Wander Life

癒しを求めた流浪の旅模様を綴ってます

2015-2016 冬の四国ぶらり紀行②【「しまんと5号」で絶景の土讃線を行く】

2016年01月07日 23時31分00秒 | 鉄道旅

2015年12月31日

 

 

 


昨晩乗車した「サンライズ瀬戸」。気が付くとどこかの駅に停車中。
寝ぼけまなこでブラインドを上げると、煌々と光る照明にいくつものホーム。これは大阪だな。
朝が苦手な自分は引き続き就寝。

 

 

 

 

 

やがておはよう放送が流れて定刻6時27分、岡山到着。
「瀬戸・出雲」切り離し儀式を見届けたいところだけど、「瀬戸」でこれをやると大変。ホームに取り残される。
「出雲」に先立って6時31分、「瀬戸」岡山を発車。

 

 

 

 

 

瀬戸大橋線に入ると、ようやく空が明るくなってきた。西日本の夜明けは遅い。

 

 

 

 

 

6時51分、児島。ここからいよいよ瀬戸大橋。
JR四国の乗務員さんに交代し、「トンネルを抜けると瀬戸大橋です」の案内放送が入る。
そして6時55分頃、ついに瀬戸大橋突入!

 

 

 

 

 

超久々の瀬戸大橋。残念ながら曇っていて朝焼けは無し。しかし海がきれい。

 

 

 

 

 

久々に瀬戸内海を眺める。青函トンネル同様、この橋ができて日本のレールが1本につながった。
同時に寝台特急「瀬戸」も宇野までだったのが高松まで行ってくれるようになり、今の「サンライズ瀬戸」の前身となる。
「レールでつながる一本列島」は、今や「サンライズ」が最後の頼みの綱。

 

 

 

 

 

やがて四国が見えてきて7時8分、坂出到着。

 

 

 

 

 

香川県はなぜかモコモコとした山が多い。そのモコモコとした山に朝焼け。

 

 

 

 

 

ここで日の出。「サンライズ瀬戸」から眺めるサンライズ。きれい~。

 

 

 

 

 

そして定刻7時27分、終点高松到着。名残惜しみつつ下車。

 

 

 

 

 

「目が覚めたら瀬戸内海」の「サンライズ瀬戸」。「出雲」より乗車時間は短いけど楽しい列車だった。
特に瀬戸大橋で朝焼けとなればすごい景色が見れるかも。

 

 

 

 

 

7時50分頃、「サンライズ瀬戸」回送。また帰りもお願いします。
高松駅は別名「讃岐うどん駅」。やはり高松ではうどん食べないと。
今回は駅構内の「連絡船うどん」へ。「サンライズ」の車内で飲み過ぎたせいかまだアルコールが残っている感じ。

 

 

 

 

 

という訳で、漢は黙ってかけうどん。二日酔い気味の体にじわーんと染み渡る。あ~美味い。280円。

 

 

 

 

 

続いて乗るのは特急「しまんと5号」高知行き。

 

 

 

 

 

初めて乗る2000系気動車。編成は何と2両!寂しい。
岡山発着の「南風」が本数・両数共に「しまんと」を上回り、今や土讃線特急は岡山発着がメイン。
自分の中では、宇高連絡船時代から四国の玄関口と言えば高松だったけど。まあ時代の変化だろうか。
しかしそれなら「サンライズ瀬戸」が高松や琴平まで来てくれているのは奇跡かも。
岡山発着になってしまってもおかしくないような気がする。そうはならないでほしいけど。

 

 

 

 

 

今回、高知までの往復に使用するのは「トク割二枚回数券」。特急指定席が利用できる。
「夢四国」に申し込んで事前に購入。現地購入では指定席満席かもしれないので。
列車は定刻8時25分に高松を発車。車内はそれ程混んでなく、ゆったりしている。

 

 

 

 

 

瀬戸大橋線と別れて多度津までは予讃線を進む。この2000系気動車、2両編成とは言え走りはパワフル。

 

 

 

 

 

土讃線に入り9時ちょうどに琴平。「サンライズ瀬戸・琴平延長」の終点。
ここからが土讃線の真骨頂。「しまんと」は険しい山岳地帯を振り子を駆使してビュンビュン駆け抜けていく。

 

 

 

 

 

阿波池田を過ぎると、いよいよハイライトの大歩危峡。

 

 

 

 

 

トンネルの連続ながら、時折見える峡谷が超絶きれい。水がエメラルドグリーン。

 

 

 

 

 

車内放送でも「ここから約8kmが土讃線で最も景色が良い区間です」と案内が入る。
高知に向かう下り列車の場合は、進行右側の方が峡谷を見れる機会が多そう。
トンネルが多い上に列車が高速で通過するので、写真を撮るのは結構難しい。
険しい山岳地帯を抜けると土佐山田。ここからは平野部を行く。

 

 

 

 

 

定刻10時37分、終点高知到着。高松から約2時間、絶景の土讃線を堪能。

 

 

 

 

 

10時47分「しまんと5号」回送。しかし何という暖かさ。さすが南国高知。冬とは思えない。

 

 

 

 

 

普通列車に乗って折り返し。隣駅の薊野(あぞうの)で下車。

 

 

 

 

 

やって来たのは「高知ぽかぽか温泉」。薊野駅から徒歩15分程。

 

 

 

 

 

まずは腹ごしらえ。漬け丼・うどんセットに生ビール。あ~美味い。
続いて入浴。洗い場への椅子は珍しい固定の長椅子。そして露天風呂へ。
無色透明のお湯はかなりしょっぱい。泉質はナトリウム-カルシウム・塩化物泉。
鉱泉を循環加温しているようだけど、源泉の良さは活かされている。
大浴場・露天風呂の他にも多彩な浴槽があり、1日いても楽しめそう。

<高知ぽかぽか温泉>★★★☆☆
泉質:B 眺め:C 癒し:B コスパ:B
スーパー銭湯のような感じですが塩化物泉が楽しめる。高知の中心部にある為、やはり人は多い。
入浴料690円。シャンプー・ボディソープ備え付けあり。営業時間8時~深夜2時。

1時間30分コースで堪能。

 

 

 

 

 

風呂上りの一杯がまた最高!
温泉を出ると暑くて上着を着てられない。半袖1枚で薊野駅に戻る。
「寒くないの?」と交通整理のおじさんに声をかけられる。さすがに変人と思われたか?まあ実際、変人なんだけど。

 

 

 

 

 

高知駅に戻る。

 

 

 

 

 

駅を出るとあの「高知三志士像」発見。「坂本龍馬」と聞くと「高知来た」という気がする。

 

 

 

 

 

今日のお宿は高知駅の真ん前「高知ホテル」。

 

 

 

 

 

 

部屋からはJRや路面電車が眺められる。いい眺め~。景色フェチの自分にはたまらない。

 

 

 

 

 

いったん外出し鏡川を散策。今年最後の夕日を眺める。
しかしこの川、至る所で魚が跳ねてる。ボラっぽいな。夜にはシーバス狙えそう。
あ~失敗。こんなに暖かいなら釣り道具持って来ればよかった。かなり後悔。

 

 

 

 

 

ホテルに戻ると今度は高知駅の夜景。おおきれい~。

 

 

 

 

 

三志士もライトアップ。
その後、毎年恒例「ガキの使い」を見て色々あった2015年が終了。
いつの間にか消灯された高知駅を眺めて就寝。あ~疲れた。zzz…。



 

 

 

コメント
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