ニュース斜め読み

 巷間の話題をだらだら論評。

勝者なき大みそか格闘技、紅白に完敗

2006-01-04 00:01:17 | Weblog
大みそか格闘技が紅白に負けた。大みそかのテレビ平均視聴率が2日、ビデオリサーチから発表され、
2年ぶりに40%台を回復した紅白歌合戦に対し、フジテレビ「PRIDE男祭り」が17・0%、
TBS「K-1 Dynamite!!」が14・8%とともに前年より数字を落とした。PRIDEの
小川対吉田、K-1の曙対ボビーなど、注目カードをそろえたが数字的には完敗。両団体がカード編成など
お互いを意識しすぎ、数字を食い合う結果になった。
 大みそか格闘技決戦に勝者はいなかった。PRIDE男祭りが初めてK-1 Dynamite!!に
視聴率では上回った。しかし、数字はともに昨年を下回った。合計視聴率も3年間で最低。2年ぶりに
40%台を回復した「紅白…」との差は11・1%と2ケタ差まで広がった。
 男祭りは元柔道王の小川-吉田という黄金対決で勝負をかけた。若者に人気の俳優・金子賢の試合も
用意した。K-1も曙、サップ、魔裟斗、山本といった人気選手に加えて、ロック歌手・矢沢永吉の
ミニコンサートまで開いた。だが前年を上回る豪華な顔触れは、数字に反映されなかった。
 K-1の谷川貞治イベントプロデューサー(44)は「相乗効果で格闘技が紅白を上回ればと思っていたが、
TBS対フジテレビの戦いになってしまった面があった」と分析する。「打倒紅白」が目標だったが、
今回は両団体がお互いを強く意識しすぎて、好カードを食い合う形になった。
 ともに試合開始直前に試合順を発表。序盤からメーン級の顔を投入した。午後9時放送開始のK-1は
サップ-武蔵でスタート。佳境を迎えていた男祭りと、お茶の間の格闘技ファンの奪い合いになった。
そして終盤には吉田-小川戦と曙対ボビーの目玉カードが重なった。結果的にはこの重複が響いた。
 もっともプラス材料も見えた。男祭りは午後6時から11時まで5時間も16%以上の平均視聴率を維持した。
「3部構成にした作戦通り。まんべんない数字は大みそか格闘技がコンセプトを確立した証拠」と、
PRIDEを運営するDSEの榊原社長。谷川プロデューサーも「今回の結果をふまえて対応策を考えたい」。
今年の年末も紅白を含めた三つどもえの戦いが続く。

http://www.nikkansports.com/ns/battle/p-bt-tp0-060103-0006.html

紅白も芸のない番組になりつつあるが(というか多様化する顧客の趣向を捉え切れていない)、K1・PRIDEともにすでに飽きてきたかなと・・・。そもそも金子賢みたいなタレントが簡単に出られてしまう総合格闘技ってどうなんだ??プロに徹しないと数年で陳腐化するのもやむなしだろ。