屋久島エコツアーガイドの旅行案内ブログ by 屋久島自然学校

「大人だって童心にかえって楽しもう!」をモットーに屋久島でエコツアーガイドを開催している屋久島自然学校のブログです。

巨木が立ち並ぶ屋久杉の森をPENTAX K-1とD FA 24-70mmF2.8レンズでフォトトレッキング【屋久島ヤクスギランド】

2020年02月02日 | 屋久島風景写真・カメラ

天気が良い日にカメラを持って屋久島のヤクスギランドに行ってきました。

ヤクスギランド、名前から誤解されがちですが屋久杉の原生林を堪能するのに最適な場所です。

ちょっと冷たい空気とやわらか日差しを浴びながら歩き始めました。
奥に見える山は標高1497mの太忠岳。ここヤクスギランドが登山口となっています。

親指を立てたような岩は天忠石。高さが40mともいわれています。

初心者の方でも登ることができる山です。

赤い木肌のヒメシャラの木がとても目立ちます。
屋久杉のコブ。よく見ると人の顔に見えてきます。
屋久島といえばコケが多くて有名です。屋久島に来るとコケが好きになること間違いなし。
このような大きな倒木も数年で苔むしてきます。
ヤクスギランドひげ長老
屋久杉「ひげ長老」。見上げてみると太い枝も折れてしまい、葉っぱも少ないですがいろいろな植物が引っ付いています(着生といいます)。
ひげ長老のすぐ横にある屋久杉。中に入れるぐらい大きいのですが、名前はありません。
中から覗くとこんな感じ。二代目の屋久杉で一代目をまたいだ形です。
少し歩いていくとさらに大きな屋久杉の切り株があります。ハートの形はないですが、苦労してウィルソン株まで行かなくてよいかもしれません。
おもわずキノコがあると撮ってしまいます。
森に差し込む光芒がきれいなのですが、なかなかうまく撮影できません。
ヒメシャラの根。
この辺りは屋久杉に限らず巨木が本当に多いところです。
こちらはヒメシャラの巨木。数百年は生きていると思われます。
右手の屋久杉は二本の杉が合体した合体木。
青空があると見上げてみるのも面白いです。
コケの種類は多く、ぶら下がるタイプのコケも見られます。
ヤクスギランド小田杉
看板はありませんが小田杉。推定樹齢2500年。
コケの感じがうまく撮影できました。ペンタックスは緑の色が良いと思います。
ヤクスギランドガイドツアー釈迦杉
こちらも看板はないのですが釈迦杉と呼ばれています。
屋久杉の赤ちゃん(実生)。
枝の曲がり具合がすごい。
D FA 24-70mmF2.8レンズは最短距離が38cmなので近くのものの撮影もそれほど困りません。
屋久島に住んでいると水もひとつの撮影テーマになります。
時間が経てば看板もこのように・・・
屋久島では屋久杉にヤマグルマがよく着生しています。その姿から通称「しめ殺しの木」とも呼ばれてしまいます。
冬なので花は少ないのですがこちらはリンゴツバキの花。
ヤクスギランドガイドツアー苔むす渓谷
苔むした渓谷。
このようなコケが至る所で見られるのが屋久島のすごいところ。
ヤクスギランドガイドツアー母子杉
母子杉。推定樹齢2600年。こちらも二本の屋久杉が根元で合体しています。
母子杉の木肌。
透明度が高く、川底の花崗岩がよく見えます。
登山道を覆いかぶさるような巨木。
ヤクスギランドの50分コースまでであればこのような整備された道を歩くことができます。
屋久杉の残骸。屋久杉は樹脂などが多く、なかなか腐りません。
こちらは屋久杉ではありませんが、年輪の細かさが伝われば良いかな。

ヤクスギランド、繁忙期でも人の少ないところですのでゆっくりと撮影しながらあるくのにはとても良いところです。

屋久島自然学校のヤクスギランドツアーはこちら。


こちらからはカメラとレンズについて。興味がある方はご覧ください。

レンズD FA 24-70mmF2.8の質量は約787g。

K-1と合わせると約2kgとなり、重さが心配でしたが意外と大丈夫でした。

ヤクスギランドや白谷雲水峡ぐらいの山であれば問題ないと思います。

ただし、縄文杉コースや宮之浦岳コースには持っていくのにはためらいます。そもそもゆっくりと撮影している余裕のないコースですので私ならもっと軽量のカメラを持っていきます。

 

写りに関しては優等生でそつなくなんでもこなせます。ズームレンズはやはり便利ですね。

実は最初はHD PENTAX-D FA 28-105mmF3.5-5.6ED DC WRを購入しましたが、最短撮影距離が50cmなのとF値が変動するのが合わずにHD PENTAX-D FA 24-70mmF2.8ED SDM WRと入れ替えました。

最大撮影倍率は28-105mmの方が高いのですが、私にとっては最短撮影距離が遠い方が扱いづらかったです。道端で見つけた花などを撮影するときに一歩さがらないといけないイメージです。

唯一、気になるところはMFを多用するのでピントリングの幅が狭いこととピントリングがぐるぐる回転してしまうことです。

 

それにしてもペンタックスの出す緑の色は格別です。

また、雨が多く湿度が高い(ここ重要)屋久島では防塵防滴のボディーは重宝します。

ぜひ風景写真を撮る方にはペンタックスのカメラをおすすめしますよ。

 

コメント
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