「古都逍遥 京都・奈良編」「花の詩」「日常のこと」や花や風景写真

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もの悲しい秋、その情緒がやけに好きだ

2020年09月28日 11時11分21秒 | 日常のこと&写真
 秋の夜は好きだ。ものがなしい気分になれることが好きという訳ではない。
 物悲しといえば伊勢物語に『つれづれといとものがなしくておはしましければ』という言葉がある。退屈というような表現で綴られているが、秋はけして退屈ではない。秋の夜長、何もしなくても静かな時の流れを感じているだけでもよい。そこにクラッシックの、そう小夜曲でも流れていればなお至宝のときとなる。疲れはかなり治まっているが、今夜は悲しい「シューマン」の調べが気分的に合いそうだ。虫の音も下の林から聞こえてくる。十五夜もちかい。十三夜、十五夜、十六夜、十八夜など秋は月の光が似合うものだ。コスモスに月の光、なーーーんて言うのも絵になる。
 こういう日は東山魁夷画伯の「青い」月明り。平山郁夫画伯のシルクロードをラクダに乗って旅する青い月の砂漠なども思い浮かぶ。秋の夜、ススキの原野、燃え立つ紅葉、木枯らしに舞う枯れ葉、どれをとっても私にはときめきの光景だ、こういう情景、情緒がやけに心の琴線にふれてくるのだ。
 曽爾高原のススキをみにいきたくなった。









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