Wander Life

癒しを求めた流浪の旅模様を綴ってます

2021 フォッサマグナ温泉紀行③【姫川峡谷に佇む温泉〜深山の湯】

2021年03月12日 22時54分39秒 | 鉄道旅

2021年2月14日〈1〉

 

 

 

 

 

新潟県の糸魚川で迎える朝。午前6時30分起床。

とは言っても、昨夜の地震が気になってほぼ眠れませんでしたが。

 

テレビを見ると、常磐道で土砂崩れ発生とのこと。しかし巻き込まれたクルマは無さそうで一安心。

さらにその後、東北新幹線で架線柱が折れるなどの被害が判明。常磐道・東北新幹線共にすぐには復旧できず数日を要する事態に。

地震は恐ろしい((;゚Д゚))

 

 

 

 

 

8時30分、ホテルの軽朝食を頂く。アツアツのトーストにゆで卵。ホッとする味。

 

 

 

 

 

10時ちょうど、ホテルジオパークをチェックアウト。地震はビビったものの、今回も快適な宿泊だった。

今日も大糸線に乗り、温泉入って帰る。

 

 

 

 

 

その前にちょっと寄り道。駅に併設のジオパルへ。ジオラマも楽しめる鉄の方向けスポット。

大糸線で活躍していたキハ52がピカピカ状態で静態保存されている。車内にも入れて、駅弁とビールが欲しくなってしまう。

 

 

 

 

 

そしてキハ52の隣にはこちらも懐かしいあの車両が(゚∀゚)

 

 

 

 

 

かつての24系トワイライトエクスプレス展望スイート。とはいってもレプリカ。

憧れの展望スイートは結局乗れずじまいで憧れのまま終わってしまった。このご時世、もうこういう夢の列車はニ度と現れないだろう。それどころか寝台列車自体も絶滅寸前。今は「サンライズ」に乗れるだけ乗っておく。

 

 

 

 

 

しばし「トワイライト」の思い出に浸り改札へ。これから乗るのは10時30分発の大糸線南小谷行き。

 

 

 

 

 

間もなくキハ120が2両編成で入線。進行右側のBOX席で今日も絶景を堪能する。

 

 

 

 

 

そこそこの乗車率で糸魚川を発車。旧北陸本線のえちごトキめき鉄道と分岐。

 

 

 

 

 

北陸新幹線の高架をくぐる。

この新幹線により並行在来線が3セク化され、北陸本線はブツ切り分断化。「トワイライト」廃止の一因となっただけに、この高架を見るとどうしても嫌悪感を抱いてしまう。まあ24系老朽化で遅かれ早かれ同じだったかもしれないけど。

整備新幹線開業→並行在来線経営分離、というよくわからない役人目線の制度が悪。

 

 

 

 

 

車窓には今日もきれいな山がお目見え。黒姫山だろうか。

 

 

 

 

 

神々しさを感じるきれいな山並みが続く。天気がいいのはありがたいけど、2月だというのに今日も異様な高温。

地球が心配(・・;

 

 

 

 

 

頸城大野を出ると列車は山あいの区間へ。車窓が秘境に変わる。

 

 

 

 

 

根知を出ると本格的に山間部へ。姫川に沿って深い峡谷を進む。トンネル内以外は25km/hの徐行区間。

 

 

 

 

 

暴れん坊の姫川も今は清流。エメラルドグリーン調の水がサラサラ流れる。

 

 

 

 

 

その清流に突如出現する黒部川電力 姫川第六発電所。姫川水系の水を利用した水力発電。

さらにここに隣接する形で新姫川第六発電所を建設中。CO2削減の為に再生可能エネルギーへシフトする一環の増設。

 

水力含めた日本の再生可能エネルギー比率は年々上昇しているようで、最近は20%を超えたとか。コロナによる電力需要減少など様々な背景はあるようだけど、太陽光発電も着実に増えてるのは確か。

 

東日本大震災を機に相次いで原発が停止されながら、今なお75%程に及ぶという火力発電の比率は、世界から見るとだいぶ遅れをとっている模様。

 

 

 

 

 

国道148号の洞門。姫川を挟んで片側が鉄道、もう片側が国道。この辺りどちらもフォッサマグナらしい険しい峡谷に沿って、なかなかすごい所を通ってる。

 

 

 

 

 

この小滝−平岩間が大糸線非電化区間のハイライト。険しい地形の中、時折現れる美しい山と川。特に冬はいっそうきれい。

 

 

 

 

 

国道148号の旧道と新道が見えると姫川温泉。ホテルの露天風呂から見えるという大糸線気動車がトコトコ走る姿はさぞかし風情がありそう。

 

 

 

 

 

11時7分、平岩。ここから県境越え。白馬大仏が見守る中を長大な真那板山トンネルに突入。

 

 

 

 

 

トンネルを抜けると既に長野県。この辺り川幅が広くなり、フォッサマグナはまた違った姿を見せる。

 

 

 

 

 

旧国道148号の小谷橋が見えてくると間もなく北小谷。

 

 

 

 

 

11時19分、北小谷に到着。ここで途中下車して温泉へ。

 

 

 

 

 

キハ120、南小谷を目指して発車。

駅のちょうど真上に国道148号の新道が通って、北小谷駅からはきれいな山が見にくくなってしまった。

 

 

 

 

 

橋の下からなんとか覗き込むとかつての景観が垣間見え、ちょっとこの橋が恨めしく思えてしまう。

 

 

 

 

 

風情たっぷりの148号旧道を歩いて温泉に向かう。先ほど見えた小谷橋から姫川を眺める。

 

 

 

 

 

川のせせらぎに新道を走るクルマの音もかき消され、水の流れる音だけが響く。ここにいるだけで至福のひと時。

 

 

 

 

 

小谷橋を渡ると旧道の案内標識。

 

自分が学生時代に所属していたサイクリングサークルでは年1回東京の八王子から糸魚川まで自転車のレース形式で走破するイベントがあり、朝8時に八王子を出てこの辺りを通過するのは深夜。

当時まだ新道は無かったので、真っ暗な旧道をバッテリーランプで照らしながらこの標識を頼りに糸魚川を目指す。

旧道はこのあと葛葉峠が待ち構えていて、フラフラになりながら峠越えして、糸魚川に着くのが明け方の3〜4時頃だったか。今振り返るとよくあんなことできたなと思う。

 

若いって羨ましい(*´Д`)

 

 

 

 

 

駅から徒歩15分弱で辿り着いたのは道の駅 小谷。ここにはなかなか良質な温泉がある。

入浴前にまずは食事処 鬼の厨へ。

 

 

 

 

 

当然の如く最初はビール。くう〜美味い(๑´ڡ`๑)

 

 

 

 

 

続いてメインのざるそば大盛り。蕎麦の甘い風味が鼻に抜ける。うめ〜。

美味い蕎麦が食べれる店また発見。最近の道の駅は侮れない。

 

 

 

 

 

続いて併設の深山(みやま)の湯へ。源泉掛け流し。食事処で500円以上食べてレシートを提示すると入浴料660円が半額になる。かなりオトク。

 

さっそく浴室へ。浴槽は内湯に熱湯とぬる湯、さらに露天風呂。どれも源泉掛け流し。

やや茶褐色の湯はナトリウム−炭酸水素塩・塩化物泉。湯温の異なる2本の源泉を混合して適温にしているとのこと。

 

スバラシイ(*´∀`*)

 

低張性で成分がメチャメチャ濃い訳ではないけど、ほのかに香る源泉のいい匂いがたまらない。そして炭酸水素塩泉は美肌の湯。皮膚の角質を落としてくれて肌がスベスベに。

ぬるめ大好きの自分はぬる湯60分コースで堪能させて頂いた。

 

〈深山の湯 個人的独断評価〉★★★★☆

掛け流しの良質な湯が好みの湯温で味わえて心身共にリラックス。小谷の山間部でロケーション的にも最高。なにぶん道の駅ということで利用客は多め。平日や土日の午前が狙い目か。

 

 

 

 

 

さっぱりして温泉をあとにする。

このあとは、北小谷駅から再び大糸線に乗り帰路へ。

 

 

 

 

 


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