昨年の春に初めてイヌノフグリに出会い、その花の小ささに驚いたが、同時に個体数がとても少ないことが分かってきた。ネットで調べていると、甲府市の郊外にもこの花が生育しているところがあることが分かってきた。昨年見ているのでおおよその生育環境は分かっている。先日の3月15日にも一度探しに出かけているのだが、体調不良で短時間で撤退しており見つけられなかった。今回は下見しておいた疑わしき場所をぐるりと探索して巡って来てみたいと思う。
ソメイヨシノの蕾が膨らみ、少し咲き出している。たぶんイヌノフグリも咲き出している頃だろう。
神社のある石垣の周辺を探索してみるが見つからない。
神社から見る甲府の町と富士山
階段を昇って上に行ってみる。
トラノオシダ
ナキリスゲだと思う。
昨年の秋に咲いた花の実がまだ残っている。
スゲが花を咲かせ始めていた。
密に叢生するこのスゲは何?
先端部の黄色いのが雄小穂と葯、下のほうの白いのが雌小穂と雌しべ。雌小穂の鱗片は赤紫色でやや長め。図鑑で調べる限りではヒカゲスゲではないかと思う。
農道脇の畑の石垣。こんな石垣の隙間にイヌノフグリは好んで生育しているはずだが・・・。
しかし、この場所はオオイヌノフグリの天下。イヌノフグリは見つからず。
荒れ地に普通に生えているトウダイグサ。
公園になっているこの場所はどうだろうか?
かりんの実が落ちている。石垣を一段ずつ探索したが探し物は見つからず。
ではこの田んぼの中の石垣はどうだろう?
ホトケノザ
オオイヌノフグリの天国
2時間半ほど畑、田んぼ、公園と、石垣のある場所を不審者の如く探し回ったが残念ながら発見出来なかった。水も食料も持たずに探索に来たのでそろそろ疲れてきた。住宅地を通って車に戻る途中、民家の石垣の隙間を見たら探し物のイヌノフグリが数株だけだが生えていた。
田畑の石垣が怪しいと思っていたのだが、見つかったのは民家の石垣の間。
狭い範囲にほんの数株だけ生えていた。
イヌノフグリ
個体も花も小さくて単なる雑草にしか見えない。
なんとか出会うことは出来た。
接写型マクロレンズで撮影。小さすぎて撮影には一苦労である。
ホトケノザのお花畑。見つかってくれて一安心。
なんとか発見は出来たが、おそらく他の場所にもっと生育しているはずである。とにかく小さな花なので見落とした可能性も十分にある。機会を見ていずれ再探索してみたいと思う。
では、昨年発見した甲府市近傍に生育しているイヌノフグリはどうであろうか?場所はだいぶ離れているが見に行ってみる。
生育している石垣は草むしりされた後だった。イヌノフグリが入っていないかどうか草を分けて見てみるが、大丈夫そうである。
居ました、イヌノフグリ。大きな葉は全てホトケノザで、小さいほうの葉がイヌノフグリ。
石垣の間から這うように茎を伸ばして花を咲かせている。
小さな花。まだ咲き始めたばかりである。
この場所も全部で10個体ほどしか生育していない。茎は地面を這うように伸びる。
小さな花
マクロ接写
別株
マクロ接写しトリーミング
オオイヌノフグリは普通にたくさん見かけるが、このイヌノフグリは小さくて見つけにくいうえに生育場所も個体数も限られており、山梨県ではなかなか見ることが出来ない花である。いつ無くなってもおかしくないような石垣の隙間を好んで生育しており、今後が心配な花である。今年も出会えることが出来て良かったと思う。
ソメイヨシノの蕾が膨らみ、少し咲き出している。たぶんイヌノフグリも咲き出している頃だろう。
神社のある石垣の周辺を探索してみるが見つからない。
神社から見る甲府の町と富士山
階段を昇って上に行ってみる。
トラノオシダ
ナキリスゲだと思う。
昨年の秋に咲いた花の実がまだ残っている。
スゲが花を咲かせ始めていた。
密に叢生するこのスゲは何?
先端部の黄色いのが雄小穂と葯、下のほうの白いのが雌小穂と雌しべ。雌小穂の鱗片は赤紫色でやや長め。図鑑で調べる限りではヒカゲスゲではないかと思う。
農道脇の畑の石垣。こんな石垣の隙間にイヌノフグリは好んで生育しているはずだが・・・。
しかし、この場所はオオイヌノフグリの天下。イヌノフグリは見つからず。
荒れ地に普通に生えているトウダイグサ。
公園になっているこの場所はどうだろうか?
かりんの実が落ちている。石垣を一段ずつ探索したが探し物は見つからず。
ではこの田んぼの中の石垣はどうだろう?
ホトケノザ
オオイヌノフグリの天国
2時間半ほど畑、田んぼ、公園と、石垣のある場所を不審者の如く探し回ったが残念ながら発見出来なかった。水も食料も持たずに探索に来たのでそろそろ疲れてきた。住宅地を通って車に戻る途中、民家の石垣の隙間を見たら探し物のイヌノフグリが数株だけだが生えていた。
田畑の石垣が怪しいと思っていたのだが、見つかったのは民家の石垣の間。
狭い範囲にほんの数株だけ生えていた。
イヌノフグリ
個体も花も小さくて単なる雑草にしか見えない。
なんとか出会うことは出来た。
接写型マクロレンズで撮影。小さすぎて撮影には一苦労である。
ホトケノザのお花畑。見つかってくれて一安心。
なんとか発見は出来たが、おそらく他の場所にもっと生育しているはずである。とにかく小さな花なので見落とした可能性も十分にある。機会を見ていずれ再探索してみたいと思う。
では、昨年発見した甲府市近傍に生育しているイヌノフグリはどうであろうか?場所はだいぶ離れているが見に行ってみる。
生育している石垣は草むしりされた後だった。イヌノフグリが入っていないかどうか草を分けて見てみるが、大丈夫そうである。
居ました、イヌノフグリ。大きな葉は全てホトケノザで、小さいほうの葉がイヌノフグリ。
石垣の間から這うように茎を伸ばして花を咲かせている。
小さな花。まだ咲き始めたばかりである。
この場所も全部で10個体ほどしか生育していない。茎は地面を這うように伸びる。
小さな花
マクロ接写
別株
マクロ接写しトリーミング
オオイヌノフグリは普通にたくさん見かけるが、このイヌノフグリは小さくて見つけにくいうえに生育場所も個体数も限られており、山梨県ではなかなか見ることが出来ない花である。いつ無くなってもおかしくないような石垣の隙間を好んで生育しており、今後が心配な花である。今年も出会えることが出来て良かったと思う。
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