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水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

習慣化(2)

2019年10月29日 | 学年だよりなど
2学年だより「習慣化(2)」


「部活の練習でクタクタになって帰ってきても、
 眠る前に数学の問題を一問だけ解く
 合宿や遠征や大会で家に遅く帰ってきても
 眠る前に英単語5個覚える、歴史の年号を確認する」
 少しでもやっておかないと気持ち悪くて眠れない身体になっている人は、必ず志望校に合格すると桜木理事長は言う。
 定期試験の部活休み期間に、身体を動かしてなくてなんかすっきりしないなという感覚になる人は、けっこういるのではないか。
 外を少し走っておこうとか、寝る前に腹筋だけしようとかなる人が。
 勉強もそれと同じ状態になってはじめて「習慣化」できたという。
 ぎゃくに力の入れ方に波があるタイプは、結果が出にくいという。
昨日は部活が休みだったから、3時間勉強できた、今日は一日ゲームしよう!
 今週は忙しくて勉強が手につかなかったから、土日にすべてやろう!
 こういう感覚の人は結果として、成績が伸びない。
 運動に置き換えれば、みなさんはむしろ完璧に理解できるのではないだろうか。
 みなさんは、4、5年先には、もう就職活動を開始することになる。
「在籍する大学で扱いに差があるなあ」という感覚を抱く日も、きっとあるだろう。
「大学名が大事ではない」「学歴差別はあってはいけない」という人もいるが、現実は甘くない。
 しかし、それはいわれのない「差別」ではない。
 採用する側からすれば、根拠のある観点だ。
 社会人になって日々の業務をつつがなくこなせる能力と、勉強する習慣を持っているかどうかの相関関係がきわめて高いからだ。
 それほど有名でない大学から、誰もがうらやむような就活の結果を手に入れた人は、大学に入ってから地道に努力する体質になれたということだろう。
 特殊な能力や天分を持つ人は、大学を中退しても、大学に行ってなくてさえ、引く手あまただ。
 しかし、自分はそこまでの天分は持たないと思うならば、毎日少しずつ努力することを習慣化しておこう。
 その体質こそが、人生における有効な武器になる。
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