goo blog サービス終了のお知らせ 

水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

アンサンブルコンテスト

2019年12月16日 | 日々のあれこれ
埼玉県アンサンブルコンテスト県大会

  会場 久喜総合文化会館

  日時 12月16日(月)3番 10:26演奏

  曲目 打楽器八重奏 金田真一作曲「ソナチネ」


 銅賞をいただきました。ありがとうございました!!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なぜ勉強するか(2)

2019年12月16日 | 学年だよりなど
2学年だより「なぜ勉強するか(2)」


 ふつうに生きていく分には大きな不自由を感じない国に、われわれは暮らしている。うかつに勉強などしない方が、本当は幸せな人生を過ごせるのかもしれない。しかし、人は心のどこかに「もっと知りたい」という思いを眠らせている。その思いこそが人を人たらしめてきた。
 今みなさんが取り組んでいる勉強の内容が、純粋に大学や就職の「手段」としてのみ存在するものであるなら、こんなに長く存在し得ただろうか。大学で行われている学問研究のほとんどは、人の暮らしに直接は役に立たない。iPS細胞やリチウム電池のように、人間の生活を一変させる大発見・大発明はそうそうもたらされるものではない。文系の学問などなくなったところで、それでご飯を食べている人以外には誰も困らないだろう。
 それを言い出したら、スポーツや芸術も同じだ。生命を維持するために必須のものではない。でも映画も音楽もラグビーも五輪もない世界が、人が人として生きていく場所といえるだろうか。


~ 試験に受かることはプロセスのようなもので、勉強をする目的は自分の知識や知的体験を増やすことだ、そして「人生とは何かを学ぶもの」だと思っていました。それには、ある程度幅広く、それでいて系統立てて学問を学んでいく必要があると考えたのです。
 例えば哲学を学ぶにしても、科学や数学をある程度分かっていないといけない。科学と宗教はどこでどのように分かれたのかという過程の中にも哲学はある。哲学を考える上で、言葉ではあいまいになってしまうことを数式で表現する中で数学は生まれました。多様な視点がないと、教養が深くなっていかないのだと知りました。
 医学をやるにしても同じで、哲学や自然科学や、さまざまな学問領域に精通していないと、病気や患者さんの背景を深く理解することができないと思うのです。
 受かる勉強をすればいい、ということだけでなく、勉強することで人生が豊かになり、物事に精通していく過程を楽しめれば、学ぶ意欲もわきます。
 いろいろなことを知っていれば、一つの情報に触れたときに、様々な角度から理解し、反応することができる。自分もそうなりたいと切実に思ったことが、勉強をするモチベーションになりました。その気持ちは今も変わりません。幼少期は大嫌いだった勉強ですが、今では「人生を豊かにするもの」として捉えています。だから僕は、これからも勉強をし続けたいと思っています。 (石井洋介『19歳で人工肛門、偏差値30の僕が医師になって考えたこと』PHP) ~


 今の勉強をたんなる「手段」とみなすのは、もったいない。せっかく貴重な時間を費やすのだから、人間的教養を高めるための土台として取り組んでみたらどうだろう。
 ただし英語だけは、教養うんぬんではなく、みなさんが今後生きていくうえでmustの知識というか、必須の技能であることは間違いない。車の免許とか何かの資格とかの一切に超越して、第一優先で身につけるべきものだ。そして四技能を意識するのは当然とはいえ、まずはセンター試験(共通テスト)レベルは余裕で満点近くとれる基礎をはやく身につけよう。それが土台だ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする