魔法庁の二階の角にある休憩スペースで、七色星ネクターを飲みながらうたた寝していたら、年寄りのくたびれたブリキ・ロボットがやってきた。
独り言をつぶやきながら、窓にかかっていたロール・スクリーンを勝手に全部引き上げて、汚れたバッテリー・パックの中からおもむろに何か得体の知れない食べ物を取り出し、むしゃむしゃ食べ始めた。
食べている時もずっと外を見ながら、独り言をつぶやいている。ウルサイナ~と思っていたら突然ロボットの動きが止まり、静かになった。
ブリキ・ロボットの目には青々と波打つ月のさとうきび畑が映っていた。
作;辻林圭
独り言をつぶやきながら、窓にかかっていたロール・スクリーンを勝手に全部引き上げて、汚れたバッテリー・パックの中からおもむろに何か得体の知れない食べ物を取り出し、むしゃむしゃ食べ始めた。
食べている時もずっと外を見ながら、独り言をつぶやいている。ウルサイナ~と思っていたら突然ロボットの動きが止まり、静かになった。
ブリキ・ロボットの目には青々と波打つ月のさとうきび畑が映っていた。
作;辻林圭
淡雪、地吹雪、
調子が狂った笛の音、
風がはらみ、
卵が産み落とされる、
何かが剥がされ、
人はますますかぼそく、
小さくなっていく
作;辻林圭
@さむい季節がついにきましたねえ~・・・風邪ひかないように気をつけましょ。