coffee break おしゃべりしましょ

美味しいものがあれば幸せ♪

6月の庭は・・

2012-06-28 14:29:06 | 自然・花・ガーデニング

ご無沙汰いたしました。

先週の土曜日、近くに住む叔父が亡くなり、少し慌ただしく過ごしておりました。

娘二人は外へ嫁いで、79歳と86歳の二人暮らしだった叔母夫婦。
老老介護の肩の荷が下りたと言うよりは、一人残されて重い塊を持たされたようだと呟いた叔母の
丸い背中が一層丸く小さく見えました。

我が家にも客人が泊まり、昨日はたくさんのお布団と洗濯物を干しました。

膨らんだお布団を取り込みながらベランダから庭に目を遣れば、
草が元気に伸び放題、良く言えば緑豊かな庭(笑)

茫々のお庭ですが、6月の庭を記録しておきます。



叔母の庭から分けてもらった八重のドクダミの花が可憐な姿で咲いています。




我が家で一番蔓延っているアップルミント。




ローズマリー。こちらも茫々と茂っています。
肉や魚に小枝ごと使います。挿し木でどんどん増えるので、一度植えたら一生使えそうです(笑)




オレガノ。こちらも勝手に増えてくれます。
トマトやチーズに合うので、ミートソースやピザによく使います。




タイム。お酢に入れてハーブビネガーを作ったりします。塩豚や鶏ハムを作るときも欠かせません。
殺菌作用もあるので、夏場のお弁当に一枝入れたりしてます。




ラズベリー。昨年、今年と肥料をあげなかったものだから実が少ないです。




ブルーベリー、こちらは小粒のもの。大粒の方もボチボチと・・・




次男の幼稚園の卒園の記念樹。花は淡いピンクで実はとても大きいです。
昔、減塩梅干しに挑戦しましたが、干している間にカビてしまい大失敗(T_T)
以来簡単な梅酒に(^_^;)
今年は食用にはせず、放射能測定をしてもらいます。
梅が大丈夫なら、他の果実も大丈夫かなと思っているのですが・・・


以上、お手間いらずで、食卓に役立つものばかりのmint家の庭でした(笑)








                           
                                 ozさん

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おくのほそ道@須賀川

2012-06-22 18:19:57 | お出かけ

先週の土曜日、「山小屋便り」の山小屋さんにお誘いをいただき
そぼ降る雨の中、芭蕉の奥の細道にゆかりのある須賀川市を歩いてきました。

須賀川市は郡山のお隣で、mint家にとってはJAの野菜直売所「はたけんぼ」でお馴染みの街。
お気に入りのカフェやお蕎麦屋さんもあるので、ちょくちょく通うところでもあります。

郡山30万人都市に比べれば、人口が8万人に満たない小さな町ですが、かつては城下町、宿場町として栄えたところ。

 


通りから少し入れば千本格子の風情ある建物に出会える街とは、今回歩いて初めて知りました。
そう言えば、お気に入りのカフェ「大黒屋」も古い蔵を利用したお店です。


須賀川宿に入った松尾芭蕉と河合曽良は、句友でもある相楽等躬の家に泊まり、もてなしを受けます。
その夜、芭蕉、曽良、等躬の三人で歌仙を巻き、芭蕉は陸奥の印象を

「風流の初や奥の田植えうた」と挨拶の句を詠んでいます。





芭蕉が参詣した十念寺には「風流のはじめや奥乃田うゑ唄」と刻まれた句碑


須賀川街歩きをガイド、お世話してくださったのは、山小屋さんが所属する「日本ワンダーフォーゲル会」代表の、大学の後輩にあたるという福島県会議員の方と、須賀川市のNPO法人 「チャチャチャ21」
因みに、チャチャチャ21のチャチャチャは、チャレンジ・チャンス・チャンネルだそうで、
チャレンジ精神旺盛に、チャンスをものにする、チャンネルをたくさん持つというパワーのあるNPO団体です。
チャチャチャの鈴木さんも、とても愉快で熱い方でした。





須賀川の総鎮守、神炊館神社。鳥居の上部が震災で崩れ落ち、参道の石灯籠も上部が皆落ちて壊れていました。
芭蕉の真筆と言われる文字が刻まれた碑があります。




可伸庵跡。可伸の慎ましい暮らしぶりと人柄に惹かれた芭蕉は
「世の人の見つけぬ花や軒の栗」と詠んでいます。
庵跡の大きな栗の木はちょうど花をたくさんつけていました。
今では可伸庵の栗を観に、たくさんの人が訪れるようになりましたけど(^_^;)




街の至る所に芭蕉の足跡





乙字ヶ滝。阿武隈川の川幅いっぱいに広がる滝です。
よくこの傍のお蕎麦屋さんに来るのですが、滝を見るのは初めて(^_^;)

芭蕉は郡山へ立つ前にこの滝へ寄りました。連日の雨で水嵩が増した滝を眺めて
「五月雨の滝降りうづむ水かさ哉」と詠みました。
芭蕉が須賀川に滞在した間は、雨や曇りのお天気が多かったそうです。

芭蕉が旅の日程を伸ばし乙字ヶ滝に立ち寄ったのは、陽暦で6月16日。
ちょうど私たちがおくのほそ道を辿ったのと同じ日でした。






昼食は乙字ヶ滝の近くのお蕎麦屋さん「はなたに」で。
バスの時刻の関係で時間が無く、お世話の方が先に注文を取ってくださっていました。
食べるのが遅いmintは、とろろ蕎麦でちょうど良かったかも(笑)

山小屋さんたちが宿泊のホテルを出て芭蕉ゆかりの街歩き、牡丹園を経由で乙字ヶ滝まで歩きました。
途中でサクランボの売店をひやかすお茶目な山小屋さんたちでしたが、悲しいかな私はサクランボアレルギー(T_T)
乙字ヶ滝で昼食を取り、町に戻り芭蕉記念館見学と再び街歩きという盛りだくさんコースでした。

なんとこの行程で歩いたのは17967歩!普段の私の四日分です@@;

次の日も福島市を元気に歩かれた日本ワンダーフォーゲル会の皆さんでしたが、私は筋肉痛になっておりました。
まだまだ修行が足りませんゎ~(T_T)




地元新聞で紹介された日本ワンダーフォーゲル会の須賀川市訪問の記事。

お誘いいただいた山小屋さん、快く受け入れてくださった会の皆さん、ありがとうございます。
そして、福島県を応援に来てくださってありがとうございます



写真の整理が追いつかず、無理矢理まとめてしまいました(^^ゞ
山小屋さんが29日ごろから記事をアップする予定です。
須賀川の前後の旅もありますので、芭蕉ゆかりの福島を、
山小屋さんのブログで是非ご覧になってくださいね。









 ozさん
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芍薬と夏至

2012-06-21 23:21:37 | 自然・花・ガーデニング

今年の芍薬はなかなか咲かなかったのですが、咲いてくれたら大輪の花。
艶やかな姿に切り戻すのを躊躇っていたら台風4号。

強まる雨に耐えられないように頭を下げていた姿はあまりにも可哀想。





夕食後、傘をさしながら花を切ってきました。バケツにひとつほど。

2~3日切り戻しを躊躇っていただけで、花はかなり傷んでいました。
もっと早く切り戻してあげればよかったな~。





翌日、綺麗なお花を選んで、玄関とキッチンのカウンターに

そして今日は夏至でした。




明かりを消して、キャンドルで食事。





庭で摘んだ草花と、キャンドルの明かり。




キャンドルの明かりは、お料理がおいしそうに見えるねって、次男。

じゃぁ、毎日キャンドルにしましょうか(笑)

     Turn off the light, take it slow.






                           
                                 ozさん

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父の日

2012-06-18 23:49:46 | 行事・記念日



5月にクローゼットの整理をしていたら、出てきた父のトレンチコート。

父は身長が168㎝と小柄だったので、スーツもコートも我が家の男子達にはサイズが合いません。
ですから、洋服の殆どは母の親戚へ貰われて行ったのですが、このコートは多分一緒にクリーニングに出して戻ってきたのをそのまま我が家のクローゼットに仕舞いこんでいたのかもしれません。
父はヘビースモーカーだったので、思わず煙草の匂いがしないかクンクンしてしまいました(笑)

お仕事の関係で家にいることが少なかった父ですが、多趣味な人でした。
絵をかくのが好きでよく傍にスケッチブックを置いて、庭の草花や散歩で見かけた花などを描いていました。

音楽鑑賞やカメラも趣味でしたが、家でその趣味に没頭することはありませんでした。多分それらの趣味は赴任先で楽しんでいたのでしょうね。
定年を過ぎても、10近く東京に住んでいましたから。

家にいても無口で特に子煩悩というわけでもなかったので、小さい頃は弟も妹もあまり近づかず、私一人が父を独占していました。
独占と言っても、傍らで本を読んでいるとか絵を描いているとかそんな具合でしたけど。

父には生活感というのがあまりなく、
子どもの成績や家計についての心配など一切してくれない・・と言うのが母の口癖でした。
母がムキになればなるほど、父は風に吹かれる柳のように身をまかせている風でしたが、根幹は揺るがない人でした。
少なくとも私にはそう見えました。
ある意味、父は周囲の事に興味を持たない冷たい人だったのかもしれないと思うこともあります。

でも、私は父の持ち物、選ぶものが好きで、父の傍にいるのが好きでした。
父が買ってきて庭に植えた花、買ってくれた本の表紙、いつもポケットに入れていたパイプ、洋楽のレコードのジャケット、袖口が擦り切れても着ていた皮のひじ当てが付いたセーター、
そして、夕方になるとキャビネットから出してくる、サントリーの角瓶とどっしりしたグラスと琥珀色。

ひとつだけありました。好きじゃなかったのが。
それは、お燗をした日本酒のツンとする匂い。

父が晩酌に日本酒をお燗すると、私が「くさい!」と言って逃げるので、そのうち燗酒をしなくなった父でした(笑)
今なら喜んでお相伴をするのにね。


そんな風に父のことをいろいろ思い出したのは、昨日の父の日に長男がウィスキーを持ってやって来たから。





サントリーの角ではなく白州でしたけど・・・お客さんからの頂物だそうです。
ボトルは違うけど、この琥珀色は、やっぱり父の色かな~。




そして、2人の息子が選んだ夫へのプレゼント、長財布。

夫がスペインで買ってきたロエベの長財布を、長男が借りたまま数年・・・もうヨレヨレに。
自分の財布は息子に取られ、夫はお息子のお古のお財布を使っていましたがそれもボロボロに(^_^;)

そんなお財布では、お金がすぐに逃げてしまうわね~と冗談を言っていたのを聞いていたのかな(笑)


還暦の赤パンツと父の日のおニューのお財布で、夫の健康も我が家の経済も安泰!と願いたいところです。








                           
                                 ozさん



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感謝 ♪

2012-06-15 17:46:55 | 行事・記念日



毎年、夫の誕生日にお花を届けてくださるT先生。今年も素敵なアレンジをありがとうございます。
ケーキも美味しくいただきました。


昨日、6月14日は夫のお誕生日。

先の還暦の記事には、心温まるお祝いと励ましの言葉をたくさんいただき、ありがとうございます。

他愛もない妻の呟きのブログを通して、お顔も名前も存じ上げない方々から頂戴したお祝いの言葉の数々に目を通し、照れながらも嬉しそうな夫でした。

ネットを通して、こんなにも温かな繋がりが持てることに素直に驚き、感謝の気持ちが湧いたと申しておりました。
夫に変わりお礼を申し上げます。

そして、先月は私のブログの記念日があったのに、すっかり忘れていました。
拙いブログにお立ち寄りいただいたり、コメントをくださる皆様に心から感謝です。

ちょっと忙しく、頂いたコメントにお返事ができないでおります

それでも皆さんのブログは気になって仕方がないので、
時間がある時は、読み逃げですけどお邪魔させていただいております。

梅雨に入り、不安定なお天気ですが、どうぞ良い週末をお過ごしくださいませ




                           
                                 ozさん

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還暦@「京香」

2012-06-12 15:08:47 | 行事・記念日

今月は夫の誕生月。もうすぐ還暦を迎えます。

いつも自分の祝い事は「要らないよ」と辞退する夫。
今回も還暦だからと大袈裟なお祝いは要らないというので、家族だけの夕食会を予定し、
多忙な長男の出張の合間を探し、少し早いけれどと先週の金曜日に「京香」を予約しました。

ところが、その日も出張になったと連絡が入り、皆の都合の良い日を探していたら、もう明日しかないということになり、6月に入ったばかりでしたが、お店に連絡を入れ翌日の予約に変更させていただきました。

なんとも慌ただしい還暦のお食事会だったのですが、ブログの方には今頃呑気に書いてるmintです





日にちが一転二転しドタバタと決まったので、赤いちゃんちゃんこは間に合わず(笑)
長男が、会社帰りにユニクロで買ってきた赤いトランクスを夫にプレゼントしていました(爆)

そして、それぞれに
「お父さんおめでとう。プレゼントを探す時間が無かったので、コレ」と言って差し出したご祝儀袋。

「お~、気持ちだけで十分だ」と言いつつも、何時の間にそんなに立派なことをするように・・・と、ちょっとウルウルの夫でした。





昨年10月の検診で見つかった夫の胃癌。
妹の看病のため福島に通う私に夫が打ち明けたのは、妹の退院の目処がついた11月。
夫なりに、いつ打ち明けようかと迷っていたのでしょう。
あの時ほど、息子たちが近くにいてくれて良かったと思ったことはありませんでした。

先日の定期検査も無事合格、優秀ですと先生に褒めていただきました。


家族そろって美味しいものをいただけることを、昨年までは当たり前に思っていました。
震災以降いろいろな事が起こり、
些細なことがこんなにありがたいものとしみじみ感じるようになるなんて、想像もしませんでした。

家族の笑顔を見る夫の笑顔。





普段、外での食事は固くて食べるものが無いと不満だらけの母も、この日は夫のお祝いということで参加。
そして、不満どころかどれも美味しいと、お肉はもちろん筍の天ぷらやお造りのイカまで食べたのには家族もビックリ!
丁寧に隠し包丁を入れて食べやすくなっていたようです。
お料理も気遣いなんですね~。





中居さんが、手際よく綺麗にすき焼きを作ってくれます。我が家でするのとは大違い(^_^;)

この日のお肉は宮城県登米市の黒毛和種。
母も喜んで食べるくらい柔らかいのに、上質な脂だからでしょうか少しももたれません。





そして、絶対食べたいのが土鍋で炊いた京香のご飯。一粒一粒がホントに美味しいの~♥

炊き立てのご飯を、中居さんがよそってくれますが食べ過ぎに注意です。
締めにお饂飩もありますから。

腹七分目に留めなければって、今頃気付いても遅いですって



ささやかな還暦のお祝いでしたが、幸福と口福に満たされたひとときでした。

これからは、お仕事は二の次、健康第一で過ごしてほしい・・・
それが、家族からYさんへのお願いですョ






                           
                                 ozさん




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個人的に、ただ今読書週間

2012-06-07 15:01:05 | 



ミニバラが花盛り。



シラン。花姿はすてきなのですが繁殖力が旺盛でちょっと持て余し気味(^_^;)



先週、二日ほど庭の草引きをしたら、アレルギーのお薬を飲んでも鼻水が止まらない・・・
鼻や目の周りがヒリヒリとして、あ~これはヤバいかも(T_T)
スギ花粉はそれほどでもなかったのに、今年はカモガヤの花粉に悩まされています。

カモガヤ草は、英名をオーチャードグラスと言い、なんだかステキな響きの名前ですが、
アレルギーを持つ人にとって症状は強烈そうです。

今年は近所でもやけに目に付きますし、いつもの年より草丈が高いような・・・気のせいでしょうか。


掛かりつけのクリニックで、新しいお薬をプラスしていただきました。
暫くは庭仕事も止めにして引き籠ることに・・・




引き籠り・・・実は結構好きです。積読状態の本もたくさんありますし。

読書には、お供も欠かせない




さて、何の本でしょう?(笑)
戯曲ですね。 見ればわかるって?ごもっともです(^_^;)



初めてゲーテの作品を読んだのは中学生の頃、ジュニア版世界文学全集の『若きウェルテルの悩み』でした。
恋する乙女になりかけの頃でしたから、結構夢中になって読み、誰かウェルテルのような悩みを私にも持ってはくれないかな~と憧れたのを覚えています。
誰かを好きになりたいではなく、誰かが私を好きにならないかなという我儘な憧れです(笑)

ゲーテはなかなかハンサムのようでしたし、他の作品も気になり、家の本棚を探して見つけたのは、
森鴎外訳の「ファウスト」
悪魔が出てきたりと面白そうだったのですが、中学生の私には文章が格調高すぎて途中で面倒に(^_^;)

今、我が家にあの本が見当たらないということは、あれは父の本だったのかしら?
母の荷物はどんながらくた(?)でも持って来たはずだから、引っ越しの時、他の荷物と一緒に処分されちゃったのかな・・・
ゲーテとはそれっきりでした。


それが、学生で一人暮らしをする息子の所へ足繁く通っていた頃、大丸東京の三省堂書店で偶然出会った柴田翔訳の「ファウスト」。
彼の作品は学生時代によく読んだ思い出があったので、柴田訳『ファウスト』を迷わず一部と二部まとめて買いました。

帰りの新幹線ですっかり本読みに没頭した私は、あわや郡山駅を乗り越しそうになり慌てて降りて、なんと本を車中に置き去りに・・・失くしたことに気が付いたのは翌日でした(T_T)
まだ第一部の初めの方、ファウストの書斎にメフィストや霊たちが現れた辺りまでしか読んでいなかったのですが、すぐさま新しいのを買う気にもなれずそのままになってしまいました。



そして数年前、地元デパートの本屋さんが八重洲書店からジュンク堂書店に変わって間もなく、探していたわけではなかったのですが、一部と二部が一冊にまとまっていて3000円というお値ごろな「ファウスト」に出会いました。



知らない方の訳でしたが、ファウストについての本も書かれていて、マルクスの翻訳本も出されているようなので、即買いで我が家の本棚へ収めましたが、暫くはそのまま^_^;

「ファウスト」については名訳と言われる本が他にもあるようですが、注釈が細かく、ページを行ったり来たりしなくても読めるようになっている小西先生の本は、知識のない私が読むにはピッタリでした。

読んだのは昨年の10月。妹が入院していた病院を行ったり来たりしていた時のことでした。



そして今年の春、同じジュンク堂書店で山本容子さんの銅版画が装丁や挿絵に使われている、絵本の様な『ファウスト』を見つけ、思わず買ってしまいました。



ただ今、引っ張り出して読んでいます。
池内紀氏の訳は、かなり現代的な口語調でテンポが良く、ファウストとメフィストとの掛け合いは、まるで漫才のようです。





もちろん読書のお供は欠かしません。
今度の『ファウスト』のお供には、東京土産に頂いたブールミッシュの『シブースト』
なんだか語呂がいいですね~(笑)

一見地味ですが、とっても美味しいお菓子なんですョ。
パイ生地にバターでソテーしたりんご、ゼラチンとメレンゲを合わせたカスタードクリームをのせ
表面を焦した、タルトタタンとクレームブリュレを合体させたようなお菓子。

名高い宮廷菓子職人だったシブーストが書き残したというレシピを
150年ぶりに、ブールミッシュ店主が再現した云々と栞には書いてありました。

大、大、大好きなお菓子なので、冷蔵庫の奥に隠してこっそり独り占めしたいくらい(笑)

この一切れが最後なので、ファウストのように「時よ、止まれ!」と叫びたいです(笑)

あらら、お話が横道に(^_^;)


最初に買った「ファウスト」は訳者に惹かれて買いましたが、
その次はお値段に惹かれて(笑)
3冊目は、装丁に惹かれて(笑)

自分でも、本を買う動機が本当にいい加減だなぁと思うのですが、装丁に惹かれて買うことは多いです。
特に翻訳本に関しては。

だって、原文が読めないんですから、良い訳かどうかなんてわかりませんもの~。
見かけに騙されやすいタイプでしょうか、私(^_^;)

ただ、一冊で済ませてしまうには危険が多いので、翻訳本は2冊以上読むようにしています。
もちろん2冊目はお値段が安い文庫本か、図書館で借りてきて、あるいはその反対も。
今回のように2冊目(正確には3冊目?)も、外側に惹かれるのは例外です^^;




お気に入りの装丁の本と美味しいお菓子・・・至福の時です ♥
そして、懲りずに柴田翔訳が欲しいかも^^;



本読みが始まると、なかなかPCの時間が取れなくて・・・
ご訪問のコメントができずにいるご無礼をどうぞお許しくださいませ~<(_ _)>



そろそろ目がショボショボしてきましたので、読書も程々にしませんと今度は眼科のお世話になりそうです(苦笑)







                           
                                 ozさん
















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フュルステンベルクのカップ&ソーサー

2012-06-02 09:36:36 | お気に入り

先々週の事になるのですが、一緒に出かける約束をしていたのに急にお仕事が入りお客様と那須まで出かけてしまった夫。
申し訳なく思ったのか、素敵なお土産を持って帰って来ました。





万世のハンバーグ♪



ではなくて・・・(ま、これも良いですけどね


こちら




フュルステンベルクのコーヒーカップ。

ドイツではマイセンの次くらいに古い窯なのですが、日本では展示会など以外にはあまり見かけません。

那須にあるメゾン・ド・マルシェという輸入家具店(神戸が本店)のオーナーが直接買い付けて来たそうで
夫も、一目見るなり、いいなぁ~と思い、連れ帰ったそうです。


こんなお土産があるなら、急なお仕事大歓迎です~(*^^)v

この翌週に、アンディー&ウィリアムスボタニックガーデンに行ってきました。






                           
                                 ozさん

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