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 巷間の話題をだらだら論評。

24時間TVマラソンで衝撃映像「TV局の横暴が垣間見えた」

2006-09-02 03:25:42 | Weblog
視聴率が歴代2位で大成功に終わったかに見えた日本テレビ系の「24時間テレビ」に、
ブーイングが起きている。「絆」をテーマにしていたくせに、とんでもない“非道”が
TV画面に映し出されていたからだ。

問題のシーンは過去にもさまざまな疑惑で物議をかもした「100キロマラソン」で起きた。

走者のお笑いコンビ「アンガールズ」がゴールの武道館まで18.54キロ地点に
差しかかったときのことだ。

沿道で応援していたお年寄り風の女性が、アンガールズを励まそうとしたのか、2人の腕に
ポンと手を触れた。すると、後方から走ってきた黄色い服のスタッフらしき男性が女性に
詰めより、「触るな!」と一喝したのである。

すさまじい声で、マイクが音を拾っていた。このシーンはすぐにネット上にアップされ、
大騒ぎになっている。

日本テレビ総合広報部は「複数のスタッフが先導・伴走しランナーを保護しており、
応援は声援だけにして身体には触れないでいただきたいと先導スタッフから沿道の皆さんに
お願いしながら実施していた」としたうえで、こう釈明した。

「ランナーに触れた方に『触らないで』と注意したものでありますが、とっさの出来事でもあり、
配慮に欠けたところもありました。当該スタッフに対しては注意をいたしました」

画面ではお涙ちょうだいをやっていたが、TV局の横暴が垣間見えた。公道のロケなのに、
何をカン違いしているのか。「絆」が聞いて呆れるシーンだった。
【2006年8月29日掲載記事】
http://news.www.infoseek.co.jp/entertainment/story/01gendainet07020829/

TV局の作り出した感動の裏側なんて案外こんなもんだろうなあ・・・。というか、昔のように視聴者が従順でないというか。ネットという武器を大衆が手に入れた現在、TV局の製作過程での安直な姿勢は許されなくなりつつある。