2016年1月1日
明けましておめでとうございます。
元旦の高知は快晴。今日も気温は高くなりそう。
午前9時15分、「高知ホテル」をチェックアウト。
JR+ことでんビューで眺め最高。いいホテルだった。
9時35分発の普通窪川行きに乗車。
1000形と呼ばれる気動車単行。
JR四国の車両は旧国鉄の形式を踏襲せず、関東の私鉄で見るような独特の4ケタ表記。理由はわからないけど。
この1000形、車内はなかなか独特。ロングシートあり、ボックスシートあり、一人用・二人用クロスシートあり、バリアフリートイレあり、特に窪川寄り一人用シートは完全に展望席。そして中扉は不使用。
残念ながら展望席は先客ありで自分はその後ろに座る。しかしここは準展望席。結構よく見える。
9時35分定刻に高知を発車。元旦ということもあり車内はのどか。
高知の市街地を離れるとのどかな山村風景の中を走る。
単線の為、途中駅で数分の列車待ちが頻繁にある。
佐川で「南風12号」との行き違い。
山に囲まれた斗賀野。高知行きが待っている。
昨日の大歩危もすごかったし、土讃線は本当にいい景色。
土佐久礼付近はトンネルの連続。時折海も見える。
そして定刻11時52分、終点窪川到着。昨日から通しでついに土讃線走破!
続いて約1時間30分の待ち合わせ、13時28分発の予土線宇和島行に乗車。
「海洋堂ホビートレイン」というキハ32形の車両。「太古から未来へ」が表現された内外装。
見てると楽しいけど、何と予土線は無粋なロングシート。ホビートレインだけでもクロスシートにしてくれればいいのに。
ここから使用するのは「四万十・宇和海フリーきっぷ」のフリータイプ(他に片道タイプあり)。
予土線と土佐くろしお鉄道中村宿毛線が3日間乗り放題。土佐くろしお鉄道では特急も利用可。
定刻13時28分、ホビートレイン 窪川を発車。車内は満員。自分も含めて「鉄」っぽい人が多い。
窪川の次は若井。窪川-若井間だけ土佐くろしお鉄道。この一区間がある為に青春18きっぷ使用でもこの区間だけ別料金。
今回使用しているフリーきっぷではそのまま乗れるけど、予土線利用者には厄介な区間。
ホビートレインは絶景の四万十川に沿って走るものの、なにせロングシート。せっかくの絶景がよく見えず。
トンネルに入るとそのままうたた寝してしまう。
14時4分、十川で下車。四万十川沿いの高台に佇む素朴な駅。ホームから四万十川が見える。
きれいな四万十川を眺めながら歩く。しかし暖かい。気温15℃位ありそう。
やって来たのは十和温泉。十川駅から徒歩15分程。
予土線の温泉と言えば他にも松丸駅の「ぽっぽ温泉」があるけど、改装中につき今は営業休止。
こちらの十和温泉は元旦でも入浴可能。
内湯と露天風呂があるものの残念ながら露天は休止中。内湯に浸かる。
お湯は無色透明の鉱泉沸かし湯。これと言った特徴はないけど、「炭酸水素の泡が見える」との案内書きがある。ジェットの泡も出ているので自分にはわからず。
目の前は四万十川。日がたっぷり差し込む浴室。他に誰もいない貸切状態で、1時間30分コースで堪能。
<十和温泉>★★★☆☆
泉質:B 眺め:B 癒し:A コスパ:C
四万十川のほとりに湧くのどかな温泉宿。露天風呂からだと四万十川が眺められる。
入浴料900円。シャンプーボディソープ備え付けあり。入浴料が高いのが残念だけど、旅館の温泉なので仕方ないか。
温泉を出て再び十川駅へ。やがて四万十川の向こうに単行のキハ32が見えてきた。
15時51分発の宇和島行に乗車。先ほどのホビートレインと違って車内は空いている。
美しい四万十川の眺め。
四万十川名物の沈下橋が見える。
「日本最後の清流」四万十川。こんなきれいな川で釣りできたら最高。
しかし予土線はこれだけの景色の中を走るのにロングシート。何とも無念。
16時3分、江川崎。しばらく停車するので「トイレに行く方は駅のトイレをご使用下さい」との車内放送。
予土線キハ32はロングシートなだけでなくトイレも無し。窪川-宇和島間で2時間もあるけど。
宇和島に近付くにつれて日が沈んできた。
それにしても、江川崎までと比べて走行スピードがダウン。宇和島側の方がカーブと勾配がきついらしい。
北宇和島で予讃線と合流し定刻17時24分、終点宇和島到着。土讃線に続き予土線も完乗。
夕暮れの宇和島市街。さすがに日が暮れると少し寒くなってくる。
今日のお宿は「宇和島オリエンタルホテル」。
宇和島の夜景を眺めながらビール飲んで就寝。明日は土佐くろしお鉄道へ。