2016年12月31日
関西に来て4ヶ月、ようやく今日から冬休み。
4日間のささやかな冬休みを満喫すべく、冬の山陰に向かいます。
三ノ宮駅に到着。まずは鳥取に向かいます。
これから乗るのは「はまかぜ1号」浜坂行き。関西から鳥取だと智頭急行周りの「スーパーはくと」がメインのようですが、「スーパーはくと」は帰りに乗る事にし、行きは「はまかぜ」で播但線・山陰本線の車窓を堪能します。
「はまかぜ」はキハ181系時代に大阪-明石でちょこっと乗っただけ。キハ189系に乗るのは初。
そして9時56分、「はまかぜ1号」到着。キハ189系、かっこいい~。6号車に乗り込み三ノ宮を定刻発車。6号車の乗車率は50%程。
神戸に停車。東海道本線の終着駅。ここから山陽本線。もっとも、今は「神戸線」という愛称が浸透していますが。
須磨の海。新快速や快速からよく見る風景ですが、やはり特急列車から見るとちょっと優雅な気分。
姫路に到着。多くの乗客があり車内は一気に満員に。ここから進行方向が変わる為、座席を回転させます。多くの乗客もこの儀式を周知のようで回転はスムーズ。6分程停まるようなので売店へダッシュ。ビールとつまみを購入。
戻ってしばしキハ189系鑑賞。初めて間近で見たけど、やっぱりかっこいい。ヘッドマークが無いのが残念。そして定刻10時44分、姫路を発車。
初めて行く播但線の車窓を眺めながらビール。途中の寺前までは電化されています。
寺前からは非電化区間。車窓ものどかです。山間部に入ると残雪がちらほら。
時折見えるきれいな渓谷。播但線はなかなかいい景色。
11時49分、和田山に到着。ここから山陰本線に入ります。城崎温泉までは再び電化区間。
11時28分、城崎温泉。非常に多くの乗客が下車。車内は一気にのどかになりました。
ここからは車窓に日本海が現れます。香住を出ていくつかのトンネルを通ると車窓さんの案内放送「このトンネルを出ると余部橋梁を渡ります」。往路に「はまかぜ」を選択した目的の一つはこの余部橋梁。自分は初めてこの橋を渡ります。
そしてトンネルを出るとついに余部橋梁。眼下に広がる美しい景色。そしてあの痛ましい転落事故の面影は今はありません。列車は速度を落として橋を渡ります。
線路の横には旧鉄橋が展望施設として残され、多くのギャラリーが余部橋梁を通過する「はまかぜ」にシャッターを切っています。
自分もそこを歩いてみたくなりますが、高所恐怖症の身にはかなりきついかも。
定刻13時12分、終点浜坂に到着。
三ノ宮から3時間15分、美しい景色の中を走る「はまかぜ」の旅終了。いい列車だった。キハ189系はかっこいいし窓も大きいし内装も自分好み。また乗りに来よう。
続いてキハ47の13時22分発普通鳥取行き。2両編成の車内は既にボックス席は空き無し。ロングシートに座ります。定刻に浜坂を発車。
岩美では列車交換でしばらく停車。
定刻14時16分、終点鳥取到着。初めて来た鳥取。10月には大きな地震に見舞われましたが、駅を見る限り今はその影響は無さそうです。
ここからバスに乗り換え。向かうのは鳥取砂丘。
バスに揺られること約30分、ついに鳥取砂丘到着。
おおーすごーい!これは想像以上の雄大な景色。
砂漠のオアシスのような風景も。
砂丘の向こうは日本海。
荒々しい冬の日本海。ただひたすらボーッと眺めるのが至福のひと時。
日本海に吹き荒れる風が作り出す砂の芸術。
ボーッと眺めていると、やがて砂丘は今年最後の夕暮れ。ここで16時20分発のバスの時刻が迫り砂丘を後にします。メジャーな観光地は人だらけであまりいい思いをした事がありませんが、鳥取砂丘は思いがけずいい所だった。2016年最後にいい景色に出会う。
鳥取駅に戻りホテルにチェックイン。年越しの宿は「鳥取グリーンホテルモーリス」。
大浴場でさっぱりし、ビールを飲みながら今年も「ガキの使い」鑑賞。ここ数年、ちょっとパターン化してしまったというか、懲りすぎというか、やはり初期の頃の方が面白かったかな。特に「笑ってはいけない病院」が最高だった。
やがて時刻は24時となり2016年終了。窓の外では鳥取の風習なのか、夜通しのお祭り?
とにかく、2017年は平穏な1年でありますように。zzz…。