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山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

アリドオシ(アカネ科)

2021年02月04日 | 絶滅危惧種
 日本では関東以西から沖縄まで分布する常緑小低木の暖地性植物である。山梨県では南部町以南に生育する。樹高は20~60㎝。枝は二又に分岐し、分岐部の節目、あるいは対生する葉の付け根の部分から鋭い棘を出す。葉は広卵形ないし卵円形で先端部は尖り、光沢があって無毛である。枝先、または葉腋に白色で漏斗状の花を通常は2個付ける。結実すると球形の赤い実となる。花期は4~5月。

 2018年山梨県絶滅危惧ⅠA類(CR) 2017年環境省-


    アリドオシ 令和2年1月 南部町で撮影


    同上


    枝は二又に分岐しその節目、あるいは葉の付け根の部分から鋭い棘を出す。

 花と実はまだ確認できておらず、今後の課題である。

 ⇒その他の山梨県の絶滅危惧の植物

 ➡山梨県の絶滅危惧の植物 ~科別分類~

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ヒナノキンチャク(ヒメハギ科)

2021年02月04日 | 絶滅危惧種
 日当たりの良い山野に生育する1年草である。花期は7~9月。茎は根元から分岐して高さ7~15㎝になり、隆起線がある。葉は薄く卵円形~楕円形で辺縁に毛がある。花茎の片側に偏って小さな淡紫紅色の小花を多数房状に付ける。花は根元に近い部分から咲き始め、順に結実して巾着状の実を付ける。山梨県では富士山麓およびその周辺に生育が確認されており個体数はあまり多く無い。北杜市でも生育があったらしいが近年は見つかっていない。

 2018年山梨県絶滅危惧ⅠA類(CR) 2017年環境省絶滅危惧ⅠB類(EN)


    ヒナノキンチャク 平成29年8月 富士山麓で撮影


    同上 花は花茎の片側に偏って咲き、下から順に咲き始めて巾着状の種を付ける。


    令和1年8月 富士山麓で撮影。


    同上 生育場所は限られているがこの場所は例年安定して咲いている。


    同上

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マツバニンジン(アマ科)

2021年02月04日 | 絶滅危惧種
 日当たりの良い草地に生える高さ40~60㎝の1年草である。花期は8~9月。全体に無毛で、茎は上部で枝分かれする。葉は互生し、狭長楕円形で先が尖り、柄は無い。花は1㎝大の赤紫色で、基本的に1日1~2個ずつ花を咲かせ、午前中に咲いて午後には散ってしまう。富士山山麓で生育が確認されているが踏み荒らしや鹿の食害で個体数は減少している。

 2018年山梨県絶滅危惧ⅠA類(CR) 2017年環境省絶滅危惧ⅠA類(CR)


    マツバニンジン 平成28年8月 富士山麓で撮影


    同上 基本的に1つの株に1~2個ずつ花を咲かせ、午後には散ってしまう。


    赤紫色の小さな花


    平成29年8月 富士山麓で撮影。結実したマツバニンジンと思われるが、外来種のキバナノマツバニンジンのほうかも知れない。


    平成29年8月 鹿の食害を確認。翌年からこの場所では姿を見かけなくなった。

 ⇒その他の山梨県の絶滅危惧の植物

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