屋久島では縄文杉コースを筆頭に長いトレッキングコースが多いのですが、ここではお子様連れ(年長~小学3年生ぐらいを想定)やご高齢の方(60代~70代)におすすめするコースをご紹介いたします。
そこはヤクスギランドの母子杉までのコース。詳しくはこちらの案内図をご覧ください。
名前にランドが付くので安易に考えてしまいがちですが、屋久島らしい原生的な森を味わうことが出来るコースです。
入っていきなり、くぐり栂。屋久杉ではありません。屋久杉以外の樹木も巨木になったりします。
50分コースまでは整備された道を歩きます。
名前の通り、千年ほどの生きたであろう「千年杉」。写真だと小さく見えますが、実際に見ると大きいです。ただし、まだ手始めの屋久杉でもっと大きな屋久杉がいっぱいあります。
白谷雲水峡に限らずヤクスギランドでも苔むした景色を楽しむことができます。
「屋久杉に巻き付く木の正体は?」途中途中、自然の不思議についてお話させていただきます。
子供が大好きなつり橋。だいたい飛び跳ねて喜んでいます。
つり橋を過ぎると登山道になりますので注意が必要ですが、木道がない分自然をもっと身近に感じることができると思います。
途中、透明度の高いとってもきれいな川で休憩。
夏であれば足をつけて楽しんだりすることができます。
ヤクスギランドは時間に余裕があるコースなのでこのようなこともできます。
流れが速いとこもあるので気をつけましょう!
雨の日は川で遊ぶことはできませんが、このような東屋で休憩できたりもします。
もう一つの河原に下りられるところ。このような所でお昼ご飯を食べたり、のんびりとした時間を過ごすこともできます。
河原でごろんと横になったり。癒しの時間です。
このコースで一番おすすめの屋久杉「母子杉」。右が母親で左が子供らしいです。
推定樹齢2600年。胸高周囲9m。単純計算で直径約280cmもあります。
横から後ろ側はコケに覆われています。
こちらはごつごつ威風堂々の「仏陀杉」。推定樹齢1800年。
その他にも天柱杉(推定樹齢1500年)、三根杉(推定樹齢1100年)、ヤクスギランドから車での移動になりますが、紀元杉(推定樹齢3000年)などの千年越えの屋久杉を何本も見ることができます。
当たり前のように1000年以上の杉があるのがすごいところです。
きっと縄文杉には行かなくても屋久杉に関して満足してもらえると思います。
また、つり橋を渡ります。つり橋からの景色も良いですよ。
コケのある景色。
丸い岩がかわいらしい、小さな清流。
小さなモノに目を向けても面白いです。こちらは屋久杉の赤ちゃん。
雨上がりはコケの雫が宝石のようで本当に美しいです。
コケの花とも呼ばれる胞子体についた雫。
今回ご紹介したコースは歩く距離は短いですが、途中本格的な登山道もあり、歩きづらいところもありますが、本当にゆっくり歩くのでだいたいの方は問題ないかと思います。
ご希望の方は、お申し込みの際に「ヤクスギランドの母子杉コース」希望とお知らせいただけると幸いです。
ちなみに通常の150分コース(こちらもゆっくりペースで4時間ぐらいの時間をかけて歩きます)もすばらしいコースですのでそんなに心配のない方はこちらのコースで良いかと思います。
屋久島自然学校のヤクスギランドガイドツアーはこちら。