前日行くはずだった長者ヶ岳と天子ヶ岳であるが、富士本栖リゾートの芝桜渋滞に巻き込まれて登山口の田貫湖までたどり着けず精進湖で折り返して撤退してきた。だいぶ遠回りになるがこの日は南部町から白糸の滝の近くを回り込んで田貫湖に入るルートで登山口に至った。到着までに3時間近くかかり、登り始めは9時半になった。早く下山してもまた芝桜渋滞に巻き込まれてしまうので、8時間くらいかけてゆっくり歩き、夕方5時か6時に下山して帰宅する予定である。おそらく目的のアシタカツツジは見ごろを迎えているはずである。うまくすればシロヤシオとトウゴクミツバツツジの3種類が揃い咲きしているかも知れない。

田貫湖の湖畔からスタート。雲ひとつない五月晴れの空が広がる。

咲き残りのジロボウエンゴサク。葉を探したが数は少なかった。

赤紫色のツツジがあちらこちらに咲いている。葉を見てみると5枚葉、これはアシタカツツジであろう。

第一ベンチに到着。アシタカツツジが満開になっている。

満開のアシタカツツジと富士山。こんなに天候に恵まれるとは思ってもいなかった。

第2ベンチからもアシタカツツジの向こうに富士山を見ることが出来た。

長い階段道。さほど傾斜がきついわけでも無いが、歩幅が合わず疲れる。

カンアオイの仲間が葉を広げていた。花は付いておらず、カンアオイかカギガタアオイのいずれかと思う。

フモトスミレはたくさん咲いていた。

小さなフデリンドウ。これからたくさん咲き出すであろう。

長者ヶ岳山頂に到着。10人くらいの登山者が休憩していた。
3時間半くらいかかってやっと長者ヶ岳に到着である。とはいってもほぼ予定していた通りのコースタイムである。ここまでは準備体操で、ここから先が本番である。天子ヶ岳に至る稜線の山梨県側にアシタカツツジが咲いているはずである。今回は山梨県の絶滅危惧種撮影の一環で、山梨県に咲くアシタカツツジを撮影することが一番の目的である。長者ヶ岳山頂で小休止してから天子ヶ岳に向かう。(続く)
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