第一次世界大戦が始まったとき、
イギリスの若者たちは、
「よーし、やったるで」
と笑いながら、ヨーロッパ大陸に出かけていた。
「ちょっとした旅行」の気持ちもあっただろう。
ところが行ってみると、そこは地獄地獄地獄であった。
昭和12年7月のチャイナとの戦争の時、
日本の若者たちも、
「ちょっくら、大陸に行って、
チャンコロをやつけてくっぺか」
という桃太郎の鬼退治にも似た、
「ちょっとした旅行気分」があっただろう。
しかし行ってみると、
そこには地獄が待っていた。
人間同士が武器を持って戦うんだもの、
どっちみち、戦争は地獄だよね。
戦勝国のアメリカさえ、
第二次世界大戦で、42万も亡くなっております。
戦争に勝っても、多くの人が亡くなるってこってす。
戦争だけはやっちゃいけないですね。
とは言うものの、戦争で儲かる人もいます。
そういう人は戦争を焚き付け、
しかし自分たちは決して戦いません。
暖かい部屋で、ワインを飲み、ビフテキを食べ、
いい女を抱いて、
貧しい同胞が死んでゆくのを、
鼻くそでもほじりながら、眺めているのです。
以上が、いつの時代も、戦争の真実です。
くれぐれも、だまされませんように!