漱石の「三四郎」に、
「男女は40歳になると、
全然、伸びが違うから」というような文章がある。
医者もそうだろう。
20歳くらいだと、
女子学生の方が成績が良くても、
40歳になると、
男女では「モノが違う」ってことなんだろう。
数年前、中学の同級生の女子と電話で話したが、
主婦業の彼女の考えていることが、中学時代のままだったのが、
「ああ、女子って、そういうものか」と思った。
男は、毎日社会の荒波に揉まれている。
とくに管理職などと経験し、重責を負わされると、
がらりと別人になってしまう。
もちろん、女性でも、やり手の人は最近多いが、
しかし平均すると、
男の伸びが、まるで違うってことなんだろう。