coffee break おしゃべりしましょ

美味しいものがあれば幸せ♪

ハリーポッターと死の秘宝(前編) ~ ほろほろ酔うて

2010-11-30 21:19:44 | 映画・音楽・観劇

               


ハリーポッターシリーズが、ついに最終章を迎えました。
長かったですね~、もうすぐ10年です。
一昔前のスタートですからハリー、ロン、ハーマイオニーも成長して随分大人っぽくなってしまいました。
ファンタジーの部分が薄れてしまうのは仕方がないことなのかな、ちょっとリアルになりすぎていて少し寂しかったかも。
映像が、もうお子様向けでは無い部分もあり(10歳で見た子ももう20歳だからいいのかな?)ヴォルデモート卿と「ナギニ」(大蛇)がのっけから登場で怖かったです~

原作が途中から上下2巻の構成になり、張り巡らされた布石も緻密さを増し、映画ではかなり省略されているのは気になりましたが、最初から最後まで画面に釘付けで楽しむことができました。
終わった途端、早く続きが観たいわ~と思いました。
後編は3Dで観られるそうですが、2Dでも危うく蛇に飲み込まれそうになりましたから、私は2Dで十分かなと




私が映画を観ていた同じ時間に、夫は別の映画を観ていました。
玄侑宗久さん原作の「アブラクサスの祭り」が土曜日から1週間の期限付きで郡山でも上映されることになり、夫はそちらの方へ。

そして、映画が終わってから、夫、次男と合流して、夕飯は久しぶりに鮨よしさんへ。


  

ラッキーなことに、鮨よしさんで宮崎のプレミアム焼酎「百年の孤独」に出会いました。
麦の香りも香ばしく、まろやかでほんのり甘味を感じるほどの焼酎。熟成させた焼酎なので琥珀色です。
以前から「百年の孤独」と言う名前が気になってしかたがなかったのですが、やっぱりガルシアマルケスの小説から取ったのだそうです。
因みにお隣がガルシア・マルケスの『百年の孤独』 ブエンディア一族のマコンド設立から滅亡まで、100年にわたる栄枯盛衰を描いた壮大な物語です。過去記事の写真があったので載せました(^_^;)
ラテン文学と宮崎焼酎のつながりを思いながら飲んでいると、ラムにも似た味わいに思えるのは気のせい?
「百年の孤独」初体験の次男も大喜びでした。

本日のお通しは生の白子でした。お造りのあとは、いつもあら煮を出してくれますが、プロが煮るあら煮はふっくらして上品な味わいです。
私が母の夕食に煮付けてきたカレイとは大違い(^_^;)

  

鮨よしさんでは殆どお任せなので、美味しいものをタイミングよく出してくれます。
サバの棒鮨、これは大好きなのである時は必ず
炙ったホッキ貝はレモンと塩だけで・・、こちらも柔らかくて美味しかったです~♪
軽く炙ったからすみ(手で失礼^_^;)、程よい塩加減でこれまた美味しかったです♪ 
十四代をお代わりしてしまいました(笑)

          ほろほろ 酔うて 木の葉ふる

                           山頭火







                               ozさん作



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海老と茸のトマトソースパスタ

2010-11-28 10:41:23 | 家ご飯

             

先週、岩瀬牧場内を散策していて、遠くからでもひと際目だって紅く燃えていたもみじ。
今頃頃はもう散り進んでいると思いますが、今年は綺麗な赤に出会えなかったので、思わずほ~ぉと見とれてしまいました。

             


散らねども かねてぞ惜しき もみじ葉は 今は限りの 色とみつれば

                               (詠み人知らず)
                              
古今和歌集の、誰が詠んだかは知らないこの歌、

まだ散ってはいないのに、今を限りの紅葉と思うと散る前から惜しくてたまらないよ~(と勝手に解釈)と思う気持ちにホントね~としみじみ思いました。





金曜日、次男と二人のご飯だったのでパスタ。
パスタも赤く・・・(笑)


          


海老とアサリとエリンギ、しめじ、そして作り置きのトマトソースで。
パスタはちょっと平べったいリングイネを使用。濃厚なソースによく合います。

写真を撮るため“少し盛り”にしましたが、お代わりをしてお腹一杯食べてしまいました~あ~ぁ・・







 

                               ozさん作





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箱入り娘?とベアホリック♪

2010-11-24 23:20:47 | 美味しいもの

先週のこと、我家にやって来た箱入りのお嬢さん。



大事に大事にに育てられたらしく、綺麗におめかしをして、その上中々の美人さんです。

まだ初々しさも残っていて・・・



こんな娘さんを、息子の嫁に・・・





な~んて


           

こちらがそのお嬢さん(笑)
銀色のおリボンなんかしちゃって、おすまし顔でしょ。


二つ仲良く入っていたのですが、先週の木曜日にボージョレヌーヴォーを届けてくださった、Uさんに一個お裾分けしました。


すっかり忘れていて、昨日の朝思い出していただいたら、ちょうどよい食べ頃でした。


残りは夜に

            


ワインのお供で・・・
やや甘めのハンガリーのワインと一緒にいただきました。




そして


先日は、ぶたぶたの・・・でしたが、

            


今度は、くまくま・・・(笑)

小さな頃からずっと、いえ大人になった今でも、テディーベアが好きな私(^_^;)
たまたま神奈川の伯父のお見舞いに行った時、某デパートにベアホリックが出張中でした。
昔、お台場にありましたよね、ベアホリック。
懐かしさのあまり、買ってしまいました~


           


う~ん、かわいい

食べてはいけないような気もするのだけれど・・・

           


美味しかったです



                               ozさん作


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ボージョレーヌーヴォー&スーパーブルゴーニュ「ソンジュ・ド・バッカス」

2010-11-22 23:13:30 | 美味しいもの


土曜日の夜は、2日遅れのボジョレーヌーヴォー解禁だった我家。

ワインが好きでも、ピノ・ノワールばかり飲んでいる私はガメイ種には関心が薄く、よってボージョレーヌーヴォーにもあまり興味が無いので、予約はしていないのですが、夫や息子の仕事繋がりで毎年何かしらのボージョレーヌーヴォーがやって来ます(^_^;)

今年はアルベールビジョー社と神の雫のコラボの派手なエチケットが付いているボージョレー・ヴィラージュヌーヴォー(右の少女マンガチックなラベルのボトル)でした。
「神の雫」というのは、お酒が題材の有名な漫画なのだそうですが、全く知りませんでした~

向かって左は、ルイ・ジャド社のスーパーブルゴーニュ「ソンジュ・ド・バッカス」のピノ・ノワール2006
先々月のデパ地下で、夫顔見知りのワインアドバイザーに声を掛けられ、発入荷したばかりという日本限定発売のこのワインを勧められ、試飲したら美味しかったので6本まとめて買ってしまいました


        

試飲した時は、猛暑の名残があった頃なので、渇いた喉にとても美味しく感じられたのですが、今の時期になってみると、若々しさがちょっとサッパリしすぎに感じるかな~。
でも、ボージョレ・ヌーヴォーと飲み比べてみれば、明らかに厚みがあって複雑な香り~♪
プルミエクリュのピノノワールもブレンドされているのに、コストパフォーマンスもよく、エチケットには醸造責任者ラディエール氏と社長のアンリ・ガジエ氏のサイン入りで、ジャド社の自信も感じられる1本でした。

次男からはヌーヴォーにあわせて生牡蠣が食べたいとリクエストされましたが、良さそうなのが手に入らず、牡蠣フライで我慢してもらいました(^_^;)
牡蠣フライには赤ワインとトマトのソースを添えて。
それから、ほうれん草と我家で一押しのノーベルのロースハムのサラダに、バーニャカウダ風のアンチョビ入りドレッシング。鮪のカルパッチョなど。


            

ノーベルのハムやソーセージ。
ノーベルは、泉崎村にある決して大きくはないお店ですが、自家農場を持つ、豚にとこトンこだわる豚肉の専門店です。
特に、ロースハムはドイツのsuffa(食肉加工協会の最高峰国際コンテスト)で金賞を受賞した絶品の美味しさ

冷蔵庫にストックが無くなると不安になり、買いに走ります




おまけ

豚肉繋がりで・・・ 少し前の夫のお土産。

         


これって嫌味?
ぶたぶたのアップルパイ(笑)
なんだか、可愛いネーミングのような、ハッとするネーミングのような・・・
複雑な思いでいただきましたが、ぶたぶたになっても食べたい、美味しいアップルパイでした







                               ozさん作









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落ち葉

2010-11-19 14:11:59 | つぶやき

       
                                吾妻スカイライン


      落ち葉

                     ルミ・ド・グールモン  堀口大学訳


シモーヌ 木の葉の散った森へ行こう、

落ち葉は苔と石と小径を被ている。


シモーヌ お前は好きか 落ち葉踏む足音を?


       
                                  ゴールドライン


落ち葉の色はやさしく 姿はさびしい、

落ち葉は儚く捨てられて 土の上にいる!


シモーヌ お前は好きか 落ち葉ふむ足音を?


     
                                        岩瀬牧場


夕べ 落ち葉の姿はさびしい

風に吹き散らされると 落ち葉はやさしく叫ぶ!


シモーヌ お前は好きか 落ち葉ふむ足音を?


       
                                    岩瀬牧場


寄り添え われらも何時かは 哀れな落ち葉であろう。

寄り添え もう夜が来た そうして風が身にしみる。


シモーヌ お前は好きか 落ち葉ふむ足音を?



ヴェルレーヌの「落葉(秋の歌)」も心に沁みるけれど、グールモンのこの詩は特に好き。

“寄り添え(Viens)”と囁く声が、温かく包んでくれる。


若い頃は、紅葉する木や落ち葉を、こんなにも眺めていたいとは思わなかったような気がする。
私の人生が、紅葉の時期に差しかかっているからなのだろうか。
枯れていく姿が妙に美しいと感じる。

落ち葉のカサカサという乾いた音は、何の欲望も持たずに、諦めに打ちひしがれることもなく、ただ私の重さを受け止める。
もう十分に生きたから、とでも言うように。

グールモンの詩の“寄り添え ・・・”の一節を呟いてみる。
そして、乾いた落ち葉を踏む足音が、私は好きだ。

そんなことを思いながら、夫の方を振り返えってみると。。。。。
落ちている銀杏を踏まないようにと気をつけながら、変な格好で歩いている夫
「銀杏を踏むとさ~、臭いんだよね~」だって・・・  (ーー゛)やれやれ


         
                


昨日の午後に、グールモンの詩をアップしようと、詩に合う画像を選んでいたら携帯が鳴り、これから原稿を持って行くので、急いで書類を作って欲しいと、夫。
会社の女性なら30分で仕上げる書類でも、私がすると2時間はかかるのに~(-_-;)

忙しくて手が足りないらしいので、仕方なく引き受けて、ティータイムも返上でと悪戦苦闘すること2時間半!いえ3時間?
やっと仕上げて、メールで送って了解を得た頃には外はもう真暗でした。


そして、つい先ほどお昼を食べ終えて柿を剥いていたら、夫が昨日のお礼と言っておやつを持ってきてくれました。

       

我家は一体何人家族?
スイーツ男子の次男が手伝ってくれたとしても、本日中にお召し上がり下さいと書いてある
生シューとチョコレートのトリュフシューを合わせて12個も・・相変わらずの大人買い?

喜ぶべきか、呆れるべきか・・・
とりあえず生シュー&チョコシューそれぞれ1個ずついただきました。
美味しかったですけどねへへ




                               ozさん作




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あいたくて

2010-11-16 15:53:22 | お出かけ

11月にしては穏やかだった日曜日の午後、とっても会いたい子がいてお出かけしてきました。


 

 

行った先は、秋も深まった岩瀬牧場。

 

 

そして、会いたかった子というのは・・・

この子です。

 



まだ1歳6ヶ月の男の子で、名前は「ユメカガミ」

さすがサラブレット、とても美しい仔馬です。

それもそのはず、お父さんはかの有名な「ディープインパクト」

 

そんな子がどうして岩瀬牧場に?

 

とってもおとなしくて穏やかな性格の彼は、競走馬には向いていないと判断され、馬主さんが手放したので、岩瀬牧場で引き取ることになったのです。

 

一足先にユメカガミに会ってきた夫が、昔私が乗っていたことのある「ブラッキー」に似ているよ、と言うので会いに行ってきたのです。

 

私がブラッキーに会ったのは競走馬を引退して何年か経ち、もうオジサンになっていた頃なので、ユメカガミと比べるのはどうかと思ったのですが、ブラッキーが子どもの頃はこんな感じだったのかしらと思わせる雰囲気がいっぱいで、鼻の奥がツンとなるようなひと時でした。

 

 

 

「は~い、人参だよ~」とユメカガミに人参を見せる夫。

「早く頂戴よ~~」と、せっかくのハンサムな形相を崩すユメカガミ(笑)

 

 

 

 

夫「美味しい?」 

ユメカガミ「ウン、美味しい~♪」


 厩舎の隣の羊小屋で遊んでいたウサギさん。

 

 

 

ねぇ、あたしの人参はないの?と近寄って来ました。
ごめん、ごめん と慌てて厩舎へ人参をもらいに戻る夫でした(笑)








                               ozさん作




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隠れ家ランチ@まつもと

2010-11-13 23:08:30 | 外ご飯

 


先日、テニス仲間と名残のお食事会をしてきました。

二本松の岳街道をドライブすると、ポツンポツンと現れる美味しいパン屋さんやレストラン。
そんな中にひっそりとある「まつもと」
木々に囲まれて通りからは見えないので、うっかりすると通り過ぎてしまうくらい控えめです。


         


お店と言うよりは、知り合いの家を訪ねるような趣の、アットホームな雰囲気の佇まいの「まつもと」が、予約を受けるのは、一日に二組だけ。
ご夫妻の行き届いた心配りに包まれ、ゆっくりと時間が流れます。

初めてお伺いしたのは何年前だったかな・・・・・
口コミで、知る人ぞ知る・・・な隠れ家的なお店でした。

そんな「まつもと」が今月でお店を閉じてしまうと聞き、みんなで名残のお食事会をしてきました。


 前菜4品。女性には嬉しい少しずついろいろのお料理です。

  
          
        
         

旬の食材と定番のお料理を組み合わせ、目にも舌にも嬉しいお料理が次々と出てきます
海老と白身魚のしんじょと松茸の椀物は、蓋を開けたとたんいい香り~。
これが最後の松茸かも。 定番のフカヒレの茶碗蒸しも美味しい♪


        


器の選びにも遊び心。
うっかりデザートの写真を撮り忘れましたが、かぼちゃの茶巾の上に錦卵をのせた、見た目も美しいお菓子でした。
そして、食いしん坊の私たちに特大の豆大福!もサービスして下さいました(笑)
「ひ~、食べられない~」と言いながら完食した私たちなのでした。恐るべし別腹

身動きできないほどたくさんいただいた私たちに、奥様が、岳温泉の一番高い所にある光雲閣の温泉券をプレゼントしてくださったので、源泉掛け流しの展望露天風呂で、食べ過ぎたお腹を労るようにゆっくりとお湯に浸かり、阿武隈山系の山並を眺めながら、至福の時を過ごしてきたのでした。

それにしても、「まつもと」が今月で店じまいだなんて、本当に残念でお名残惜しいことです





                               ozさん作

 

 



 

 

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茅葺屋根の湯野上温泉駅 & 「お秀茶屋」

2010-11-10 16:13:04 | 外ご飯



塔のへつりは、駐車場も見事な黄葉でした。

この後、大内宿でおそばをいただく予定で駐車場を後にしたのですが、大内宿への道は混雑している様子なので今回はパス、若松方面へと車を走らせました。

途中国道の右手に、茅葺屋根の小さな建物が見え、振り返ると改札が見えました。駅のようです。
夫に話すと、会津鉄道線の湯野上温泉駅だと言うのです。
私たちのドライブは本当にいつも無計画で行き当たりバッタリ、茅葺屋根の駅舎なんて知らなかった私は、強引にUターンして寄り道してもらうことに。。。




これが湯野上温泉駅の全容です。小さな茅葺屋根の駅、日本昔話に出てくるような佇まいです。



         



待合室の一角にはこんな囲炉裏があって、なんだか嬉しくなっちゃいます。
お湯が入ったポットも用意してもあり、皆さんお茶をいただきながら寛いでいました。
時刻表を見ると、電車は1時間に1本の割合ですが、こんな待合室なら電車を待つ時間も楽しそうですね。

待合室の半分は、地域の名産品や民芸品がたくさん並んだお土産屋さん。ちょうど観光バスが来ていたので、小さな待合室は大賑わいでした。

       



駅前の通りには、大川(阿賀川)が流れていて(上流に塔のへつりがあります)、ここにも奇岩がありました。
夫婦岩、まるで彫刻をしたオブジェのような岩です。

会津線には、沿線の景色を楽しめるお座敷トロッコ電車が走っています。事前に時刻を調べておけば短い区間でも乗れたのにと、ちょっと残念でした。



さて、お昼ご飯(時間はとうに過ぎていましたが)を求めて、再び若松方面へと走りました。
最初はお蕎麦をと思っていたのですが、最近会津に来ると田楽づいている私たち。今回も♪

          

昔、転勤していった友人から聞いて知ってはいたのですが、お店の風貌から何となく入るのを躊躇していた「お秀茶屋」

創業が延宝年間(1673~80年)というのですから300年以上の歴史があるお店なのですね。
白虎隊の隊士や土方歳三らも食べたという名物田楽です。

今のご主人は16代目。
田楽は昔、武士が持っていた食料を串に刺し焼いて食べたのが始まりの野戦料理だそうです。
農作業に出るときも、味噌と食料を持参して田んぼや畑で焼いて食べるようになり、“田んぼでの楽しみ”になったところから「田楽」の名前が付いたそうです。

          

年季の入った囲炉裏で焼く田楽。
お腹ぺこぺこの私たち、お味噌の香ばしい匂いに涎が出そうです(笑)

          

お餅、厚揚げ、里芋、身欠鰊を自家製お味噌で。お餅が柔らかいです~。
美味しくて「もう一皿お願いしま~す♪」

        

画家の山下清氏もお秀茶屋の味が気に入りで度々訪れていたそうですが、誰でも知っているあの方も何度か会津を訪れて、こちらお秀茶屋にもいらしたそうですョ。

注文した末広は、とってもレトロなお銚子に入って・・・(^_^;)



立冬も過ぎ、暦では冬。
霜注意報もちらほらと出るようになりました。
どなた様も、お風邪など召しませんように。

 

 

 

                               ozさん作

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塔のへつり

2010-11-08 12:06:46 | お出かけ



土曜日、南会津下郷町にある塔のへつりに行って来ました。
「へつり」というのは、この地方の方言で険しい崖という意味だそうで、幾つもの塔が連なっているような形状をしていることから「塔のへつり」と呼ばれているそうです。
100万年の長い年月をかけて侵食と風化を繰り返し、全長200mにわたる大規模な奇岩の壁が出来上がったそうです。
その独特の姿は、国の天然記念物に指定されています。

そして、人を圧倒する景観からでしょう、昔から信仰の対象として祀られていたようで、吊橋正面の舞台岩の上の洞窟には、坂上田村麻呂が807年に創建したと言われる虚空蔵尊が祀られ、小さいながら本堂もありました。

狭く、手摺も無い高い場所に人がたくさんいて、写真を撮る余裕がありませんでした





塔が連なるへつり側へ行くには小さな吊橋を渡りますが、この吊橋が、渡り始めるととんでもなく揺れて酔ってしまいそうでした



               


        

奇岩を巡る道は狭く、すれ違う時は思わず壁に身を寄せます。
手摺もない狭い道ですから川に落ちたら大変

サスペンス劇場のロケ地として最高な場所じゃないかしらと思えたほどです。




近くのお土産屋さんにはこんなものが。


         


マムシを焼いたものです きゃ~っと言いながらも、写真を撮ってしまいました
ひと串4000円くらいしていたような・・・
ペットボトルに入った生きたマムシも並んでいました。私のカメラに興味津々のマムシさん・・・
(映画ハリーポッターで、動物園の蛇が脱走する場面を思い出してしまいました

お腹は空いていましたが、ここで食事をするのもちょっと・・・・(^^ゞ


と言うことで、続きもありますが次回に。








 

                                ozさん作














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アブラクサスの祭り

2010-11-04 23:54:31 | 映画・音楽・観劇


もう1ヶ月ほど前になりますが、次男と一緒に、映画「アブラクサスの祭り」を観ました。
郡山出身の芥川賞作家で、現役の僧侶でもある玄侑宗久さんの著書『アブラクサスの祭り』を映画化したものです。

「お坊さんだって、悩みはある!」悩めるお坊さんの自分探しのお話。

かつてロックミュージシャンだった浄念は、音楽への狂おしい思いから、ノイズが聞こえるようになり、鬱病患者として入院した過去がある僧侶です。
妻と息子と3人暮らし、福島の小さなお寺に身をおいて、病気を抱えながらも仏の道に精進しようと努めていましたが、なかなか思い通りにならず、落ち込むことも多い日々でした。
ある日、浄念を鬱々とさせるものは、断ち切れないロックへの思いだということに気付き、この小さな町でライブをやりたいと思い始めます。




浄念のよき理解者である寺の住職玄宗とその妻、浄念の健康を案じてライブに反対する彼の妻、「坊主がロックなんて、罰当たり」と怒る檀家たち。
あるがままの自分を受け入れようとする浄念と、その周りの人々の生き方が様々に交差します。
精神の病と向き合い苦悩する中で、“おまえはそのままで正しい”というアブラクサスの啓示を聞きます。
真っ直ぐに自分を見つめようとする浄念の、不器用だけどひたむきな姿には思わずホロリです。

本物のミュージシャンであるスネオヘアーさんが演じる浄念の演奏も素晴らしいです。
無の境地から発する音楽、心のメッセージが観る(聴く)人の心を揺さぶります。
  (アブラクサスとは、善と悪、天使と悪魔がひとつになった神の名)

原作者の玄侑宗久さんは、「あるがまま」という禅的な教えをもっと突き詰め、「ないがまま」とも表現しています。

昨日、たまたまテレビで見た「インドのITはなぜ進んでいる?」の中で、数字の「0」の存在を指摘していました。
この奇跡の数字「0」は、インドで生まれたものなのだそうです。
そう言えば、ローマ数字には「0」がありません。「0」という数字は東洋的な考え方から生まれたのだとすれば、「0」=「無」=禅の教えと言うのも納得、ストンと腑に落ちます。
「0」という数字はなんて哲学的なの?!と、ちょっと感動でした(^_^;)

お話は逸れましたが、普通、何も無いということは、とても不安で落ち着かないことだと思います。
けれども、「無」には無限の広がりや可能性もある?と思えるのも確かです。
人が「無」になったとき、そこから何が生まれてくるのか・・・

浄念さんの場合は「ロック」だったのかも知れません。


左から、本上まなみ(玄宗の妻)、小林薫(住職の玄宗)、スネオヘアー(浄念)、ともさかりえ(浄念の妻)



郡山は先行ロードショーということで、玄侑宗久さんとスネオヘアーさんの舞台挨拶がありました。
初めて見るスネオヘアーさんはとてもシャイで素敵な方でした。
次男の話によれば、ステージパフォーマンスはかなり激しいものだそうですが。


原作者の玄侑宗久さんは、息子たちの高校の先輩であり、映画のタイトルロゴも先輩である「風とロック」の箭内道彦氏、と言うことで何かとご縁を感じる映画でもありました。

12月25日(土)から全国で順次ロードショーが始まります。





おまけ






先日刊行されたばかりの玄侑宗久著『荘子と遊ぶ』

玄侑宗久さんの本は、デビュー作の『水の舳先』から、芥川賞受賞の『中陰の花』『アブラクサスの祭り』『アミターバ 無量光明』『化蝶散華』『禅的生活』と読んできましたが、今回の『荘子と遊ぶ』は、心を開放してもっと楽に生きましょうよ、とポンと肩をたたかれたような哲学のお話がたくさん詰まっている、玄侑宗久流の『荘子』の読み解きの本です。楽しく生きるヒントがギュッと詰まっていそうです






                               ozさん作

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