亜高山帯の林床に生育する葉緑素を持たない菌従属性栄養植物である。ラン科植物は通常花の柄の部分が180度捻れて唇弁が下向きに付くが、このランは捻れずに唇弁が上向きに付く。半透明の花は見ていて幽霊のような不思議な感じがする。富士山麓の他に南アルプスに生育するが、御坂山系や八ヶ岳の山梨県側でも目撃したという情報がある。いずれの場所でも個体数は少ない。
平成27年8月 富士山麓で撮影
同じ花を別角度から撮影。かつては群生していたと聞くがこの頃には個体数は少なくなっており、なかなか見つからない。
半透明の不思議な花である。
平成30年9月 富士山麓で撮影。 訪問時期が遅く既に枯れ始めていた。
咲き残っていた新鮮な一株。
花の柄は捻れず、唇弁が上方を向く。
令和1年8月 富士山麓で撮影。 まだ蕾だった株。
同じ日に撮影したもの。やっと咲き出したばかりの新鮮な個体に出会えた。
接写
さらにマクロ接写。幽霊のような不思議な花。
富士山麓の個体は踏み荒らしによる減少もあるのだが、それ以上に気候変化ないしは鹿の食害の2次的変化による山肌の乾燥化が著しく、減少の傾向にある。今後が心配である。
➡山梨県の絶滅危惧のラン科植物一覧に戻る
平成27年8月 富士山麓で撮影
同じ花を別角度から撮影。かつては群生していたと聞くがこの頃には個体数は少なくなっており、なかなか見つからない。
半透明の不思議な花である。
平成30年9月 富士山麓で撮影。 訪問時期が遅く既に枯れ始めていた。
咲き残っていた新鮮な一株。
花の柄は捻れず、唇弁が上方を向く。
令和1年8月 富士山麓で撮影。 まだ蕾だった株。
同じ日に撮影したもの。やっと咲き出したばかりの新鮮な個体に出会えた。
接写
さらにマクロ接写。幽霊のような不思議な花。
富士山麓の個体は踏み荒らしによる減少もあるのだが、それ以上に気候変化ないしは鹿の食害の2次的変化による山肌の乾燥化が著しく、減少の傾向にある。今後が心配である。
➡山梨県の絶滅危惧のラン科植物一覧に戻る
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます