Wander Life

癒しを求めた流浪の旅模様を綴ってます

2021 フォッサマグナ温泉紀行④【白銀の白馬連峰〜大糸線「あずさ46号」】

2021年03月20日 22時23分11秒 | 鉄道旅

2021年2月14日〈2〉

 

 

 

 

 

道の駅 小谷にある深山の湯をあとにして北小谷駅に向かう。

 

 

 

 

 

小谷橋のたもとには大きな「⇐ 大町 白馬」の標識があり、かつて国道148号がこちらだったことを伺わせる。

現在はこの上を通る新道がメインルート。

 

 

 

 

 

徒歩15分で北小谷駅に到着。

長野県内で見られるJR西日本の駅名標はここ北小谷と隣の中土のみ。

Wikipediaによると、両駅とも1日の乗車人数はなんと1〜2人!今日は自分がいるので3人か?

ここ北小谷も時間が止まったかのような静けさと昭和の雰囲気漂う駅舎。

たまらない( ´∀`) 

 

 

 

 

 

雪原にジョイント音が響き、小谷橋の向こうにオレンジラインのキハ120が現れる。

 

 

 

 

 

ディーゼル音を響かせてキハ120が入線。やはりローカル線の風景は絵になる。

そして、おっ、2両付いてる。ありがたい(゚∀゚)

 

 

 

 

 

14時10分発の南小谷行き到着。2両目に乗車すると運良く右側BOXが空いていて着席。

2両編成の恩恵(^^)

 

 

 

 

 

定刻に北小谷を発車。列車は暴れん坊の姫川を何度か渡る。

 

もしまた姫川流域で水害が発生し大糸線が被害を受けるようなことがあれば、このコロナ禍で鉄道会社の収益が悪化している昨今、北海道の日高本線や根室本線のように今度は本当に復旧されないかも。

 

温暖化により水害は近年デフォルトになりつつあり、大雨特別警報などという過去には無かった気象用語が出てくる始末。

考えたくはないけど、日高本線・根室本線と同じ道をたどる日が来てしまいそうで怖い。

 

 

 

 

 

14時18分、中土に到着。

ここも北小谷同様に昭和から時が止まったままであるかのような感覚。アクセスは容易なので秘境駅というほどではないけど、周辺の景色は十分秘境。

 

 

 

 

 

北小谷を出ると車窓には国道148号旧道の風情ある洞門。あの洞門を走ってるとフォッサマグナにいる感が湧いてくるけど、それに対して新道のトンネルはなんとも味気ない。

 

 

 

 

 

川幅が広くなり景色が開けてきた。この辺りからポツポツと民家が見られるようになり、小谷村の集落を列車は南へ進む。

 

 

 

 

 

秘境車窓を満喫させてもらったところで時刻は14時23分。車内に終着放送が流れる。

 

 

 

 

 

14時25分、終点 南小谷到着。今回も絶景を堪能。

 

 

 

 

 

向かいのホームには、JR東日本の「リゾートビューふるさと」長野行き。

 

 

 

 

 

ハイブリッドなんだから、南小谷までと言わずなんとか糸魚川まで運行して大糸線非電化区間を盛り上げてもらえないでしょうか?と思ってしまう。

会社が違うのはわかるけど(-.-)

 

 

 

 

 

そして1番線にはこれから乗車するE353系「あずさ46号」新宿行き。普通列車が軒並み1〜2両の中、9両編成の存在感はやはり別格。

 

 

 

 

 

跨線橋を渡り1番線へ。この跨線橋からの眺めもなかなか。

 

 

 

 

 

しばらくすると乗車準備が整い11号車に乗車。

ここでいつも思うけど、新宿に向かう特急列車の始発駅としては異例の秘境っぷり。

 

この南小谷発着も末永く存続してほしいけど、大糸線乗り入れの「あずさ」は徐々に減らされ、今は定期1往復+臨時の白馬発着が1往復。

今後の処遇が心配(゜-゜)

 

 

 

 

 

檸檬堂の缶チューハイを開けると15時1分、南小谷を定刻発車。

 

 

 

 

 

中央線の景色に見慣れてると「あずさ」なのにどこ走ってるの?という感覚。この先まだしばらく秘境車窓が続く。

 

 

 

 

 

白馬大池辺りまで姫川に寄り添うようなクネクネ区間。さしものE353系もスピードは控えめ。

 

 

 

 

 

ここどこ?感が続く車窓。

急斜面の中腹、なかなかすごいとこ走ってる(・_・;)

 

 

 

 

 

白馬大池を過ぎると視界が開けてきて、姫川に代わって車窓に現れるのは北アルプス。

 

 

 

 

 

白馬の山々。逆光で見にくいけどメチャメチャきれい。中央やや左に見えるのが確か白馬岳。

 

 

 

 

 

北アルプスをバックに流れる絶景リバーの松川を渡ると白馬に到着。

外国人と思われるグループが乗車してきて、車内が活気づく。

 

 

 

 

 

思ったよりも増客して白馬を発車。真っ白な北アルプスの麓を進む。

 

中央右に見える尖った山が白馬鑓ヶ岳、その右にあるやや平らな山が杓子岳。さらにその右に先ほど見えた白馬岳と連なり白馬三山と呼ぶらしいけど、山の知識が無い自分はWikipediaの受け売り。

 

 

 

 

 

こちらは飯森付近から。

中央やや左が唐松岳、その左の窪みにポコッと突き出てるのが大黒岳か。山の名前がわかると山を見る楽しみが倍増。

受け売りだけど(*´Д`)

 

 

 

 

 

山の名前の由来までわかるともっと楽しそうながら、今は名前を覚えるので精一杯。

 

地名は「ハクバ」村なものの、山名は「シロウマ」と呼ぶ由来だけは聞いたことがあって、春の雪解けシーズンに山の地肌が黒く露出し、その形が代掻き馬を連想させることから代掻き馬→代馬(シロウマ)。

 

 

 

 

 

白馬連峰の絶景ビューが終わると佐野坂を登坂。大糸線内は昔ながらの大きなジョイント音が響いて「鉄」的には心地いい。

 

 

 

 

 

佐野坂を越えると車窓に現れるのは仁科三湖の一つ、青木湖。今日はベタ凪で水面に山がきれいに映り込む。

 

 

 

 

 

仁科三湖には前山がある関係で湖からは意外に北アルプスが見えない。青木湖のこの辺りからちょっと見えるのみ。

 

 

 

 

 

続いて中綱湖。こちらは薄っすらと結氷中。

 

 

 

 

 

中綱湖を見下ろすようにヤナバスキー場が構えるも、もう何年も休業状態。今後復活する見込みは無さそうに見える。それに合わせヤナバスキー場前駅も廃止されてしまった。

 

 

 

 

 

最後に木崎湖。

今年はキザキマスを釣ってみたい。

 

 

 

 

 

15時42分、信濃大町に到着。そこそこの乗車あり。

信濃大町駅周辺は長らくビジネスホテル不毛の地(失礼)だったのが、この駅名標の真裏にルートインが昨年ついに開業。

キザキマス狙う時はここ泊まろうヽ(´ー`)ノ

 

 

 

 

 

信濃大町を出ると急激に雪が少なくなり、やや現実復帰感に襲われる。しかしまだまだ北アルプスの眺めはきれい。

 

 

 

 

 

北アルプスに沈みかけてる夕日を横目に、列車はややスピードを上げて夕暮れの大糸線をひた走る。

 

 

 

 

 

梓川を渡ると松本での前3両付属編成連結案内。連結までに3度停車するのでご注意、とのこと。

 

 

 

 

 

やがて篠ノ井線の本線を渡り松本駅にゆっくり入線。案内通り止まっては発進を3度繰り返し、車内に軽い衝撃が伝わって連結完了。

 

 

 

 

 

16時26分、松本到着。

松本からもそこそこ乗車があり、11号車は30%程の乗車率に。コロナ禍でガラガラが続いてたからこれでも多く感じてしまう。

 

 

 

 

 

16時30分、松本を発車。

大糸線内での鬱憤を晴らすかのように爆走開始。

 

 

 

 

 

山並みに日が沈みかけて、2月だというのに異様な高温だった今日も間もなく日没。

そしてこのプチ旅ももう終わりの時。早いな〜(TT)

 

 

 

 

 

16時38分、塩尻到着。ここで下車。

あ〜帰ってきた。いつもながらあっという間。

 

 

 

 

 

「あずさ46号」新宿へ向けて発車。

 

 

 

 

 

1泊2日で絶景と温泉と海の幸を堪能した大糸線の旅もこれで終了。明日からまたサラリーマンか。

しかし絶景が目に焼き付いて、明日は1日思考停止していそう…。

 

 

 

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2021 フォッサマグナ温泉紀行... | トップ | 筑北村健康館 草湯温泉冠着荘 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。