昨年も探索に出かけているが未だ見つかっていない(区別が出来ない)ハシナガカンスゲというスゲがある。カンスゲの仲間なので冬でも葉が残っているはずで、今年1月に下見に行き、葉ざわりが少し違うカンスゲの仲間を発見している。果たしてそれが探しているハシナガカンスゲなのかどうか?そろそろ花穂が出て小穂に花が咲いている頃だと思う。訪問してみる。

これは渓谷沿いの岩壁に普通に生えているカンスゲ。大型である。

カンスゲの小穂。先端部の雄小穂は大き目で下に付く雌小穂は細めである。

こちらは林床の土の上を好んで生えるスゲ。昨年調べたところでは、ミヤマカンスゲと思われる。カンスゲよりやや小型で葉が柔らかい。

先端部に雄小穂、下に雌小穂がつく。いずれもカンスゲよりは小型である。

そしてこれが今年1月に見つけたカンスゲの仲間。葉の辺縁にザラつきがあり、葉の色が濃い緑色である。

それなりの数があるのだが、ほとんどが鹿の食害を受けていて穂が出ていない。

数少ないまともに穂が出た株。

小穂を拡大して見ると、頂小穂と側小穂の形と大きさはほぼ同じくらい。いずれにも雄しべ、雌しべが出ている雄雌小穂である。
ハシナガカンスゲではないかと期待していたスゲは雄小穂と雌小穂が分かれておらず、調べてみるとこれはコカンスゲのようである。残念ながらハシナガカンスゲでは無いことは確実である。時期を変えて、再探索に訪問したいと思う。

これは渓谷沿いの岩壁に普通に生えているカンスゲ。大型である。

カンスゲの小穂。先端部の雄小穂は大き目で下に付く雌小穂は細めである。

こちらは林床の土の上を好んで生えるスゲ。昨年調べたところでは、ミヤマカンスゲと思われる。カンスゲよりやや小型で葉が柔らかい。

先端部に雄小穂、下に雌小穂がつく。いずれもカンスゲよりは小型である。

そしてこれが今年1月に見つけたカンスゲの仲間。葉の辺縁にザラつきがあり、葉の色が濃い緑色である。

それなりの数があるのだが、ほとんどが鹿の食害を受けていて穂が出ていない。

数少ないまともに穂が出た株。

小穂を拡大して見ると、頂小穂と側小穂の形と大きさはほぼ同じくらい。いずれにも雄しべ、雌しべが出ている雄雌小穂である。
ハシナガカンスゲではないかと期待していたスゲは雄小穂と雌小穂が分かれておらず、調べてみるとこれはコカンスゲのようである。残念ながらハシナガカンスゲでは無いことは確実である。時期を変えて、再探索に訪問したいと思う。
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