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 巷間の話題をだらだら論評。

巨人は補強戦略に一貫性を欠いている。

2007-01-09 22:49:09 | Weblog
FA制度が実施された93年以降、巨人は豊富な資金力にものを言わせ各球団の主力を
かき集めた。99年オフに移籍した工藤も、そうして獲得した一人だ。しかし、同じように
FAで移籍した落合(現中日監督)、清原(現オリックス)、江藤(現西武)は、巨人で
野球人生を全うすることなく、力の衰えとともに他球団へと移籍を余儀なくされた。
そして今、工藤も彼らに続いた。

昨季の工藤は13試合登板して3勝2敗、防御率4.50と不振に終わり、プロテクト枠から
外れたてもおかしくない成績だった。巨人の清武球団代表は「苦渋の決断」と話したが、
戦力強化のためにはメンツにこだわっていられない、球団の強い危機感も透けて見える。

もっとも、金に飽かしてFA選手を獲得したあげく、あたかも使い捨てするような巨人の
手法はファンの反発を呼び、人気の低迷の一因となっている気がしてならない。昨年の
試合中継の視聴率は9.6%と2ケタを割り込み、主催試合の観客動員数も減る
深刻ぶりだ。

清武代表は会見で、工藤をプロテクトから外した理由を「チームは再建に向けて急激な
若返りの最中」「今年は血の入れ替えを断行している最中で、そういう意思が私にも、
現場にもあった」と説明した。しかし一方で、小笠原、門倉をFAで獲得するなど、
補強戦略も一貫性を欠いているようにも思える。

http://www.mainichi-msn.co.jp/sports/pro/news/20070110k0000m050117000c.html

※関連
【野球】巨人・清武代表が「工藤横浜入り」報道先行で遺憾の意「工藤選手本人も多少戸惑っていた」
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1168340981/
【野球】横浜が巨人・門倉健投手の人的補償として工藤公康投手を指名したと発表
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1168323340/

一貫性がない時点で戦略じゃないねん。どう考えても行き当たりばったり。そのうえ、取った選手の大半は評判倒れ。12球団の中でもはずれ率は相当高いのでは??結局、FA制度もドラフト改革も実は巨人にとってよい結果をもたらしたとは言えまい。