が晴れて笠雲も消え、すっきりとした富士山が姿を現していた。これならば今日の夕方のパール富士はバッチリのはずだ。しかし問題なのは月が昇って来る時間で、朝霧高原からだと日没から約1時間後の真っ暗な時間になってしまう。しかしそれでもなおこの日の月は1年のうちで最も地球に近付くスーパームーンと呼ばれる月なので撮影するには十分な価値がある。ほぼ無理矢理説得してこの日のパール富士を撮影に行くことにしたが、まだ時間が早いのでちょっと富士山展望地に寄り道しながら目的地に行くことにする。


    本栖ハイランド近傍の東海自然歩道から少し外れた場所から見る富士山。先日下見した時に発見した場所で、現在工事が行われている。早朝ならば問題無し。


    先日オリオン座と大星雲を撮影に訪れたふもとっぱら。ここの池に映るダブル富士は秀逸。

 午後3時、パール富士撮影場所に到着する。まだ2時間半くらい時間がある。空は快晴、今度こそはパール富士を撮影できると思うのだが果たして??
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

連日のダイヤモンド富士撃沈 朝霧高原  平成29年12月3日

2017年12月05日 | 番外編
 前日の夕食をsanaeさんご夫妻、みちほさんご夫妻、のぞむ先生、るたんさんと、星見隊豪華メンバーで済ませた後、のぞむ先生と私は朝霧高原道の駅に移動して車中泊する。3シーズンシュラフしか持ち合わせていなかったので寒いのではないかと心配していたのだが、以外にも全く寒さを感じずに良眠できた。目覚まし時計は早朝5時にセットしたが、3時半に目が覚めてしまう。車の外に出て富士山を見上げてみると、月光で照らされた富士山の上に笠雲が出ている。さっそく三脚とカメラを持って展望台に出かける。


    笠雲と言うよりはレンズ雲と言ったほうが良いかも知れない。左側に輝くのがうしかい座アルクトゥールス、富士山左裾に昇って来たのが火星。


    富士山上に出た雲が次々に形を変えて行く。左が火星、富士山頂に現れたのがおとめ座スピカ。


    毛無山に沈んで行く月。

 外は結構寒かったので、30分ほど撮影して車に戻り、シュラフを被りながら軽い朝食をとる。もう少し寝ようかと思ったのだが寝付けそうも無く、再び外に出て富士山の撮影に行く。今度は富士山の右側に明るい星が昇って来た。木星だ。


    薄明が始まり富士山頂と周辺に出た雲が少し赤く染まる。右側に昇って来た明るい星は木星。


    薄明の笠雲と木星


    笠雲が大きくなってきたかと思ったらあっという間に富士山の上に雲が出始めてしまう。これはまたまたダイヤモンド富士は難しそうだ。

 車に戻って明るくなるのを待ち、のぞむ先生と打ち合わせしていた5時半に車の外に出るとのぞむ先生も車から出てきた。同じ頃に同じ笠雲を撮影していたそうだが、場所が若干違っていたために会わなかった。早朝6時、県境付近の駐車場に移動して目的地の竜ヶ岳林道展望地に向かって歩き始めるが、富士山はもうすっかり雲の中に入ってしまい竜ヶ岳林道付近にも暗雲が垂れ込んできている。これはもはや望み無し、東海自然歩道まで行って引き返すことにした。

 sanaeさんご夫妻が7時半ごろに別の場所からのダイヤを狙うために同じ駐車場に来るはずなので、駐車場で待っていると予定通りに到着した。合流してその場所まで行くが、やはり雲に巻かれてダイヤは困難だった。


    うっすらと透かして見えた雲が光っている。そろそろダイヤの時間だが・・・無理。


    少しだけ富士山の山頂が見えた。

 2日続きのダイヤモンド富士撃沈である。止む無し、恒例の鳴沢のガストに行ってモーニングの朝食をとることになり、移動する。すると、ガスト到着した頃に笠雲を被った富士山が姿を現し始めた。裾野には雲が巻いているまたと無い絶景富士だ。これを撮らずに食事は出来ない、ということで食事を後回しにして場所を移動する。(続く)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ダイヤもパールも撃沈 朝の竜ヶ岳林道と夕方の田貫湖  平成29年12月2日

2017年12月05日 | 番外編
 先週撮影地の下見をした竜ヶ岳林道にさっそく撮影に出かけてみた。剣ヶ峰で割れるダイヤ撮影には若干座標点がずれるがたぶんなんとかなるだろう。撮影ポイントまで歩いて約1時間、撮影場所の位置調整とカメラセッティングに30分かかるとみて、林道ゲートからヘッドライト装着して朝6時に出発する。30分ほど歩いて林道途中で明るくなり、ヘッドライトは不要となった。この頃には富士山がスッキリと姿を現していて、今日はイタダキ、と思ったのだが・・・。


    下に竜神池を見下ろすポイント。ここではスッキリと富士山が見えていたのだが、右側から暗い雲が迫っていた。


    本日の予定地はこのあたり。この頃にはもう富士山は雲に隠れていた。


    若干座標点がずれているので、いちばん右寄りの岩の上に登ってカメラを構えたが、ダイヤの時間になっても富士山現れず。撃沈。


    土砂崩れの斜面を登ってみるとそこにも好展望地があった。

 期待していた剣ヶ峰で割れるダイヤは撃沈となった。斜面を東海自然歩道に下りる良さそうな場所を探しながら下りて、駐車場に戻った。

 その後も富士山はほとんど姿を現さない。朝霧高原道の駅に移動して仮眠して、お昼頃に喫茶店写ば写ばに移動して昼食をとる。撮影仲間が集まったところで午後2時半ごろから田貫湖に移動するが、この空模様では夕方のパール富士も期待薄である。


    パール富士まであと1時間半ほどだが・・・これでは厳しい。


    そろそろ月が出ている頃だ。田貫湖パール富士も不発に終わる。細い筋はカラスの群れ。シャッタースピード0.4秒で切ったので画像が流れている。

 朝のダイヤモンド富士に続いて夕方のパール富士も撃沈。これ止む無し。前回のパールの際に月光彩雲、月光ティアラと撮ったので、そう立て続けにうまくは行かないだろう。その後鳴沢のガストに移動して反省会&今後の作戦会議を行うが、高齢化、かつ腹回りの増えた星見隊はほとんど意見がまとまらず。明朝はのぞむ先生と私は同行するが他のメンバーは別行動となった。そもそも、明朝狙う竜ヶ岳林道の撮影地は場所が狭く人数があまり入れない。かつ、剣ヶ峰ダイヤの座標点から若干ずれている。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする