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水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

もう一つの基準

2020年07月15日 | 学年だよりなど
  3学年だより「もう一つの基準」


 「自分を成長させられそうかどうか」という基準を、柔らかく言い換えるなら、「モテそうかどうか」になるだろう。
 自らの選択に迷ったとき、成長するのがどっちかわかりにくければ、「モテそうなのはどっちか」と考えてみる。「どっちがカッコいいか」でもいい。
 もちろん、その選択が正しいとはかぎらないし、男子は勘違いすると言われることもある。
 しかし、ひとつの基準として重要な目安にはなるはずだ。
 何らかの岐路に立ったとき、どっちをとるのがカッコいいか、モテそうか。
 女子は安全志向を求めるから、きっと無理しない方が喜ばれるのではないかと思う人もいるかもしれないし、そういう場合もあるだろう。
 ただ、世間でモテている方の実例や、映画や小説、過去の偉人達を見聞するかぎりにおいては、どうもチャレンジする系の方がモテているようだ。
 結果よりも、チャレンジするというその姿勢に重きが置かれているようにさえ思える。
 「勝負やけ」という言葉がある。
 チャレンジを避けて避けて何年も過ごした人と、「よしいくぞ」とチャレンジする経験を重ねた人とでは、顔つきにずいぶん差が生じる。
 戦いに挑んできた結果、どこかしら凄みを増し、それでいて瞳に寂しさをたたえているような味わい深い男の顔を、昔の人は「勝負やけしている」と形容した。
 「斬った張った」の時代では今はないが、いろんな局面で逃げずに立ち向かうかどうかは、やはり顔つきを変えていく。
 受験、部活といった短いスパンの勝負でも、その変化を感じさせる先輩達を見てきた。
 モテそうかどうかの基準で考えたとき、たとえば浪人か現役かとか、偏差値がどれくらいとか、大学名とかは、たしかに少しは影響するだろう。
 しかし、結果として何を手にしたか以上に、どんな姿勢で生きているかの方がポイントは高いのではないか(ここは、本当に推測でもうしわけないのだが)。
 科学的に言うと、チャレンジしている時には、テストステロンが分泌する。
 男性ホルモンの代名詞テストステロンは、骨格や筋肉をたくましくしたり、やる気に満ちあふれさせたり、男らしさを生み出す最も重要なホルモンだ。
 集中力や学習能力も高め、ストレスに強くなる体質をつくる。
 精神を安定させ、生活習慣病のリスクを下げる。
 健康で、仕事ができて、やさしい笑顔のヤツがいたら、モテ度は高そうではないか。
 真逆の場合だと、さすがにちょっと厳しい気がする。
 土曜日に話したように、人生はベースとして思い通りにはならないものだ。
 思い通りにならないときに、いつまでもぶちぶち文句を言ってる人と、「じゃあ、こうしよう」とか「ちょうどよかった」とさえ思ってプランBに向かえる人とでは、モテ度に差はうまれる。
 テストステロンを増やすには、適度な運動、食事、睡眠、ポジティブな考え方を持つなどいろいろ方法があるが、なんといってもチャレンジする姿勢だ。
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