前日からご機嫌斜めの富士山だったが、ようやくスッキリとした姿を現してくれた。日没の頃にまた雲が湧き出すのではないかと心配していたが、その心配は無さそうだ。日没迫る午後4時15分ごろからパール富士撮影のために三脚とカメラをセットする。スーパームーンとは、はっきりした定義は無いようだが、本来はその年で最も地球に接近した満月ということらしい。実はこの日の月は地球に最も接近した月ではあるが、十四夜の月なので本来の満月では無い。なので、本来のスーパームーンとはちょっと違うかも知れないが大きい月には変わりないのでスーパームーンということにしておこう。
日没が迫り富士山が染まり始めた。
ピンク色に染まる夕富士
同上
300㎜望遠
残照の富士山
望遠レンズはピント合わせがシビアで、明るいうちにきっちりと合わせておかないと暗くなってから合わせようと思ってもなかなかうまく行かない。この日は真っ暗になってから昇って来る月なので、どのように撮影するかレンズの選択に迷った。1本は改造した手製フィルターのテストをしたいので、70-200㎜ズームレンズは必須である。かつ、途中でズームを変えるとピントが狂うので200㎜固定である。もう1本は広角か、望遠か、迷いに迷ったが月の紋様を撮影するのに有利な300㎜を選択する。2本とも望遠で月を狙うことにした。
200㎜望遠。絞り開放F2.8に手製改造フィルターを装着。うまく行けば絞り開放でも月が八角形の光芒を出すはずだ。
こちらが使い慣れたボーグ300㎜。改造絞りを外してシャッタースピードを速くする。
4時半ごろからカメラマンが押しかけてくるだろうと思っていたが誰も来ない。位置的にはこの場所でほぼ中央に月が出るはずだがおかしい。陽が沈みもう暗くなり始めた頃にYMCAの管理者の方がやって来た。5時に入り口のゲートを閉鎖するので移動して欲しいとのことだ。どうりでカメラマンが来ないわけだ。いろいろと事情を話すと、今回だけ、特別に閉門を遅らせてくれて撮影させていただけることになった。親切な管理人さんに大感謝である。時間は5時20分ごろだと伝えたのだが、待てど暮らせど月が出て来ない。完全に私の記憶違いで、実際に月が出てきたのは5時45分ごろだった。管理人さんには本当に申し訳なかったが、月の出まで快くつきあってくれた。
5時40分過ぎ、山頂が光り出した。
同上、300㎜。
待ちくたびれた頃にようやく現れた月。改造フィルター装着、F2.8, Iso800, 0.5秒でこのくらい写ってくれる。
シャープな八角形ではないが、ひとまずはフィルター改造は成功である。
奇妙な縞模様のゴーストが出るのもこのフィルターの特徴。
ここまで月が昇ると効果は無い。
もう一方の300㎜。
絞りを入れないとなだらかな輝きになってしまう。
あまり面白みが無い。
ひょっとしたらこの月の紋様を出しながら富士山のシルエットが撮れるのではないかと目論んだが、日没後1時間では困難だった。
本日これまで。
パール富士は通常日没前後の20分くらいが撮影に適しているが、さすがに1時間後の月は難しかった。1本は望遠では無くて広角系を使い、下に見える町灯りを入れながら撮影したほうが作品としては面白かっただろう。
200㎜望遠レンズに装着したフィルターの効果はまずまずだった。前回の十五夜の月で月光ティアラ撮影に成功した時はIso感度6400、シャッタースピードも1秒という設定でようやく撮影したのだが、それに比べると格段に明るく撮れるということになる。F値がいくつになっているのかわからないが、おそらくF6前後ではないかと推測される。シャープな八角形にならないのはフィルターの正確な八角形の切り抜きが出来ていないからだと思われ、もう少しきっちりとした八角形を作ればもっとシャープに光芒が出ると予想される。前回の月光ティアラよりもさらに一歩進んだもっとノイズが少なくてシャープな画像を撮ることが目標である。ひとまずはパール富士ゲット、前日のリベンジ成功である。
日没が迫り富士山が染まり始めた。
ピンク色に染まる夕富士
同上
300㎜望遠
残照の富士山
望遠レンズはピント合わせがシビアで、明るいうちにきっちりと合わせておかないと暗くなってから合わせようと思ってもなかなかうまく行かない。この日は真っ暗になってから昇って来る月なので、どのように撮影するかレンズの選択に迷った。1本は改造した手製フィルターのテストをしたいので、70-200㎜ズームレンズは必須である。かつ、途中でズームを変えるとピントが狂うので200㎜固定である。もう1本は広角か、望遠か、迷いに迷ったが月の紋様を撮影するのに有利な300㎜を選択する。2本とも望遠で月を狙うことにした。
200㎜望遠。絞り開放F2.8に手製改造フィルターを装着。うまく行けば絞り開放でも月が八角形の光芒を出すはずだ。
こちらが使い慣れたボーグ300㎜。改造絞りを外してシャッタースピードを速くする。
4時半ごろからカメラマンが押しかけてくるだろうと思っていたが誰も来ない。位置的にはこの場所でほぼ中央に月が出るはずだがおかしい。陽が沈みもう暗くなり始めた頃にYMCAの管理者の方がやって来た。5時に入り口のゲートを閉鎖するので移動して欲しいとのことだ。どうりでカメラマンが来ないわけだ。いろいろと事情を話すと、今回だけ、特別に閉門を遅らせてくれて撮影させていただけることになった。親切な管理人さんに大感謝である。時間は5時20分ごろだと伝えたのだが、待てど暮らせど月が出て来ない。完全に私の記憶違いで、実際に月が出てきたのは5時45分ごろだった。管理人さんには本当に申し訳なかったが、月の出まで快くつきあってくれた。
5時40分過ぎ、山頂が光り出した。
同上、300㎜。
待ちくたびれた頃にようやく現れた月。改造フィルター装着、F2.8, Iso800, 0.5秒でこのくらい写ってくれる。
シャープな八角形ではないが、ひとまずはフィルター改造は成功である。
奇妙な縞模様のゴーストが出るのもこのフィルターの特徴。
ここまで月が昇ると効果は無い。
もう一方の300㎜。
絞りを入れないとなだらかな輝きになってしまう。
あまり面白みが無い。
ひょっとしたらこの月の紋様を出しながら富士山のシルエットが撮れるのではないかと目論んだが、日没後1時間では困難だった。
本日これまで。
パール富士は通常日没前後の20分くらいが撮影に適しているが、さすがに1時間後の月は難しかった。1本は望遠では無くて広角系を使い、下に見える町灯りを入れながら撮影したほうが作品としては面白かっただろう。
200㎜望遠レンズに装着したフィルターの効果はまずまずだった。前回の十五夜の月で月光ティアラ撮影に成功した時はIso感度6400、シャッタースピードも1秒という設定でようやく撮影したのだが、それに比べると格段に明るく撮れるということになる。F値がいくつになっているのかわからないが、おそらくF6前後ではないかと推測される。シャープな八角形にならないのはフィルターの正確な八角形の切り抜きが出来ていないからだと思われ、もう少しきっちりとした八角形を作ればもっとシャープに光芒が出ると予想される。前回の月光ティアラよりもさらに一歩進んだもっとノイズが少なくてシャープな画像を撮ることが目標である。ひとまずはパール富士ゲット、前日のリベンジ成功である。
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