山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

川俣川上流部のスゲ探索 令和3年4月24日

2021年04月25日 | スゲの仲間
 前日に続いて渓谷沿いの探索である。今回は支脈上流部の流れが細くなるあたりを探索してみる。


    サクラソウが咲き始めていた。


    ヒメイチゲだろうが、ピンク色の筋が入っている。


    まだ小穂が出たばかりの小さなスゲ。ハリスゲの仲間だろう。


    先端が雄、下に雌がある。


    どんな実を付けるのか?楽しみである。


    前日も見かけたアゼスゲと思わしきもの。


    痩果を見ないと確定できないが、おそらくアゼスゲで間違いないと思う。


    何だか分からない花。


    カヤツリグサ科であろうが、スゲの仲間では無さそうだ。宿題。


    たぶんクサスゲ。


    痩果になりつつある。


    ヒメカンスゲかと思ったが雌小穂がこげ茶色で違うようである。


    さて、これは何?


    先端部の雄小穂


    下にある雌小穂。いずれも鱗片の幅が広く、ツクバスゲが近いのではないかと思う。


    ヤチボウズはまだ若葉が出始めたばかり。


    別株を近づいてよく見てみると・・・


    あっと驚きの小穂が出始めていた。大きくなってからでないと分からないが、探しているヒラギシスゲかも知れない。

 渓谷はまだ春が訪れたばかりである。スゲの仲間はこれから成長して実を付けて行くものがほとんどで、まだ同定できないものがほとんどである。山梨県ではほとんど見かけることが無いヒラギシスゲが八ヶ岳に生育しているのではないかという情報が舞い込んできて探索しており、やっとそれらしきものに遭遇した。別物の可能性が高いのだが、5月になったら再訪してみたい。

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