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 巷間の話題をだらだら論評。

】「編集技術の進歩がTVをつまらなくした」「TVを見るのは負け組、貧乏人」…大橋巨泉大いに語る。

2006-01-30 23:07:43 | Weblog
金持ち、勝ち組、インテリはテレビなんか見なくなった - 大橋巨泉

――最近のバラエティー番組を見て感想は?

大橋 僕なんかが今のテレビを見ると、何でこんな番組を作るんだろうなと思っちゃう。

大橋 1つの原因は、編集技術の大進歩です。僕がテレビにかかわり始めた1950年代後半から
   60年代は、編集というのはまず不可能だった。「11PM」も初期は毎晩すべて生放送でした。

 69年から71年までやった「巨泉・前武 ゲバゲバ90分」は、VTRはあったけど、編集は簡単には
できなかった。どうしても編集したいと思ったら、台詞とかバックの音楽を頼りに、はさみを入れて
テープでつなぐ名人芸が必要だったわけですよ。

 ところが、80年代に入ると、モニターを見ながら切れるようになった。それで、ディレクターは
いいとこ取りをするようになったわけです。

 (中略)編集できるようになると、まずディレクターにメリットがある。彼らは自分の思うように、まるで
映画監督のように番組を作れるわけですから。そして、タレントにとってもメリットなのは、放送
禁止用語などを気にしないで言いたいことを言って、後でディレクターに切ってもらえる安心感
ですね。

 だから、いろいろな番組に同じようなタレントが出るわけですよ。スタジオからスタジオへ、
はしごですよね、あの連中は。1日3本、4本、こっち行ったりあっち行ったりして、それを
ディレクターがちょん切るわけ。(以下略)

詳しくは 日経ビジネスEXPRESS
http://nb.nikkeibp.co.jp/free/tvwars/interview/20060127005218.shtml をご覧下さい


ディレクターズカットが問題??まあ、ここ最近(いや昔から?)テレビの質が低下しているのは無理もないところ。だいたい、内輪ネタでさほど面白くないものを同じ人があちこちで演じているだけなのだから面白いはずがない。もっと程度の高いものをやって欲しいところだが見ている人のレベルも高くないだろうから、質があがるはずもない?