棚山の名を知る人はマニアな登山者の方だと思う。帯那山と兜山(いずれも山梨百名山)の間に位置する標高1100mほどの山で、山梨市と春日井町の境界にあり、すぐ西側は甲府市の西側の境界がある。新しい昭文社の地図にはルートが示されているが、県内のマニアが登るマイナーな山といって良いと思う。かつては積翠寺の奥にある岩洞峠からのルートが主だったが、現在では山梨市のほったらかしの湯からのルートが整備され、そちら側がメインルートになっている。どちらのルートでも日帰りで問題無く登れる山ではあるが、なんとなく奥深くて登りにくい山というイメージがあった。情報が少なく、道が荒れているのでは?という思いもあった。
午前の業務を終えてパソコンをいじっていると、あっという間に時間は午後1時になってしまった。ルートの状況を見るのが主な目的で最短距離の太良峠から棚山へ行ってみることにする。途中にはNTT電波塔が立つピークがあり、職場から見上げるその山は未だに行ったことが無く、機会があれば行ってみたいと思っていた。電波塔管理のための林道が延びているが、入り口のゲートは厳重に閉鎖されていて人も通ってはいけないのではないかという感じを受けており、敬遠していた感がある。なので、ゲートを避けて脇の斜面から直接稜線に登り着くと、すぐ下に林道が走っており間もなく林道と合流した。

NTT電波塔のピークに至る林道。一般車は通行禁止。

途中から電線道を直登する。

NTT電波塔ピーク。本日最も高いピークだが、林に遮られて眺望は無い。
太良峠から25分ほどで電波塔ピークに到着する。林道は3分の2周ほど山を巻いて反対側から延びて来ていた。回り込むのも面倒なので棚山に至る尾根に向かって山の斜面を直下りして林道に下り、棚山に至る道に入る。

向こうに見えるこんもりした山が目指す棚山。標高は太良峠と同じくらいで、電波塔ピークからは少し下る感じ。

山の斜面を直下りし、林道に下りる。

棚山方面に至る道。この林道はこの先で終わっており、その先は登山道(山道)になる。

棚山を示す看板あり。

林道の終点には白樺の生える休憩所がある。

その先は山道。荒れた道を想像していたが良い道だった。真新しい踏み跡もあった。

道標もしっかりしている。右に行くと岩洞峠。

驚くほど良い道が続いていた。左に見えるのが棚山。

最後の登り。ここはちょっと傾斜がきつい。

棚山山頂。
いつものように、ちょっと余計な寄り道(ルート探し)をしながら歩いたが、1時間20分ほどで棚山山頂に到着した。どちらかというとマイナーな山だけにもっと荒れた道を想像していたが、あまりにも良い道で拍子抜けした感じだった。眺望もまずまずで、山梨市から塩山の市街を眼下に眺めながら大菩薩連山がずらりと見える。反対側には南アルプス、そして富士山も見える。林の中のあまり眺望の無いピークを想像していただけに、この眺望の良さには少し驚いた。

大菩薩連山がずらりと見える。

下に見える駐車場はほったらかしの湯。

富士山の眺望。

ズーム。この日は午後になっても雲が巻かず、富士山が見えていた。
30分ほど休憩したが、時間は午後3時半と遅いこともあって、誰も登って来ず、誰にも会わなかった。30分ほどのんびり休憩して下山。帰りは真面目に(?)歩いて50分ほどで下山した。
遠い山というイメージがあった棚山だったが、歩いてみればルートは整備されていて簡単に行けるピークだった。我が家の裏山の一角に棚山も入れたいと思う。

今回歩いたルート。標高差は累計で往復含めて450mほど。
午前の業務を終えてパソコンをいじっていると、あっという間に時間は午後1時になってしまった。ルートの状況を見るのが主な目的で最短距離の太良峠から棚山へ行ってみることにする。途中にはNTT電波塔が立つピークがあり、職場から見上げるその山は未だに行ったことが無く、機会があれば行ってみたいと思っていた。電波塔管理のための林道が延びているが、入り口のゲートは厳重に閉鎖されていて人も通ってはいけないのではないかという感じを受けており、敬遠していた感がある。なので、ゲートを避けて脇の斜面から直接稜線に登り着くと、すぐ下に林道が走っており間もなく林道と合流した。

NTT電波塔のピークに至る林道。一般車は通行禁止。

途中から電線道を直登する。

NTT電波塔ピーク。本日最も高いピークだが、林に遮られて眺望は無い。
太良峠から25分ほどで電波塔ピークに到着する。林道は3分の2周ほど山を巻いて反対側から延びて来ていた。回り込むのも面倒なので棚山に至る尾根に向かって山の斜面を直下りして林道に下り、棚山に至る道に入る。

向こうに見えるこんもりした山が目指す棚山。標高は太良峠と同じくらいで、電波塔ピークからは少し下る感じ。

山の斜面を直下りし、林道に下りる。

棚山方面に至る道。この林道はこの先で終わっており、その先は登山道(山道)になる。

棚山を示す看板あり。

林道の終点には白樺の生える休憩所がある。

その先は山道。荒れた道を想像していたが良い道だった。真新しい踏み跡もあった。

道標もしっかりしている。右に行くと岩洞峠。

驚くほど良い道が続いていた。左に見えるのが棚山。

最後の登り。ここはちょっと傾斜がきつい。

棚山山頂。
いつものように、ちょっと余計な寄り道(ルート探し)をしながら歩いたが、1時間20分ほどで棚山山頂に到着した。どちらかというとマイナーな山だけにもっと荒れた道を想像していたが、あまりにも良い道で拍子抜けした感じだった。眺望もまずまずで、山梨市から塩山の市街を眼下に眺めながら大菩薩連山がずらりと見える。反対側には南アルプス、そして富士山も見える。林の中のあまり眺望の無いピークを想像していただけに、この眺望の良さには少し驚いた。

大菩薩連山がずらりと見える。

下に見える駐車場はほったらかしの湯。

富士山の眺望。

ズーム。この日は午後になっても雲が巻かず、富士山が見えていた。
30分ほど休憩したが、時間は午後3時半と遅いこともあって、誰も登って来ず、誰にも会わなかった。30分ほどのんびり休憩して下山。帰りは真面目に(?)歩いて50分ほどで下山した。
遠い山というイメージがあった棚山だったが、歩いてみればルートは整備されていて簡単に行けるピークだった。我が家の裏山の一角に棚山も入れたいと思う。

今回歩いたルート。標高差は累計で往復含めて450mほど。
ほったらかし温泉から周回しております!
地元の山の会のメンバーに誘われて。
確かに静かな山歩きができた、思い出があります。
その隣の「おおからす山」だったかな?それも藪山だとか言ってました。
太良峠からも上がれるんですね・・・
大烏山はまだ未踏ですが,新しいルートが切り開かれたものの登山者が少なく,荒れているようですね.