水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

2月15日

2013年02月15日 | 学年だよりなど

 登校して午前中だけ練習し、翌日の打ち合わせ。学年だよりを書き、メールの処理、おみやげの分配など。


 学年だより「レベル上げ」

 スキー実習、おつかれさまでした。
 全体的に天候に恵まれ、みなさんが意欲的に取り組んでくれたおかげで、いい実習になったと思う。思うように上達できなかった人もいるかもしれないが、まずは取り組んだことが大切だ。
 一年生みんなで寝食をともにしたことで、話したことはないけど川東の同学年だとは識別できる、というような相手も増えただろう。
 漠然と身内感覚を持てる仲間の存在は、これからのみなさんの高校生活の支えになる。今回の経験を大事にしてほしい。
 さあ次は、すぐに訪れる学年末試験に向けてがんばっていこう。
 そろそろ耳にタコができつつあるとは思うが、日々の授業に取り組むことが、センター試験に向けての受験勉強だ。
 3年になってから「そろそろ受験を意識して勉強し始めよう」、というような発想をする人は、その時点で相当おくれをとっている。
 まして、みなさんが行きたい大学は、中高一貫で勉強をはじめている学校や、部活はやらずに毎日8時間授業をやっている学校の生徒さん方がライバルだ。
 みなさんにも、そういう選択肢はあった。
 そして、みんなはこっちを選んだ。
 勉強も、勉強以外もがんばろうという道を自分で選んだ。
 自分で選んだことに対して責任をもたなかったら、この先何事かをなしとげるなんて無理だ。
 やるべきことは頑張る、やらざるを得ないことはきちんとこなしていくという体質に自分をかえていくのが、今の生活の目的だと言える。
 マンガ『ガキ教室』の片岡晶先生は、「なんで数学ってやんなきゃいけないんですかね?」と中1の生徒に問われてこう答える。


 ~「人生をRPGにたとえると …
   小学生の勉強なんて やれて当たり前 みんなのレベルも大差なし …  
   中学校の勉強ってのはレベル上げだな。
   中学でレベルあげできたヤツは その後の人生そう悪くない
   どんなモンスターが現れても なんとか闘えるぞ
   一方レベル上げできなかったヤツは 
   モンスターだらけの森ん中を パン一でブラつくよーなもんだ
   勉強するしないはみんな次第だけど 
   やっぱり勉強は やっておいた方がいーんじゃないかなとは思うな …
   単純に勉強できるとモテるしな オレみたいに 」 (小沢としお『ガキ教室』秋田書店) ~


 人としてレベルを上げていくために最も有効な手段は、学校生活をがんばることにつきる。

コメント
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