山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

河口湖のカヤツリグサ科植物を探索  令和4年5月20日

2022年05月24日 | スゲの仲間
 午前中に笛吹市御坂の出張があったが11時半ごろに仕事は終わった。夕方から植物保護関係の会合が入っているがだいぶ時間がある。そこで河口湖に移動し、何ヶ所か湖周辺のカヤツリグサ科の植物を中心に探索してみる。


    湖周辺の土手に生えていたこれはイネ科の植物


    これはクサヨシだと思う。


    これは湖の近くに群生していたイネ科の植物。


    カラスムギに似ているが小穂が細くて長い。これはキツネガヤだと思う。


    湖畔に普通に生えているやや大き目のスゲ。小穂の根元のほうに茶色い雄しべが出ている。これはアゼナルコであろう。


    草むらを探してみると、やっとお目当てのスゲが見つかった。


    ジョウロウスゲ。この場所は数が少なかった。


    スジヌマハリイとアゼスゲが群生している。


    アゼスゲ。群れを成してあちらこちらに群生している。


    スジヌマハリイは山梨県の絶滅危惧種に入っているが、河口湖や山中湖では普通に見ることが出来る。


    小さな白い花が咲いている。


    近付いて良く見てみれば、これは小型のカワヂシャ。大きく成長してくれるのを期待したい。


    場所を移動して通い慣れている大石公園に行ってみる。ネモフィラが満開。


    赤いツメクサの仲間


    湖のほとりで普通に見かけるこのスゲ


    たぶんミコシガヤだと思う。


    毎度分からないのがこのタイプのスゲ


    鱗片の芒が短く、メアオスゲではないかと思うが全く自信無し。


    ジョウロウスゲはだいぶ大株になっていたが、この株以外は発見出来なかった。


    再三探してやっと見つかったカヤツリスゲ。


    まだ出始めで下部が小さい。


    オオカワヂシャが生えている。


    その近くにはまだ咲き始めたばかりのカワヂシャ。オオカワヂシャに占拠されてしまわないか心配である。


    湖畔に生えているヤナギの木


    葉が細長く、カワヤナギと思われる。


    もう1ヶ所立ち寄ってみる。探しているジョウロウスゲやカヤツリスゲは葦の切れ間や草地との境目を好んで生育しているようである。


    この場所には小型ではあるが10株くらいカヤツリスゲが生育していた。

 青空では無かったが富士山が姿を見せてくれ、カヤツリグサの仲間もそろそろ結実して観察し易い時期になってきた。見て回ったのは広い河口湖のほんの一部だけである。時間がとれる日があれば、さらに別の場所も探索してみたい。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 石灰岩地に咲くイワシモツケ... | トップ | ユキワリソウ三昧 尾白川錦... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

スゲの仲間」カテゴリの最新記事