建築・環境計画研究室 (山田あすか)

東京電機大学未来科学部建築学科

あたって嬉しい査読者シリーズ ~こんな査読者になりたい

2010-03-25 12:30:59 | 研究日誌
世界をよりよくしようキャンペーン 第1弾
「こんな査読だと嬉しい!」

査読者デビューの春の方いらっしゃいますでしょうか.
これまで巡り会った,お名前も所属もお仕事も存じ上げない匿名査読者の皆様.
いつも大変お世話になっております.先生方のおかげで日々精進させていただいております.
本日は,さまざまな査読者様に巡り会った経験および査読させていただいた経験を元に
わたしなりの「査読者とはこうあるべきだ」を考えてみたいと思います.

1.期限を守る
  (いつまでも返ってこないときっと困ってしまいますよね)

2.口調が丁寧である.語り口が優しい.
  (やっぱり攻撃的な口調というのはいかんですね.
   批判ではなく疑問点の指摘とかそういうスタンスがいいかと思っています)

3.論文の狙いを理解している
  (「そんなことやるっていってないじゃん」という執筆者のつぶやきが
   聞こえるような査読はすまいと思っています)

4.自分の考えを押しつけない
  (「・・という分析をしていないからダメ」などの意見は,・・・危険です.
   人それぞれ論文それぞれ興味関心のポイントは違うわけで)

5.自分の考えと同じではなくても批判的でない
  (意見が違うなら掲載された論文に対して反論すればいい話で,査読とは論文としての
   完成度や論旨構成を判断するモノであると思います.)

6.やんわりと提案的である
  (否定だけではなく,方向性の例示がある.ただし,やりすぎると4.に抵触するので
   あくまでも「やんわりと」.修正するかどうかを含めて判断するのは執筆者なので)

7.よく読む.
  (書いてないじゃないか! と書いて,読み飛ばしだったら,トテモ恥ずかしい.)

8.知ったかぶらない.
  (ふられたジャンルのことを知らないなら,辞退するか勉強するかすべき)


続きを思いついたら(信条が増えたら)書き足します・・.
ステキな査読者になりたい.
(でもあんまりたくさん回ってくると困る.たまにでいいです)
 
あと,ステキな査読回答書の書き方(かわし方?)なんても考えてみたいですが,
それは個別的すぎるかな.
でもフォーマットになる文例があると,回答書書き慣れない方には参考になるでしょうか?
論文の書き方は,論文集を見ればわかりますが,回答書の書き方は論文集を見てもわからないですものね.

 

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