山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

ベニシュスランほころぶ  令和1年7月6日

2019年07月08日 | 里に咲く花
 1週間前に訪れた南部町のベニシュスランがそろそろ咲いているはずだ。仕事を片付けてお昼ごろに甲府を出発する。中部横断道が身延まで延びたおかげで南部町へのアクセスは格段に良くなった。


    雨が続いた後なので川が増水していて沢沿いが歩きにくい。


    満開を期待したが5分~7分咲きだった。


    あと3日後くらいが一番の見ごろになりそうだが、このくらいでも十分に美しい。


    横顔


    イワヒバとベニシュスラン


    正面に近い顔


    まだ蕾の株もあり

 もう1ヶ所、別の川沿いに咲く場所があると聞いており、花仲間に場所を聞いて先週も今回も訪れてみたが残念ながら出会うことは出来なかった。運動靴で散策していたところ、注意していたつもりだったが見事にヤマヒルにやられた。まさか靴下の上から吸血してくるとは思わなかった。

 さて、もう1ヶ所どうしても見ておきたかった花があり、新東名高速を使って富士山麓に移動する。7月10日からマイカー規制が始まるために自分の車で訪問できるのはこの日が最後になる。急いで移動したが到着したのは午後6時半近くになり、日没が近いうえに富士山麓には雲が巻いていて霧が立ち込め薄暗い。ゆっくり探している時間も無く、なんとか3株見つけるのが精いっぱいだった。


    この日どうしても見ておきたかったのがこの花。


    シテンクモキリ


    唇弁の中央基部に紫色の点が入る。


    今まで見た中で一番の大株。根元には子どもが2株居る一家。


    花の形はクモキリソウと変わらないが紫色の点が入ることと少し光沢がある。葉にもやや光沢がある。

 7時近くになると小雨が降り出した。日没時間ギリギリでなんとか見ることが出来たシテンクモキリだった。山梨県側にあるのかどうか、標高2,000mあたりから上の場所で探せばひょっとしたら出会えるのではないかと思っているのだが、なかなか探索に出掛ける時間がとれない。
コメント
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