水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

勉強大好き芸人

2018年06月22日 | 学年だよりなど

     学年だより「勉強大好き芸人」

  
 アメトークの「勉強大好き芸人」という企画は、非常にためになる(なんらかの方法で観てみるといい)。高学歴の芸人さんたちが、自分の経験をふまえて勉強法を語っていて、どの話も納得出来るものばかりだ。
 なかでも、オリエンタルラジオのあっちゃん(中田敦彦)は、その後、勉強法の本(『大合格』KADOKAWA)まで出版してしまった。(思えば、オリエンタルラジオが「翔鷺祭お笑いライブ」に登場したのは15年ほども前になる。本当にデビュー間もない頃で、10分の持ち時間さえいっぱいいっぱいだったが、まさかこんなになるなんて。当時東高に来た芸人さんたちは、みな直後にビッグになっていった。爆笑問題、タカアンドトシ、品川庄司、ロバート、インパルス、渡辺直美 … 。)
 「ノートをとることに集中しすぎるな」と言うのはフルーツポンチの村上さんだ。
 黒板をきれいにうつすことに力を注ぐのではなく、むしろ黒板に書いてないことをメモるべきだという。
 あっちゃんも、ノートの右側には「先生の大事な発言」を、左側に「黒板に書いてあること」を書くべきだと述べている。
 番組のなかで、ロザン宇治原さんと、パンサー尾形さんが、世界史の授業を30分受けて、ノートの取り方がどう違うのかを見るという企画があった。
 実際にどう違うのか、「アメトーク」のホームページ(http://www.tv-asahi.co.jp/ametalk/news/0033/)に現物があがっている。
 パンサー尾形さんのノートはカラフルで見やすい。ぱっと見では、このノートを書いている人は、そこそこお勉強ができるのではないかと感じるかもしれない。
 それに比べて、宇治原さんのノートは地味だ。


 ~ ロザンの宇治原さんは、授業を聞くことに専念し、色ペンを使わず黒一色のノートで、先生が口頭で言ったことはナナメにメモして区別する、というノートの取り方をしていらっしゃいました。黒板に書いていないけど、先生が途中で言ったことは、※印をつけて、わざとナナメに書いて区別する、という工夫は初めて知りましたが、これいいですね!
 このメモを書かないと意味が分からないところがあるし、黒板に書いたことだけ、そのまま丸写ししても、後から見返して意味が分からないことがある。
 黒板をうつすのを最優先にしがちだけれど、黒板は主役ではなく、授業の補助でしかない。
 黒板がすべてなら、黒板=教科書、ということになるけど、教科書は本として別にあるわけで、教科書を丸写ししても、時間の効率が悪い。
 黒板は、先生の伝えたいことの要点や補足でしかないと思います。 (木村美紀メルマガ「木村美紀が明かす家庭教育の秘策」) ~


 ノートは何のためにあるのか。そもそも授業とは何のためにあるのか。
 教壇からみなさんを見ていて、そんな疑問を抱いてしまうことがある。
 ノートを見返してみたとき、自分の努力が正しい方向に発揮されていると思えるだろうか。

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